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英語の副詞とは?入る位置は?限定と説明を覚えれば大丈夫!

「副詞」と聞くと難しく思うかもしれません。
しかし、普段英語を話す上で自然と副詞を使っているはずです。

副詞の入れる位置を覚えると、英語での表現の幅がより自然と広がります。

ここでは、副詞とは何か、副詞の位置について紹介します。

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副詞の役割とは?

「副詞って何?」と聞かれて、あなたは答えられますか?
「副詞」は簡単に言うと「名詞以外を修飾する」言葉。

名詞以外ということは、形容詞や動詞を修飾することができます。

副詞とは何か?


とても良い考え
very good idea

こちらで、副詞はどれかわかりますか?
very(副詞)good(形容詞)idea(名詞)となります。

ちなみに名詞を修飾できるのは形容詞。
この例では「good」という形容詞を「very」という副詞で修飾しています。

私は速く走ります
I run fast.

この場合、 I(主語)run(動詞)fast(副詞)で動詞の「run」を修飾しています。

このように、副詞を使うことで、より詳細な文章が作れるようになります。

副詞の文章のどこに入る?

副詞は文章のどこに入れれば良いのでしょうか?
文章のどこに入るかは、修飾する言葉を限定したいのか、説明したいのかで分かれます。

例えば、彼女はとてもテニスが上手だ
She can play tennis very well.

この文章には、副詞が2つ使われています。
「well」という副詞を修飾している「very」と、「very well」という副詞です。

「very」は修飾する言葉の前にあるので「well」を限定しており、「very well」は「play tennis」の後ろにあるので、説明していることになります。
「very」はただ上手なのではなく、「とてものレベルで上手」だと「well」を限定しています。

「very well」はただテニスをするのではなく、「テニスがとても上手なんですよ」と説明しています。

副詞を使って、「限定する」「説明する」ということを、少しはイメージできましたか?

修飾する言葉の前において限定する副詞

英語 副詞 使い方

修飾したい言葉の前に置く副詞で、よく使うのは「程度」「頻度」「確信の度合い」「文全体の評価や態度」を表す4種類です。

程度を表す副詞

彼女はとてもテニスが上手です
「She can play tennis very well.」

の中で「very」が程度の副詞になります。どれくらいのレベルで上手なのかを表しています。

よく使う程度を表す副詞には、下記のようなものがあります。


so(とっても)

too(~すぎ)

really(本当に)

absolutely(完全に)

quite(かなり)

a little(少し)

hardly(ほとんど~しない)

seriously(本気で)

perfectly(完全に)

程度を表す副詞は、動詞を修飾する場合は、一般動詞の前、be動詞の後、助動詞の後に置くのが一般的です。

頻度を表す副詞

私はいつもサッカーをします
「I always play soccer.」

の中で「always」が副詞。サッカーをするのはどれくらいの頻度か動詞を修飾しています。
よく使う頻度を表す副詞には、下記のようなものがあります。


almost(ほとんど)

always(いつも)

usually(普通に)

occasionally(時折)

often(しばしば)

rarely(滅多に~ない)

sometimes(時々)

generally(たいてい)

frequently(頻繁に)

never(決して~ない)

頻度を表す副詞も、程度を表す副詞と同様、一般動詞の前、be動詞の後、助動詞の後に置くのが一般的です。

ただし「monthly(毎月)」

など一定の頻度を表す副詞の場合は「毎月~する」などのように説明になるので、文末に置きます。

確信の度合いを表す副詞

私は絶対にその仕事を月曜日までに終わらせます。
「I will definitely finish the work by Monday.」

の中では、「definitely」が確信の度合いを表す副詞。
仕事を終わらせる確信がどれくらいなのかを表します。

よく使う確信の度合いを表す副詞には、下記のようなものがあります。

definitely(絶対に)

certainly(確かに)

surely(きっと)

probably(おそらく)

maybe(たぶん)

perhaps(たぶん)

possibly(もしかすると)

確信の度合いを表す副詞も、一般動詞の前、be動詞の後、助動詞の後に置くのが一般的です。

文全体の評価や態度を表す副詞

正直なところ、私はその男を信頼していません
「Honestly, I don’t trust that man.」

では、「Honestly」がその後の文全体を修飾しています。
文章全体を修飾するため、副詞の後に「コンマ(,)」をつけるのが一般的。

文章の頭に置き、文全体を修飾する評価を表す副詞には、下記のようなものがあります。


Luckily(幸運なことに)

Curiously(奇妙なことに)

Regretfully(残念なことに)

Obviously(あきらかに)

Stupidly(ばかげたことに)

Unfortunately(不幸なことに)

同じように文頭に置く、態度を表す副詞には下記のようなものがあります。

Frankly(率直なところ)

