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be動詞とは?意味・活用形・一般動詞との使い分けをわかりやすく解説

英語を学ぶ際に欠かせない英文法。英文法がなくては、時系列本当に伝えたいことが相手に伝わりません。しかし、英文法が苦手という人はとても多いですよね。特に、英文法の基礎となるbe動詞について、そもそもよく分からないという人は意外に多いのではないでしょうか?

今回は、英文法の基礎であるbe動詞の役割や使い分け、そして日本人がなぜ英文法が身につかないのかについても紹介します。
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be動詞とは?わかりやすく解説

be動詞は英語文法の基礎なので、中学英語などで始めに勉強する英文法といえば、be動詞でしょう。しかし、be動詞はそもそも何なのか、どのように使うのか分からないという人も多いのではないでしょうか。

be動詞とは、beを原形とする動詞です。
簡単にbe動詞の役割を説明すると、イコール(=)の働きをしています。

例えば、

I am happy.

という文で、be動詞amI(私)happy(幸せ)をイコール(=)で結び付ける役割をしていますね。

他にも、

She is a teacher.

という例文も、she(彼女)=a teacher(先生)というように、bs動詞isがイコールの役割をしています。

このように、be動詞自体に意味はなく、主語と結論を結びつける役割のみを持っています。

be動詞の一覧

be動詞は主語によって、am、is、are、さらに過去形になるとwaswereなど…。
たくさん種類があって苦手!と思う方もいるかもしれませんが、整理してみるととてもシンプルです。

ポイントとなるのは、be動詞の原形はbeだということを覚えておくことです。
そして、現在時制の時は、主語によって、①amisareの3種類に変化します。
まとめると以下のようになります。

時制が現在時制

amの主語となるのは、一人称で単数の場合(I
isの主語となるのは、三人称の単数(he,she,it,this,that,Tom
areの主語となるのは、一人称複数および二人称の単数・複数、三人称の複数(we,you,they,these,those,Tom and Ken

この時制が過去形になると、amiswasに、arewereに置き換わるだけです。

時制が過去時制

wasが使われるのは、①amと②isの時制が過去形になった時
wereが使われるのは、③areの時制が過去形になった時

なお、beenbeingは、be動詞の原形beがそれぞれ変化したものです。
beenは、be動詞の原形beの過去分詞形
beingは、be動詞の原形beの現在進行形

be動詞と一般動詞の使い分け

be動詞の役割と活用形は分かりましたが、be動詞と一般動詞との違いは何でしょうか?
be動詞は上記でイコールの役割をすると説明したように、今の状況を表現する時に使用します。一方、一般動詞は、行動について述べる場合に使用します。

例えば、次の2つの文を見てください。

I’m married.

I got married.

①は、結婚しています。
②は、結婚しました。
という意味の例文ですが、

両者には状態と行動の違いがあります。

①は、私=結婚しているという状態を述べているのに対して、②は、結婚という行動についてを述べています。つまり、be動詞は状態を表し、一般動詞は行動を表しています。
この違いが分かっていないと、結婚しましたという日本語を英語にした時に、I was married.と表現してしまいがちです。

しかし、I was married.という文章は、be動詞を使っていることからも分かるように、結婚していましたという過去の状態を報告しただけになります。
他にも、be動詞と一般動詞の見分け方には以下のような区別が可能です。

  • 変化がある場合には一般動詞を使う
  • 人の性格や気持ちを表す時はbe動詞を使う

次の章でbe動詞を使った例文をいくつか紹介するので、使い方のニュアンスを掴んでみてください。

例文でbe動詞を覚えよう

1.私は独身です。
I’m single.

2.私は幸せです。
I’m happy.

3.体調が悪いです。
I’m sick.

否定文にする場合は、動詞の後に、notを入れましょう。

4.独身ではありません。結婚しています。
I’m not single. I’m married

5.幸せではありません。
I’m not happy.

6.体調は悪くありません。
I’m not sick.

7.おなかが空いてます。
I’m hungry.

8.私は38歳です。
I’m 38 years old.

9.フィリピン人のハーフです。
I’m half Filipino.

10.私は彼にすごく怒っています。
※怒っている気持ちを表したい場合は、be動詞を使用します。madに置き換えも可能です。
I’m really angry(mad) at him.

また、自分の職業を伝える時もbe動詞を使用します。

11.私はナースです。
I’m a nurse.

12.私は結婚していて、子供が2人います。※子供がいることを伝える場合はhaveを使用しましょう。
I’m married and have 2 kids.

13.今はおなかが空いていません。
I’m not hungry right now.

14.私たちは京都出身です※出身地を伝える際にcomeを使用する場合We came from Kyoto.は、私たちは京都から来ました。という意味となり、ニュアンスが変わるので注意しましょう。
We are from Kyoto.

15.今日の天気は暖かくて、気分が良いです。
The weather is nice and warm today.

16.たくさん歩いて疲れました。
I’m tired from the long walk.

これらの例文をもとに、自分の職業や出身地、気分や天候など、あなた自身の文章も作ってみましょう。そうすることで、be動詞をしっかり覚えることができますよ。

英文法が苦手だと感じる原因とは

英文法が苦手と感じてしまう一番の原因は、学校での英文法の学習スタイルにあります。
例えば、未来形の英文法の学習ではbe going towillを使用しますね。この2つの未来形の使い分け方を知っていますか?

