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英単語の覚え方|スキマ時間で2000語暗記した7つの手順

日常英会話、TOEICや英検などテスト対策、社内のビジネス英語など、英語を学習する人の目的は様々ですが、どこから英語の山を登ろうとも絶対に避けられないのは英単語。

日常英会話に必要な単語数は1500~2000とも言われて、使用する分野やテストのレベルによっては当然さらに多くの単語量が求められます。

英単語をもっと効率よく覚えたい
明日までに覚えなくちゃいけない
絶対に忘れない暗記法はないの?

など、学習する人にとって悩みや苦労がつきない英単語の覚え方。

今回は、どうしたら英単語がしっかり記憶に残り、いざという時にスムーズに使えるようになるか、次の順番で説明していきます。

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1. 英単語の暗記のコツ

人間の脳のメカニズム

あんなに長い時間をかけて覚えたのに、いざ使いたいときに単語が全く出てこない!なんて、虚しい気持ちになったことがある人もいるのでは?

英単語だけに限らず何かを覚える必要がある時には、誰だって、できるだけ最短の時間でインプットし、それが記憶にしっかり定着する効率的な方法が知りたいと思うはず。

短時間で効率よく物事を覚える方法を知るためには、人間の脳がどのようにものを覚えていくのか、そのメカニズムを理解し、それに基づいた学習方法を実践することが必要です。

エビングハウスの忘却曲線を聞いたことがありますか?
ヘルマン・エビングハウスはドイツの心理学者。記憶に関する研究を行いました。人間が忘れるまでの時間と記憶の関係を表した忘却曲線を発見したことで知られています。

彼の実験によると、子音・母音・子音から成り立つ無意味な音節(rit, pek, tas, …etc)をリストアップして実験の参加者に覚えさせたところ、20分後に42%忘れ、1時間後には56%忘れ、1日後には74%、さらに1週間後には77%、1カ月後には79%を忘れた、という結果に。

この結果にはいろいろな説がありますが、人間は時間が経つほど記憶は減るというのは事実。これが人間の記憶に関わる脳のメカニズムなのです。

暗記のコツは反復

だからこそ、何か覚えたい時には適切なタイミングでもう一度インプットし、忘れかけた情報を記憶に取り戻す作業が必要。つまり、遠回りのようにも思えますが、何度も反復することが記憶に残すコツです。

反復の頻度は個人差もあり、英単語は、6~7回繰り返し学習すると覚えられるようになります。
まずは、1回目の学習を終えたら翌日に復習する、という学習パターンを1週間続け、自分の覚えやすいリズムを見つけましょう。

最短の時間で楽をして覚えようとしても、結局は中途半端な記憶しか残らず、長期的な視点で見れば効率が悪くなってしまいます。

2. 成功する人の時間の使い方

暗記は習慣化が大切

毎日少しずつ1週間、と言われても、そもそも時間がないから難しいという人もいるのでは?そんな人こそ、まずは自分の一日の行動を振り返ってみることから始めましょう

単語の学習は、机に向わなくても可能なのがいいところ。自分の1日の行動を振り返ると、なんとなくスマホを見ているだけの10分、テレビを見ているだけの10分、といったような時間はありませんか?

本気で単語を覚えようとしている人は、その10分、15分を単語学習の時間にしています。

例えば、通勤・通学時間やお昼休みの一部、もしくは夕食から就寝までの時間のちょっとしたすきま時間。そういった時間があれば、チャンス!平日、休日で行動のパターンは変わりますよね。できれば平日と週末のそれぞれで、どこにスキマ時間があるか見つけましょう。

大切なのは、単語学習の時間を作ると決めたら、必ずそれを習慣化すること。
学習の時間が1週間に1回では、長い時間をかけても意味がありません。毎日の行動パターンに単語学習のできる時間を組み入れてしまうのがポイント。そして習慣化しましょう。

