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「lazy」のぜんぜん違う3つの意味と使い方

今回は、lazy

という単語の使い方について説明します。

lazyというと「怠け者」という意味で習った方が多いと思いますが、他にも意味があるということをご存知でしょうか?

lazyには3つの意味があります。それぞれの意味と使い方を、例文を用いてみていきましょう。

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怠けている

英語の授業などで、lazyの意味は「怠け者」と習った覚えがある方もいるのではないでしょうか。

しかし、lazyという単語を辞書で調べてみると、「怠けている」「やる気がない」という意味の形容詞です。

「怠け者」を英語にすると
a lazy person

lazyは形容詞なので、単体で「怠け者」という名詞にはなりません。

ただ、自然な日本語に訳そうとすると「怠け者」という意味になり、実際に「怠け者」と訳されることが多いです。

人に対してlazyを使う場合、ネガティブなニュアンスになります。

あいつ本当に怠け者だよね。
例文① He’s so lazy.

このような文章を作ることができます。

もちろん文法としては、何も問題はありません。

また、自分が何かをするのが面倒な時や、眠くてシャワーも浴びたくない場合は、

シャワーをあびるのめんどくさい。
I’m too lazy to shower.

と表現します。

lazyは「怠けている」「やる気がない」という意味の形容詞なので、必ずlazyの前にbe動詞が入ります。

I’m too lazyは自分自身のことを言っているので、amが使われていますね。

何をするのが面倒なのかはto shower、 to+動詞の形で表現できます。

showerは名詞で使われることが多いですが、この例では「シャワーを浴びる」という動詞になります。

あまり人のことを言いたくはありませんが、友だちやお子さまに対して、こう言いたくなることはありませんか?

夏休みが終わる直前でさえ、彼は怠け者で宿題をやらない。
He is too lazy to do his homework even right before the summer break ends.

時代が変わっても、夏休み宿題問題は永遠の課題でしょうか…。

時間に対して使うlazyの表現

次に、時間に対してlazyを使う場合をみていきましょう。

例文② Ah, another lazy day.

このlazy「暇」と訳します。

another lazy day.の意味をよく考えてみるとわかります。

何もすることがない日=怠けているというわけではありません。

することがないから何もしていないだけで、怠けているのとは違います。

「暇」だから「怠け者」になるというのは発想として少しおかしいですよね。

another lazy day.は、「ああ、今日もまた暇だな」と言うときの表現です。

「暇」という意味やニュアンスを知らずに「怠けた日」と訳してしまうと、ネガティブな英語フレーズになってしまいますので、注意しましょう。

「のんびり」

もう1つ例文を紹介します。

例文③ I spent a lazy afternoon reading a book.

I spent a lazy afternoonを「怠けた午後を費やした、時間を過ごした」と直訳したくなってしまうかもしれません。

ですが、a lazy afternoonは「怠けた」ではなく「のんびり」というニュアンスです。

ネイティブは、何もしないで、「ああ、なんかいい感じだな」という時にlazy afternoonを使って表現することがあります。

reading a book.(本を読んでいた)という表現を加えて全体を訳すと、「本を読んでのんびり午後を過ごしました。」となります。

他にも、
lazy white clouds

という英語フレーズは、「ゆっくり流れる白い雲」という意味です。

もちろん、怠けている雲という意味ではありません。

「怠け者」の意味だけしか知らないと、会話の意味が把握できなくなってしまいます。

物に対してlazyを使う場合も、時間同様、ポジティブなニュアンスになると覚えておきましょう。

使い方、使う場面に要注意

lazyは使い方によってはスラング的なニュアンスになってしまうので、注意が必要です。

いくつかの表現を紹介します。

lazy eye


「弱視」という意味ですが、

医学用語ではamblyopia

と言います。

あいつは何も見えてない=頭が悪いというスラング的なニュアンスで使われることがあるので、使わない方がよいです。

「私は目が悪い」と言いたい時は

I have bad eyes.

I have poor eyesight.

などと表現しましょう。

また一般的な意見としてこんな内容の記事を目にしたことがあります。

アメリカ人はlazy?

アメリカで生活、仕事をした日本人は習慣や仕事の方法の違いなどからアメリカ人をlazyと感じる場面が多いようです。

しかし、実際アメリカの年間休日(祝祭日)は年に10日ほど。

有給休暇や残業に対する感覚の違いはありますが、数字で見るとそんなにたくさん休んでいる印象は受けませんね。

アメリカ人だから~、日本人だから~、ではなく、相手の人となりを見てコミュニケーションを図りたいものです。

まとめ

lazyという単語は「怠け者」という意味のほかにも、「暇」や「のんびり」と訳すこともできます。

何に対してlazyを使うかで、ニュアンスが異なりますので、注意しましょう。

  • 人に対して使う場合は「怠け者」のようにネガティブ
  • 時間や物に対して使う場合は「暇」「のんびり」のようにポジティブ

文脈や場面によって訳が変化するlazyという単語、ニュアンスの違いに注意しながら日常会話に活かしてくださいね。

組み合わせる言葉によってはスラング的な表現にもなりますので、こちらも気をつけてほしいところです。

実際に留学先や旅先で、現地のネイティブの会話のスラングを耳にしたことがあるかもしれません。

ネイティブのようにかっこいい会話をしたい、会話の内容を知るために、スラングを覚えることはいいことだと思います。

しかし、 スラングの中にはかっこいい表現と決して使ってはいけない表現があります。

その違いを理解し、かっこいい英語を話せるようになってくださいね!

動画でおさらい

「lazy」のぜんぜん違う3つの意味と使い方を、もう一度、動画でおさらいしてみましょう。