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「サービス残業」を英語で?外国人の方に日本のことを説明する英語フレーズ

皆さんは海外での働き方にどのようなイメージを持っていますか?

短い労働時間、何週間ものバカンスなど、ゆとりのある勤務形態の話を耳にすることもしばしば。

一方で、私たち日本では働き方改革に代表されるように、長時間労働が社会問題となっています。

このように日本と海外の働き方には違いがあります。

そのことを前提に、外国人の方に日本のことを説明する表現を紹介します。

サービス残業をテーマにして、「日本にはサービス残業に苦しんでいる人が多い」と説明してみましょう。

英語にサービス残業という名詞はある?

今回の表現は「日本にはサービス残業に苦しんでいる人が多い」です。

これをどのように表現すればいいのでしょうか。

まず「サービス残業」をなんと言えばいいのか悩んでしまう人が多いのではないでしょうか。

実際のところ、日本語と同じ意味を一言で表す英語の名詞は存在しません。

では、なぜ存在しないのでしょう?

serviceの意味の誤解

日本語ではよく無料や値引きの意味で使われることが多いサービスという単語。

例えば、「無料サンプルを差し上げます」、「無料で交換してもらう」など、日本ではサービス=お金を払わず与えてもらえるものというイメージが強いのではないでしょうか。

しかし、英和辞書を引いてみると、英語のserviceには他人に対する奉仕、功績、公共事業などの意味があります。

つまり、日本語で言うような無料というニュアンスではserviceという単語を使わないのです。

前述の無料サンプルについて英語の例文をあげると、以下のような表現になります。

無料サンプルを差し上げます。

We present that sample for free. 

故障したカメラを無料で交換してもらえたよ。

They replaced my broken camera at no extra charge/cost.

ご覧のように、サービスという単語は使いません。

つまり、単純にサービスと残業を英訳すればよい、ということではないのです。

このような表現を英語に訳し外国人に理解してもらうのは難しそうに思えるかもしれません。

でも大丈夫です。 サービス残業というものがどのような働き方なのか、ひも解いていくと簡単に表現できます。

まずは、冒頭から例文を作ってみよう

「日本にはサービス残業に苦しんでいる人が多い」の冒頭から文章を作っていきましょう。

日本では従業員として働く人全員が苦しんでいる訳ではない。

けれども、大多数は苦しんでいる。という事実を踏まえて、

主語はMany people

にしましょう。

海外で現地の人に日本人のことを説明するのであれば、

Many people in Japan

日本国内で外国人に説明するのであれば、

Many people here in Japan

と始めるといいでしょう。

hereを入れることによって、ここでということが強調されます。

残業に苦しむ日本人というニュアンス

ただ、サービス残業をしているというのを言い表したいのですから、サービス残業を表現しなくてはいけません。

サービス残業はどういう残業かと言うと、契約時間外にお金をもらわず超過勤務して働くことです。

これを、 without pay = お金を支払われないで、手当なしで、

と表現します。

多くの人がサービス残業をしなければならないんですと言うと、苦しんでいる状態がすごく伝わりますね。

さて、動詞はどうしましょう。

基本的にwork overtime(残業をする) と言うときは、

義務を意味するhave toを使うとことが多いです。

なぜかと言うと、好んで残業している人はあまりいないからです。

ですので、 have to work overtime

というだけで、ちょっと嫌なことをしている、苦しんでいる、というニュアンスが伝わると思います。

これらの表現をつなげて、

Many people here in Japan have to work overtime without pay. と言うと、

サービス残業に苦しんでいる人が日本には多いです。という表現になります。

まとめ

今回のサービス(service)のように、カタカナ英語であっても、英語には同義の単語は存在しないという場合もあります。

他の国ではあまりないかもしれないサービス残業を外国人に伝えるためには、まず言葉の意味を考えましょう。

そして、日本語で聞いた場合にイメージするニュアンスが伝わる英語を選びましょう。

お金がもらえないからwithout pay、好んで残業する人はあまりいないからhave to、といったようにニュアンスを加えることで英文が生きてきます。

このような英文の作り方は、普段の英会話でも応用できますね。

気持ちを込めて生きた表現になるように心がけましょう。

動画でおさらい

「サービス残業」を英語で?外国人の方に日本のことを説明する英語フレーズを、もう一度、動画でおさらいしてみましょう。







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