1人ではくじけてしまいそうな場合は、周りの人に宣言し、声を掛けてもらうのも良いでしょう。

例えば1週間で100語覚えたい場合、毎日100語×10秒以内としたら1000秒で16.33‥分必要になります。

仮に朝の電車で10分、夜の電車で10分確保できれば、計20分確保できますね。必要な時間を確保でき、学習が可能ということになります。

社会人で時間の確保が難しい人ほど、すきま時間を充てて学習の習慣化が必要になってきます。順調に英語力を伸ばせている人は、こういった学習のリズムができています。

3. 英単語を効率よく覚える方法

五感で覚えたものは記憶に残りやすい

定期試験や入試の時に、暗記科目はどんな覚え方をしていたでしょうか?
ひたすら書く、声に出す、眺めるだけ、人それぞれに覚えやすい方法があり、これが一番良いと決めることができません。

ただ、五感をフルに使って覚えたものは記憶に残りやすいと言われています。

音は絶対に必要

英語に関していうと、五感の中でも特に、を使って覚えることが重要です。
なぜなら、正しい音を聞かずに覚えた単語は自分で発音することができません。更には、発音できない音は聞き取ることができません。

発音記号を確認するだけなくネイティブの発音を聞き、同じ音を再現してみましょう。単語の意味を確認したら、

  1. 音を聞く
  2. 音を聞いた後発音する
  3. 音に少し遅れて発音する
  4. 音と同時に発音する

このような順番で、発音を練習します。学習を反復しながら、1日目は①。2日目は②と徐々にステップアップするのがおすすめです。

もし外出先などで声が出せない場合は、発音しているつもりで口を小さく動かしてみましょう。それだけでも効果があります。

スペルも覚えたい

単語のスペルを完璧に覚えるためには、音と意味だけでは学習が不十分になります。
スペルを覚えるには、やはり書くことが大切。音を再現する練習の後、音を聞きながらスペルを書き起こしてみましょう。

間違えてしまった文字には印をつけてみると、間違った箇所が印象に残ります。例えばそれをノートに残してみたらどうでしょう?回を重ねていくにつれて、印が減るとスペルが取得できたことがわかります。そして印が残るところは苦手な単語として認識することができます。

英単語のスペルの覚え方について、こちらの記事もおすすめです。

テンポよく周回する

隙間時間などの短い時間に集中して学習するためには工夫が必要。
単語を見て意味を考える学習の場合、1語10秒以内で学習しましょう。
1語10秒と聞くと短いと感じるかもしれませんが、パッと見て日本語がでてこない単語は10秒考えても20秒考えてもわからないもの。わからければすぐ確認して頭に叩き込み、次の単語に移る、というように制限時間を短く設けてテンポよく進めていきましょう

音以外で印象づける方法

文字と音だけで単語を繰り返してもなかなか覚えられないという場合は、違う方法で単語を印象づけていきましょう。

絵で覚える
使っている単語カードや本に、その単語をイメージしたイラストを描きます。覚えにくい単語に絵を描いておくと、次にその単語に出会ったとき、意味がパっと思い浮かばなくても絵は思い出せたりします。その絵から意味が引き出すことができますね。
こういった流れを繰り返すうちに、意味の記憶が定着します。また、他人が書いた絵より自分で絵を描くのがおすすめ。描くという動作によって絵のイメージが印象に残りやすくなります。

フラッシュバック法
英文のイメージを記憶に落とし込み、そのイメージから複数の単語や英語表現を再現するトレーニング法。

  1. 英文を書きだす
  2. その英文のイメージを脳に描く
  3. イメージができたら、英文中の単語2~3語を書いてみる
  4. 書き出した単語を見てイメージを思い出す。➀に戻る。(繰り返し)

英文とそのイメージを覚えることで、単語を複数覚えることができ、実際の使い方も記憶に残ります。

接頭辞や接頭語と関連づける
人間の脳は、ものごとをお互いに関連づけると覚えやすくなります。

単語の先頭につく接頭辞、単語の最後につく接頭語の役割を覚えると、知らない単語でもその単語のイメージをつかむことができ、派生した言葉を合わせて覚えることができます。

