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小さいはどっち?「Small」と「Little」の違い。ネイティブの使い分け

small little のニュアンスの違いについて。

あなたは small と little の違いをご存知ですか?

どちらも「小さい」という意味なのですが、微妙にニュアンスが違います。

さまざまな使い分けやニュアンスの違いがありますので、今回は比較しながら紹介します。

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微妙なニュアンスの違い。どう使い分ける?


small little の違いについて説明します。

先ほど触れたとおり、
small

little のニュアンスは微妙に違っています。

small(スモール) と little(リトル) は、両方とも日本語に訳すと「小さい」という意味なのですが、ネイティブはこの二つの単語を使い分けています。

どのような使い分けをしているのか、今回は例をあげながら詳しく説明します。

まずは辞書を引いてみると、 small は「小さい」のほかに、「小型の」「狭い」「少ない」「わずかな」といった意味があると出てきます。

一方、 little は「小さい」のほかに、「若い」「かわいらしい」「つまらない」「短い」「わずかな」といった意味が出てきます。

この微妙な違いをまずは単語でおさえておきましょう。

「small」の使い方。サイズの事は「small」?

更に詳しく説明すると、いろいろな状況で使い分けがされています。

今回は、一般的にどのような点が違うのかについてを見ていきましょう。

small little は、どのように使い分けされているのかというと、 small はサイズを表す時に使うことが多いです。

よく big

large (大きい)の

反対語として使われることがあります。

また、ファーストフード店で注文するときに「Sサイズをください。」と言いますよね?

ご存知の方がほとんどだと思いますが、このSは small を指します。

なので、単純にサイズのことを言う場合は small を使うのが良いでしょう。

建物や部屋の大きさが小さい場合は、
a small building / room

なりますし、先ほどの食べ物や飲み物の量が一番少ない場合は、 small を使います。

他には、友人と内緒話をするときに小声で話す際にも

彼女は小声で話した。
She spoke in a small voice.

となります。

余談ですが、日本語でよく「慎ましい」という表現をするかと思いますが、その場合も
in a small way

(ささやかに、慎ましい)と言います。

littleはサイズだけでなく、感情も伴う表現

そして、 little も、当然サイズのことを言うのですが、それにプラスして、「それに伴う感情」も込められているケースが多いです。

例文を使って詳しく触れていきます。

小さい犬を見た。
I saw a small dog.

I saw a little dog.

上記の二つのセンテンスを直訳すると、両方とも「小さい犬を見た」という意味になりますね。

しかし、微妙にニュアンスが違います。

I saw a small dog. は、先ほど説明したとおり、単純にサイズが小さいものだという意味です。

そして、 I saw a little dog. と言うと、当然サイズのことも言っているのですが、それに伴う感情が入ります。

例えば、 I saw a little dog. の little には、
実は cute

poor という

隠れたニュアンスが含まれます。

つまり、犬を「小さくて可愛い」もしくは「小さくてかわいそう」と思う感情です。

I saw a cute little dog.

という風に思っているかもしれないですし、
I saw a poor little dog.

思っているかもしれません。

従って、「小さい」というサイズを抜かせば、 I saw a cute dog.I saw a poor dog. という言い換えが可能です。

また、単語で比較した際には「若い」という意味もあると説明しました。

もちろん本来「若い」という単語をきいて思いつくのは
young だと思いますが、

たとえば、年少の兄弟 / 姉妹を指すときに
my little brother / sister

というと弟 / 妹、そして
my least brother / sister というと、

末の弟 / 妹、つまり末っ子という意味になります。

little には、何か少し感情や思いが入っている感じがするという風に思ってみてください。

そうすれば、 small little の違いが、なんとなく分かっていただけるかと思います。

サイズについては、こちらの記事も参考になります

無意識に使い分けてる!?こんなときはどっち?

英会話教室などでふと、「あなたは英語ができますか?」と聞かれたとき、「少しだけ話せます。」と言いたい場合、あなたは smalllittle どちらを使いますか?

単語ではどちらも「わずかな」という意味を含みます。

ただ、よく習う答え方として「私は少しだけ英語を話せます。」と言うときに
I speak a little English.

無意識のうちに口をついて出てくると思います。

なぜ small ではなく little なのでしょうか。

実は、 small little には、主観的なときと客観的なときとでも使い分けができるんです。

「私は少しだけ英語を話せる。」というのは、主観ですよね?

先ほど例を挙げて説明した little にも「感情」という主観が入っています。

一方で、 small は単純に大きさや規模を表すときに使うので、客観的な、見たままを伝えるときに使います。

なので、 small =客観的、little =主観的と覚えておくのもいいでしょう。

応用編!どっちも使う!?「Little」の比較級・最上級

英語を勉強するとき、一緒に比較級や最上級も覚えてしまうことが多いですよね。

今回は、応用編として little の比較級と最上級を紹介します。

通常、比較級と最上級は
cute, cuter, cutest など

その単語の原級(例 cute)が変化していきますよね?

一方 little の場合の比較級は
less

最上級は least となり、

通常の比較級と最上級の変化とは違うという点を抑えておいてください。

例として、

私は彼よりも経験が少ない。
I have less experience than he.

となります。

less, least を使うときは「量・数の多さ」を表すときに使うと覚えておくといいですね。

こちらの英語記事も参考になります

日常会話で役立つ!「small」と「Little」を使った言い回し

日本語の日常会話で、「ちょっと小耳に挟んだんだけど…」「世間って狭いね!」という言葉を使う機会がありますね。

日本語独特の表現かな?と思われがちですが、この言い回しも、英語で smalllittle を使った表現が実はあります。

small には「狭い」という意味があることを思い出してください。

「世間って狭いね。」は
It’s a small world. と言います。

どこかで聞いたことがあるセンテンスですね。

little の場合は、
A little bird told me~.

「小耳に挟んだけど〜。」という意味になります。

ぜひネイティブとの会話の中で使ってみてください。

まとめ

small little は「小さい」という意味ですが、同じ小さいでも微妙にニュアンスが違うので、ニュアンスの違いを比較して紹介しました。

日本語では同じ「小さい」を表す単語同士なので、使い方を迷ってしまう方が多いのではないでしょうか。

「どっちも小さいって意味だけど、どう使い分けたらいいの?」と思ったときは、客観性と主観性の違い、また単純にサイズを指しているのか、感情が伴っているのかを考えてみてください。

その場に応じて使い分けてみると、ネイティブとの会話がより弾むのではないでしょうか。

また、話をしているときに「そういえば small little ってどう違うの?」「日本語では同じ「小さい」って表現することが多いんだけど。」と話題を投げかけてみるのも、お互いの言語の違いや文化の違いを知れて面白いかもしれません。

small little、この使い分けができると表現が豊かになりますので、ぜひ覚えてみてください。

動画でおさらい

もう一度、動画でおさらいしてみましょう。







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