Pledgeの意味は?金融やビジネス・スラングでの使い方を例文解説
pledgeは英語でよく耳にする単語の一つです。誓約や担保といったフォーマルな場面から、スラングとしてカジュアルに使われる場合まで、多彩な意味を持ちます。
この記事では、pledgeのビジネスや金融、日常会話、さらには大学の兄弟会などでの使い方まで、例文を交えて解説します。
pledgeを正しく理解し、実際に使えるようになりましょう!
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pledgeの意味
日本語訳 | 意味 | |
名詞 | 誓い、誓約、約束、公約 | ある目的や行動を確約すること |
証拠、(友情や愛情などの)しるし | 友情や愛情を表す象徴 | |
担保、抵当、質入れ | 借金返済の保証として提供するもの | |
見習い生 | 大学の兄弟会・姉妹会における新規メンバー候補 | |
動詞 | 誓う、誓約する、固く約束する | 意思を表明して約束する |
(人に)誓わせる、誓約させる | 他者に約束させる行為 | |
(~を)担保として差し出す、質に入れる | 金融契約において財産を提供する |
pledgeは名詞と動詞で使える英単語で、読み方は「プレッジ」です。
pledgeは名詞として「誓約」や「寄付の約束」、「担保」などを意味します。
動詞としては、「誓う」や「約束する」、あるいは「担保として提供する」といった意味で使われます。
pledgeの活用変化は以下のようになります。
三人称単数現在形/複数形:pledges
現在分詞:pledging
過去形/過去分詞形:pledged
pledgeの語源
英単語の語源に触れることで、単語の本質を理解しやすくなります。
pledgeという言葉は、中世英語のplegeや古フランス語のpleigeに由来し、さらにラテン語のpignus(担保、保証)に起源を持ちます。
pledgeは元々具体的な「担保」や「保証」を意味していましたが、時代とともに抽象的な「誓約」や「約束」へと意味が広がりました。
これらの情報は、pledgeの覚え方の補助ともなりますよ!
>>約束の英語表現4つ|日常・ビジネスから恋愛シーンやスラングまで
pledgeの名詞としての使い方
まずは、pledgeの名詞としての使い方を例文と共に見ていきましょう。
pledgeの名詞としての使い方①誓い、誓約、約束、公約
pledgeは、個人や組織が行動を誓約する際に使われます。
彼女は環境保護に全力を尽くすと誓いました。
She fulfilled her pledge to commit to environmental protection.
この会社は炭素排出ゼロの公約を掲げています。
The company made a net-zero pledge for carbon emissions.
なお、ビジネスの分野では「公約」と言う意味で使われることも多いです。
温室効果ガス実質ゼロ公約
net-zero pledge
(気候変動対策の一環として多くの企業が掲げる目標)
企業公約
corporate pledge
(顧客や従業員に対して信頼を築くために行われる約束)
pledgeの名詞としての使い方②証拠、(友情や愛情などの)しるし
pledgeは、抽象的な友情や愛情の「証拠」や「象徴」と言う意味でも使われます。
このブレスレットは、彼らの友情の証です。
This bracelet is a pledge of their friendship.
信頼のしるしとして握手を交わしました。
As a pledge of trust, they shook hands.
pledgeの名詞としての使い方③担保、抵当、質入れ
ビジネスや金融の分野でpledge(プレッジ)は、「担保」として使われます。
ローンの担保として株式を差し出しました。
They offered shares as a pledge for the loan.
株式担保契約が締結されました。
A share pledge agreement was signed.
pledge agreementは「担保契約」と言う意味。share pledge agreementは「株式担保契約」を指し、株式を担保として提供する契約のこと。企業間取引や投資契約でよく見られます。
pledgeの名詞としての使い方④見習い生
pledgeはスラングで、大学の兄弟会や姉妹会(※)における正式なメンバーになる前の見習い生(新規メンバー候補)を指します。
※大学の兄弟会や姉妹会とは、大学キャンパス内で結成される社交クラブの一種。主に学生同士の交流や支援活動を目的としています。
見習い生たちは、新しいルールを学び始めています。
The pledges are learning the new rules.
>>ハーバード大学の偏差値は東大と比べてどう?学費は日本人でも安く済む!選考方法も解説
pledgeの動詞としての使い方
次に、pledgeの動詞としての使い方を紹介します。
pledgeの動詞としての使い方①誓う、誓約する、固く約束する
動詞としてのpledgeは、何かを実現する意思を示す動詞として使います。
彼らは地域貢献を誓いました。
They pledged to contribute to the community.
その会社は炭素排出量を50%削減することを約束しました。
The company pledged to reduce its carbon emissions by 50%.
pledgeの動詞としての使い方②(人に)誓わせる、誓約させる
pledgeは他動詞で、他者に何かを約束させたり、誓わせる行為を意味することもあります。
コーチはチームに大会でベストを尽くすよう誓わせました。
The coach pledged his team to do their best in the tournament.
pledgeの動詞としての使い方③(~を)担保として差し出す、質に入れる
金融や契約においてpledgeは、何かを担保や質入れとして提供することを意味します。
彼は不動産を担保として差し出しました。
He pledged his property as collateral.
>>「契約する」を英語で!ビジネス用語&契約社員など関連フレーズ紹介
The Pledge of Allegianceとは?
The Pledge of Allegianceとは、アメリカ合衆国の国旗への敬意と忠誠を誓う短い文言です。ここでのpledgeは「誓い」、allegiance(アリージャンス)は、忠誠を意味します。
主に学校や公的イベントで唱えられ、右手を心臓の上に置きながら国旗に向かってプレッジするのが特徴です。
この状況で、pledgeは以下のように使うことができます。
毎朝、生徒たちは教室で国旗に忠誠を誓います。
Every morning, students pledge allegiance to the flag in their classrooms.
まお、以下がThe Pledge of Allegiance(忠誠の誓い)の全文と日本語訳です。
私はアメリカ合衆国の国旗と、それが象徴する共和国に忠誠を誓います。それは、神のもとに一つの分裂しない国家であり、自由と正義をすべての人々に保証します。
I pledge allegiance to the Flag of the United States of America, and to the Republic for which it stands, one Nation under God, indivisible, with liberty and justice for all.
メジャーリーグ(MLB)の試合でも、特定のイベント(独立記念日やメモリアルデーなど)や日程で行われることがあるので、野球観戦に渡米される際には、ぜひチェックしてみてください!
Pledgeの意味は?金融やビジネス・スラングでの使い方を例文解説まとめ
pledgeは、「誓約」や「担保」といったフォーマルな場面から、日常会話やスラングとしてのカジュアルな使い方まで、多彩なニュアンスを持つ単語です。
その意味や使い方を理解することで、ビジネス英語や日常会話での表現力をさらに高めることができます。記事で紹介した例文を活用して、ぜひ日々の英語学習に取り入れてみてください!