例えば、
import 動詞:輸入する 名詞:輸入(品)

imという接頭辞がport(港)という語についた単語。

それに対し
export 動詞:輸出する 名詞:輸出(品)

exという接頭辞がport(港)という語についた単語で、importと逆の意味に。

接頭辞のimin中にという意味、ex外にという意味の関係性がわかってくると、次の単語の意味もつかめてきますね。

include 含む

exclude 除外する

impose 押し付ける・つけこむ・課す

expose さらす・暴露する

一つの単語を知っていれば接頭辞や接頭語から意味を推測することができます。とても効率的に覚えられますね。

英単語の接頭辞、接尾辞について、こちらの記事もおすすめです

4. 暗記に役立つツール

英単語集

英単語集を選ぶ時に気をつけたいのは目的やレベルに合っているか収録語数
TOIECや英検対策、英語学習のやり直し用など、様々な単語集が出版されているので自分の目的にあった単語集を選びましょう。

また収録語数は多ければ多いわけではありません。途中でやる気を無くさないためにも、多くて1冊3000語までを目安にしましょう。

試験対策ではなくレベル感から知りたい、初級から段階的に単語を増やしていきたい場合にはアルクの『究極の英単語 SVL』がおすすめ。

⇒ 『究極の英単語 SVL Vol.1 初級の3000語』はこちら
Vol.1は中学校1年で習う単語から掲載され、Vol.4は超上級でTOEIC受験レベル、学術用語まで網羅されており全4巻で12,000語を学ぶことができます。
特定の試験に偏らず、ネイティブの使用頻度を基準にしているので、試験対策だけでなく日常生活、ビジネスシーンなどで有用な単語や略語がレベル別にまとめられているのが特徴です。

単語帳

持ち運びがしやすく並べ替えができるので学習の進度に合わせてカスタマイズしやすいです。ただし、最初に作成する時間がかかる、単語と意味以外の情報を描きこむスペースが少ないことが難点です。

単語ノート

単語、意味以外にも例文や派生語などの情報を書き込めるため、学習すればするほど情報量が増え満足感も高まります。ノート作りに慣れていない場合は、上手な人の単語ノートを参照することもおすすめです。

単語ノートに付箋を組み合わせ、単語や意味を隠して利用することもできます。

アプリ

単語帳やノートを作るのは面倒、通勤時は混み合っていて本も開けない、そんな時はスマホの英語アプリを利用した学習もおすすめ。

アプリ毎に学習者のレベルや試験に特化した単語が厳選されていますし、クイズや打ち込みなど入力形式も様々でゲーム感覚で取り組めるものもあります。また、市販の単語集や参考書と連動したアプリもあります。

CD×アプリ

単語の本に付属しているCDをパソコン経由でスマートホンに取り込み学習することも可能。使いたい本の音声をスマホで持ち出すことができるので、外出先で参考書がなくても音を利用した学習が可能になります。

CDと単語集を合わせた学習例として、アイシーピーから出版されている『DUO 3.0』を使う方法があります。

⇒ 『DUO 3.0 (日本語) 単行本(ソフトカバー)』はこちら
⇒ 『DUO 3.0 / CD基礎用』はこちら
『DUO 3.0』は重要単語1600語と重要熟語1000語を重複なしで560本の例文にまとめられている単語集。効率的に覚えることができ、表現もリアルなので英文をそのまま覚えると単語だけでなくスピーキングにも効果がある単語集です。

まずは例文を読み、わからない単語は意味を明確にして文法も理解します。読んで理解できたらCDで音声を聞き、例文を見ながら声に出してリピート。次は例文を見ながら、音声に合わせて同時に例文を言えるようになるまで練習し、最後は例文を見ずに意味を理解しながら例文が言えるようになれば、その例文の単語を覚えることができます。

Duo 3.0を使った英語学習方法をさらに知りたい方はこちら

まとめ

英語を学習する目的は人それぞれですが、受験目的でもコミュニケーションの為でも単語を知らなければ何も始まりません。せっかく時間をかけて勉強するならば、その単語に出会ったらすぐに意味が出てくるような使える単語力を身につけたいですね。

効率的な学習法というのは、短時間で楽できる覚え方と思われがちですが、そうやって覚えた単語は実際に使える単語になりにくいものです。人間の脳の仕組みに基づいた反復学習と学習の習慣化、まずはここからスタートでもいいと思います。

また、やらなくちゃという義務感に縛られると勉強は楽しくありません。ツールを上手に使い、ここまで覚えたら自分にご褒美など達成感を感じやすくすると学習は継続しやすくなります。是非試してみてくださいね。







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