ほとんどの方が、予定が決まっている場合はbe going to、意志未来または、確実性が低い場合にwillを使用すると学んだのではないでしょうか?

しかし、英文法の未来形には、実は10通りの表現の仕方があるのです。

このように、学校では英語の意味を無理やり2つほどの表現に絞りこんで教えられてきました。
それでは、表現の幅や会話の幅も狭まり、言いたいことが言えなくなります。逆を言えば、正しい英文法が身につけば、会話や表現の幅が広がり、言いたいことを自由に表現できるようになるのです。

英文法の勉強法については、こちらの記事も参考になります。

英文法が身につかない5つの原因

英文法が身につかない原因は、5つあります。

①英語を1つの日本語の訳だけに当てはめようとしてしまう

英語のニュアンスをしっかり理解していない段階で、英語を使用とすると、認識にズレが生まれます。
例えば、I used to、このフレーズをよく~したものだと習った方も多いでしょう。

I used to live in Osaka.

この例文を、私はよく大阪に住んでいたものだ。と訳すのは不自然な日本語ですよね。I used toには、以前〜したという意味もあります。そのため、この例文は以前、大阪に住んでいました。とも訳せるのです。

このように英語のニュアンスををしっかり理解しないまま日本語に訳してしまうと、意味が伝わりにくくなってしまいます。英文法を学ぶ際は、必ず英語と、それに対応する日本語のニュアンスを覚えるようにしましょう。

②英文法にあるcross overを理解できていない

このcross overとは、時制の場所を越えることです。
例えば現在進行形では、今していることを伝える時に使用する英文法ですが、実は未来の予定を話すときにも使用します。つまり、現在進行形として習った~ingは、現在だけでなく、未来という時制領域でも使われるのです。

時制領域を理解しているのと、なんとなく理解しているのとでは、英文法の身につく頻度が大きく変わります。そのため、このcross overをしっかり把握しましょう。

③自分で文章をつくる頻度が少ない

教科書を見るなどのインプットだけではなく、自分で文章を作ることで、徐々に英文法のパターンを掴むことができます。

④学校で習ったルールだけをベースにして文章を考えるクセ

必ず、自分が話すことを想像して会話ベースで文章を考える英語勉強法のクセをつけていきましょう。そうすることで、たくさんのパターンをすぐに理解できるようになりますよ。

⑤英語に触れる機会が少ない

使用頻度が少なければ、会話のバリエーションも増えません。英文法を身につけるためにも、積極的に英語に触れる機会を増やしていきましょう。

この5つをクリアすれば、英文法がグングン身につき、会話の幅も広がります。

be used toとused toの使い方はこちらの記事をご覧ください。

まとめ

いかがでしたか?be動詞について、より明確になったことでしょう。

be動詞は自分自身のことを説明するのにとても便利な動詞です。
例文を基に自分を紹介するさまざまな英語フレーズを作ってみましょう。そうすることで、よりbe動詞を習得することができますよ!







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3件のコメントがあります

  1. ひつじ

    10.私は彼にすごく怒っています。※これは怒っている状態を表しているので、angryという動詞ではなく、be動詞を使用した怒りの表現です。

    ↑誰でもわかる間違いですが、修正お願いします。get angryのつもりで書いたんですかね。。

    1. eigoplus

      コメントをありがとうございます。
      こちらの例文に間違いはございませんが、より一般的な表現を紹介するべきだと思いますので、以下のように訂正いたします。

      I’m really angry at him.
      「怒っている気持ちを表したい場合は、be動詞を使用します。madに置き換えも可能です。」

      アメリカ英語とイギリス英語ではmadの意味のニュアンスが少し違っており、アメリカ英語では頭にきたときによく使われておりますが、イギリスでは気が狂ったというニュアンスが強くなります。
      イギリス英語を学ばれている方には不自然に感じるかもしれませんので、共通できる言葉に訂正をいたしました。

      また、get angry(mad)は腹を立てる行為を表します。
      今回はbe動詞の使い方の記事ですので、あえてこの例文を紹介させていただいております。

      今後、よりわかりやすい説明や例文を紹介できるよう努めてまいります。
      貴重なご意見をありがとうございました。

      1. ひつじ

        例文にケチをつけたのではなく『angryという動詞』が誤りという指摘だったのですがそこは回避しようとされたようで、それも理解いたします。
        いずれにせよツッコミどころのない記述に修正いただけたので幸いです。

        確かにmadはアメリカ英語とイギリス英語ではニュアンスの違いを感じます。そのあたりを解説いただけるこのサイトは素晴らしいと考えておりますので、今後とも有益な情報を発信いただけると有難いです。

        蛇足ですが、crazyは良い意味でも悪い意味でも使われる点で少し前に若い世代に流行った『ヤバい』に似た雰囲気を感じます。一時的に流行したけど使う人が減った表現の解説なども面白いのかなとふと思いました。

        対応ありがとうございます。
        お手数おかけいたしました。