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書籍レビュー:オドロキモモノキ英語発音 子音がキマればうまくいく

『オドロキモモノキ英語発音 子音がキマればうまくいく』は、言語学博士・音楽博士である著者が、日本人と欧米人の発音を研究し尽した末に編み出した、日本人のための発音マニュアルです。

この1冊さえあれば、誰でも短期間でネイティブ発音をマスターし、自信をもって英語でコミュニケーションできるようになります。

英語を勉強している時、ネイティブのように話せたらどんなにいいだろうと思ったことはありませんか?

これまでたくさん英語のフレーズを覚えて、音読もシャドーイングも散々してきたけれど、やっぱり帰国子女にはかなわないし、もう大人になってしまった自分にはどうせ「ネイティブっぽい英語」なんて無理にきまっている、と半ば諦めモードに入っていませんか?

そもそも、日本人が英語の発音に苦労するのは、英語と日本語の性質の違いが主な原因なのであって、英語の素質うんぬんとは全く関係がありません。

英語と日本語の音の相違点をふまえてコツさえつかめば、誰でもネイティブのような英語を話せるようになれます。

ちなみに、ここで言うネイティブっぽさというのは、単にぺらぺらしゃべることを指すのではなく、ネイティブっぽく聞こえる英語のことです。

例えば、ネイティブの幼児がたどたどしい英語を話していても、正しい発音で話しているので、当然のことながら「ネイティブっぽい英語」に聞こえます。

従って、たとえ英語が流暢でなくても、音さえきれいに出せれば、言いたいことが相手に伝わりやすくなり、手持ちの単語やフレーズを駆使して堂々とコミュニケーションできるようになります。

そして、周囲からは「上手な英語」を「ぺらぺら」話しているように認識されるようになるでしょう。

著者は日本語と英語の子音の比率に着目しています。

日本語は約60%が母音で構成されているのに対し、英語はたったの約20%にすぎません。

言い換えれば、日本語は子音の割合が約40%であるのに対し、英語は約80%が子音で構成されているということです。

「ネイティブっぽい英語」を話すには、子音を強調することが最大のカギとなります。

日本人は、英語を話す時にもつい母音を強調してしまうので、英語が日本語っぽく聞こえてしまうのです。

【“ネイティブっぽい発音”のポイント】

  1. 伸ばせる子音[M,N,S/C,F/Ph,T]を伸ばして目立たせる。
  2. 伸ばせない子音[P,T,B,Ch,C/K,D,G,J,V,Z]を爆発させる。
  3. 日本人が誤解している子音の音[R,L,W,Y,H,Th]を直す。

英語ネイティブは、Rを発音する時、舌の動きを殺すために舌を巻いている。
日本語ネイティブはそもそも舌が動いていないから、Rの発音で舌を巻く必要はない。

英語ネイティブは、Rの始めを「ウー」と長く伸ばして後ろの母音をあっさり短く発音する
「ウ」を加えることでRの口の形ができ、子音を目立たせることができる。

Wはもともと“ダブルU”のことなので、Wはその分「ウー」と長く延ばすことでネイティブらしく発音できる。

普段舌の筋肉を使い慣れていない日本語ネイティブには、前歯の後ろに舌を押し付けるのはとても困難なので、Lは上下の前歯をかみ合わせて「ルー」と伸ばして発音する。

Yは思いっきり口を横に引っ張って「イー」と発音する。

Thはまばたきのように素早く発音する
⇒下あごを動かさないこと。

H「ハ」「ア」の中間の音で弱く発音する
Hに関しては、日本語ネイティブの方が英語ネイティブよりもアクセントが強くなっている。

本書の優れている点は、わざわざ複雑な発音記号を覚える必要がなく、難しい口・舌の訓練も要求されないので、ストレスなく最後まで続けることができるという点です。

学生も社会人も大変忙しいので、英語学習ばかりに時間を割くわけにもいきません。 できる限り短期間で効果を上げるには最適のアイテムです。

コラムも大変秀逸で、日本語と英語のDNAについて、農耕民族が鍬で畑を耕すようなイメージと狩猟民族が弓を射るようなイメージに例えて解説しています。

また、子音の強調・リエゾン・リダクションによって生まれる「空耳英語」も大変興味深いです。

【空耳英語】
What time is it now?
掘った芋いじるな。

I get off.
揚げ豆腐。

Take it easy.
適当、維持。

You got a mail.
夕方滅入る。

Come here!
紙屋

Try this.
辛いです。

Sit down, please.
知らんぷりー。

Wash my car.
おしまいか!

I need you.
兄移住。

Have a nice day!
幅ないっすね。

Feel so bad.
冬そば

I’ll write to you.
荒井注

Ah, hold me tight.
アホみたい。

Take a ticket.
ていぅか、あっち行け。

子音を強調するだけでたちまち英語が美しく生まれ変わるとしたら、こんな夢のような話はありません。

もし今、あなたが自分の発音にコンプレックスを感じていて、人前で英語を話すことにためらいがあるのなら、今夜試しに『オドロキモモノキ英語発音 子音がキマればうまくいく』のページを開いて、ちょっと素敵な魔法にかけられてみませんか。








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