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現在完了進行形は難しくない!基礎と2つの使い方をおさえてマスターしよう

英語や英会話の勉強をしていると必ず出てくる「現在完了進行形」。
学校で英語の授業を苦手としていた方は、「現在完了進行形」と聞くと頭が痛くなってしまうかもしれませんね。

なんだかやたら難しそうな響きを持つ現在完了進行形ですが、実は使い方がとても限定されているため、どんなシチュエーションで使うのかを理解すれば、英会話にとても便利なツールに変身するのです!

今回は現在完了進行形の基本と、他の進行形や現在完了形との違いについて説明した上で、現在完了進行形の2つの使い方について紹介します!

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現在完了進行形とは?

現在完了進行形は、過去のとある時点から現在まである状況が継続していることを示す表現です。

現在完了形の使い方のひとつにも状態の継続を示す用法がありますが、現在もある状態が続いている、と伝えたい場合には、現在完了ではなく現在完了進行形を使用します。

また、「最近○○しています」と最近の動向を伝えたり尋ねたりする際にも使えます。

基本の形は、次のとおりです。

肯定文:have been + 動詞+ing.

疑問文:Have you been + 動詞+ing?

否定文:haven’t been + 動詞+ing.

現在完了は「have + 過去分詞」ですが、現在完了を進行形の「be + 動詞+ing」に変化させるため、過去分詞の部分が「been 動詞+ing」の形になります。

いろいろくっついて文が長くなっているため、見た目にもややこしく感じますが、「have been 動詞+ing」という形を覚えてしまえば、あとは疑問文や否定文のパターンに合わせるだけなので何も難しくはありません。

現在進行形・過去進行形・現在完了進行形の違いは?

「進行形」がつく時制といえば、現在進行形や過去進行形がありますよね。

これらと現在完了進行形の違いは何かわかりますか?一言で表現するなら、それぞれ次のようになります。

現在進行形:「今」行っていること・起きていること

過去進行形:「過去のある時点で」行っていたこと・起きていたこと

現在完了進行形:「過去のある時点から今」まで継続して行っていること・起きていること⇛過去から現在に続く習慣

現在進行形や過去進行形が、現在や過去の「ある時点」という短い期間の状態を表すのに対し、現在完了進行形は「過去から今まで」という長めの期間継続している状態を表します。

例文で見比べてみましょう。

(今この瞬間)夕食について考えています。
I am thinking about dinner.

(過去のある時点で)夕食について考えていました。
I was thinking about dinner.

(過去のある時点から今までずっと)夕食について考えていました。
I have been thinking about dinner.

(今この瞬間)彼女はチェスをしています。
She is playing chess.

(過去のある時点で)彼女はチェスをしていました。
She was playing chess.

(過去のある時点から現在まで)彼女はチェスを続けています。
⇛指定された期間休まずチェスで遊び続けているわけではなく、過去から現在にかけてチェスで遊ぶのが習慣になっているというニュアンスを含む。
She has been playing chess.

こうして並べてみると、ニュアンスの違いがよりわかりやすくなったのではないでしょうか?

現在完了形と現在完了進行形の違いは?

現在完了形でも現在完了進行形でも「過去のある時点から継続している」ことを表す表現です。

これは動作だけではなく状態も含まれるため、
「live(住んでいる)」

「learn(習っている)」

などと一緒に使われることが多いです。

現在完了形と現在完了進行形のニュアンスの違いをあげると、現在完了形の場合は「今はもう終わっている」というニュアンスを含み、現在完了進行形は「今もまだ続いている」というニュアンスがあります。

実際の例で見てみましょう。

現在完了形の場合
どれくらいニューヨークに住んでいるのですか?
⇛過去から継続してニューヨークに住んでいたが、今はもう住んでいないかもしれない
How long have you lived in New York?

現在完了進行形の場合
どれくらいニューヨークに住んでいるのですか?
⇛過去から継続して現在もニューヨークに住んでいる
How long have you been living in New York?

現在完了形の場合
彼はあそこで10年働いていた。
⇛10年継続して働いていたが、今も働いているかはわからない。
He has worked there for 10 years.

現在完了進行形の場合
彼はあそこで10年働いていた。
⇛過去から現在まで10年間働いている。
He has been working there for 10 years.

このように過去から現在まで続いているとはっきり伝えたい場合は現在完了形ではなく現在完了進行形を使いますが、ひとつだけ例外があります。
それは「know」

を使う場合です。

いつから彼を知っていますか?
How long have you known him?