Truly(実をいえば)

Seriously(まじめな話)

Personally(個人的には)

To tell the truth(本当のことを言えば)

To be honest(正直に言えば)


これらの副詞は文頭に置くことで、後の文章全体を修飾しますが、文中で使うこともできます。
「seriously」は「本気で」という意味で程度の副詞でもあります。

このように、副詞が置く場所によって変わるものもあるので注意しましょう。

紹介した4つの意味の副詞は、修飾したい言葉の前に置き、修飾したい言葉を限定するものになります。

こんな英語表現もご紹介。
英文法「現在形」の使い方は4つ!「現在形」を使いこなそう

修飾する言葉の後において説明する副詞

英語 副詞 使い方

修飾したい言葉の後に置く副詞でよく使うのは、「時」「場所」「様態」を表す3種類です。

時を表す副詞

これは、頻度を表す副詞で少し触れましたが、一定期間を表す副詞は時を表す副詞になります。

私は彼に昨日会いました
「I met him yesterday.」

の場合「yesterday」が時を表す副詞になり、「会った」をいつ会ったのか修飾(説明)しています。
時を表す副詞には、下記のようなものがあります。

now(今)

today(今日)

tomorrow(明日)

tonight(今夜)

last night(昨夜)

next week(来週)

in winter(冬に)

on Monday(月曜日に)

at 8 o’clock(8時に)

ここで、注意したいのが、副詞は一単語と限らない点。
「in winter」のように「前置詞+名詞」で副詞になる場合があります。

これらの具体的な時を表す副詞は文の最後に置くの一般的です。

しかし、行動より時を強調したい場合には、文頭に置くこともできます。

昨日、私は彼に会った
「Yesterday, I met him.」

の場合、「彼に会った」ことより「昨日会った」ことを強調したい文章になります。

場所を表す副詞

私たちはそのレストランでランチをした
「We had lunch at the restaurant.」

の場合、「at the restaurant」が場所を表す副詞。
場所を表す副詞には、下記のようなものがあります。

here(ここに)

there(そこに)

down(下に)

home(わが家へ)

everywhere(どこでも)

abroad(海外へ)

in room(部屋に)

to the kitchen(キッチンへ)

場所を表す副詞も、時を表す副詞同様に「前置詞+名詞」のものがあります。
そして、文の最後に置き、場所を強調したい時は文頭に置かれることがあるのも同じです。

様態を表す副詞

彼は速く走る
「He runs fast.」

などのように、どのようにおこなわれたかその様態を表す副詞です。
「どのように」「どれくらい」を説明する副詞は、修飾する言葉の後ろに置きます。

ちなみに、時、場所、様態を表す副詞が、一つの文章の中に入る場合は、順番が決まっているので、覚えておいてください。

「様態⇒場所⇒時間」の順番が基本です。

彼女は昨日、学校で上手にピアノを弾いた
She played the piano well at school yesterday.

形容詞と似ている副詞

いくつかの副詞は、形容詞と似ているなと思われた方もいるでしょう。

例えば、
「kind(親切な)」

という形容詞と
「kindly(親切に)」

という副詞。

実は形容詞に「ly」が付いたら副詞になるという単語もあります。

形容詞と副詞の意味が同じ単語


slow(遅い)

slowly(遅く)

quick(速い)

quickly(速く)

sudden(突然な)

suddenly(突然に)

clean(きれいな)

cleanly(きれいに)

これらは、形容詞の語尾に「ly」を付けて副詞になり、意味も形容詞の時と変わらないものになります。

形容詞と副詞の意味が異なる単語

形容詞の語尾に「ly」を付けて、副詞にすると意味が異なる単語もあるので、ご注意ください。

多少意味が異なる単語

near(近く)

nearly(ほとんど)

close(接近して)

closely(綿密に)

意味が全く異なってしまう単語

hard(一生懸命に)

hardly(ほとんど~ない)

late(遅く)

lately(最近)

形容詞に「ly」を付けると副詞になるものは、多数ありますが意味が異なるものもあるので、注意してくださいね。
もう1つ注意して欲しいのが、「名詞の語尾にly」を付けたものです。

語尾が「ly」だと副詞と思いがちですが、名詞に「ly」を付けたものは形容詞になります。


friend(友達)(名詞)

⇒ friendly(友好的な)(形容詞)

month(月)(名詞)

⇒ monthly(毎月の)(形容詞)

まとめ

「副詞」について色々述べてきましたが、副詞について厳密に考えながら会話をする必要はありません。
副詞の置く場所については、実は会話をしているうちに自然と身についているということがほとんどです。

しかし、「限定する副詞は修飾する言葉の前」、「説明する副詞は修飾する言葉の後」と頭でもきちんと理解しておくと、より正しく覚えられるようになります。