彼のことは2年前から知っています。
I’ve known him for 2 years.

彼女はいつから彼の浮気を知っていたの?
How long has she known about his cheating?

そこそこ前から知ってたわ。
She has known it for some time.

このように、誰かや何かについて「知っている」と伝えたい場合は、必ず現在完了形を使うと覚えておきましょう。

現在完了進行形の使いかたその1「どれくらい○○していますか?」

初めて会った人と話をする時、自己紹介の一環として仕事や住まい、趣味について話をしますよね。

そこで相手についてもっと知りたいと思った時、もしくは自分についてもっと話したいと思った時、「どれくらい○○していますか?」や「私は△年間○○しています」と会話するでしょう。

このようなシチュエーションで現在完了進行形を使えます。

ここにどのぐらい住んでるんですか?
How long have you been living here?

2年住んでいます。
I’ve been living here for 2 years.

そこにどれぐらい勤めているんですか?
How long have you been working there?

そこには5年ぐらい勤めています。
I’ve been working there for 5 years.

どれくらいヨガをしているんですか?
How long have you been doing yoga?

10年ほどやっています。
I’ve been doing yoga for 10 years.

実際の会話であれば、「○年です」「○ヶ月です」と期間だけで答えることもできますが、少々ぶっきらぼうにも聞こえてしまいます。

友達同士とのカジュアルな会話であれば問題ありませんが、ビジネスの場や目上の人との会話であれば、質問にはきちんと文章で答えるように癖をつけておきましょう。

現在完了進行形の使いかたその2「最近○○してますか?」

久しぶりにあった友達と話すことになった時「以前は○○していたな」や「前に○○したいって言ってたな」という記憶から「最近○○してますか?」と近況を尋ねますよね。

これは前に会った時(=過去のある時点)から現在までの間で状況が変わっているかどうかについての質問であるため、このようなシチュエーションでは現在完了進行形が大活躍します。

最近英語を勉強していますか?
Have you been studying English?

最近ヨガをしてますか?
Have you been doing yoga?

最近飲みに行ってますか?
Have you been drinking?

ちなみに久しぶりに会った人との会話の決まり文句として、
How have you been?

という表現があります。

これは正しくは、How have you been doing?

の doing が省略されたもので、「最近どうしてますか?」「最近何してる?」と尋ねる定番のフレーズです。

英会話の流れをパターン化すると、次のようになります。

やあ、久しぶりだね!最近どうしてた?最近英語勉強してる?
Hi, long time no see! How have you been? Have you been studying English?

最後の、Have you been studying English? の部分は、相手とどういう関係・繋がりだったに合わせて適切に変化させます。

例えばヨガ仲間だったのであれば、

最近ヨガしてる?
Have you been doing yoga?

となりますし、飲み仲間だったら、

最近飲んでる?
Have you been drinking?

また元同僚や仕事繋がりの人であれば、

今もあそこで働いてるの?
Have you been working there?

となります。

How have you been? の部分は挨拶のようなものなので、もしその後に Have you been~?と続けて質問された場合は後の質問に、
Yes, I have.

No, I haven’t.

とシンプルに答えれば問題ありません。

もしあまり親しくない相手だった場合は、How have you been? で質問が止まってしまうかもしれませんが、それでも問題はありません。

How have you been? と聞かれた場合は、

そこそこうまくやってるよ
I’ve been doing fine.

などの定型文で返し、自分の近況を話すなり、逆に相手の近況について尋ねるなりして会話を続けましょう!

現在完了進行形は難しくない!基礎と2つの使い方をおさえてマスターしようまとめ

現在完了進行形は主に、過去から現在まで継続している状態を示す「どれくらい○○していますか?」と「最近○○してますか?」という質問やそれに準ずる文章で使えることを紹介しました。

英語学習者が苦手とする現在完了形の発展型である現在完了進行形は、現在完了形への苦手意識もあってか、うまく使える人はあまりいません。

ですが、使い方がとても限定されている文法であるため、初めて会った人や久しぶりにあった人と英語で会話する際にとても役に立つ表現です。

使い方も、相手や実際の状況に合わせて多少のアレンジが必要ですが、パターン化もしやすいため、一度マスターすれば英会話で使える表現の幅が一気に広がります。

慣れないうちは自分や友人、家族などを相手と想定して表現パターンを練習してみましょう。その後、実際にネイティブや英語仲間との実践で活用してみてください!