約束の英語表現4つ|日常・ビジネスから恋愛シーンやスラングまで
約束の英語表現と言えば、promise(プロミス)が思い浮かぶ人が多いでしょう。
確かにpromiseは日常会話において幅広く使われますが、恋愛シーンやビジネスでの場など、シチュエーションによっては別の表現を使う方が良いこともあります。
そこで今回は、約束の英語表現を4つ取り上げます。それぞれの表現のニュアンスや使い方と、約束する、約束を守るなどそのまま使えるフレーズも紹介するので、シチュエーションにあった最適な「約束」の表現を使い分けましょう!
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約束は英語で?
最初に、約束を意味する英語表現を4つ紹介します。
①promise
②appointment
③commitment
④engagement
上から順にプロミス、アポイントメント、コミットメント、エンゲージメントと、カタカナで表記すると聞きなれた単語が並んでいるのではないでしょうか。
これらはいずれも約束を意味しますが、ニュアンスや使うシーンが異なります。正しい使い方ができるよう、ひとつひとつの英単語を確認していきましょう。
①promiseは広くカバーできて汎用性高し
promiseは言わずと知れた約束を意味する最も一般的な英語表現です。友達との約束をはじめ、日常会話のほとんどの約束をカバーできます。
なお、promiseは数えられる名詞(可算名詞)です。使用の際には冠詞(a/an/theなど)が必要ですよ!
友達と会う約束があるんだ。
I have a promise to meet my friends.
※会う約束は、promise to meetで表現できます。
あなた、6時に私と会うって約束したよね?
You made a promise to meet me at six, didn’t you?
※make a promise + to 動詞の原型で、~をすることを約束をするという熟語になります。
わたしは約束を守ります。
I keep my promise.
※約束を守るは、keep one’s promiseと言います。
また、promiseには約束という名詞の用法だけでなく、約束するという動詞の用法もあります。
彼は私に毎日電話すると約束しました。
He promised to call me everyday.
※promise + 人(約束する相手) + to 動詞の原型の形で、~することを人(約束する相手)に約束するになります。
母は私がテストに合格した場合、新しい電話を買ってくれることを約束しました。
My mother promised me to buy a new phone if I passed the test.
②appointmentは人と会う約束
日本語でもアポやアポイントなどと使われているappointmentは、人と会う約束を表します。ただし、友達や家族と会う約束ではなく、医者や弁護士といったprofessional(専門職)の人と会う約束に限定されます。
彼氏彼女と会う約束にも適さないので注意しましょう!
なお、appointmentも数えられる名詞(可算名詞)なので、冠詞が必要です。
2時にアダムス先生と会う約束があります。
I have an appointment to see Mr. Adams at two.
待ち合わせに遅れました。
I am late for an appointment.
※appointmentは、人と会う約束という意味なので、待ち合わせと訳すこともできますね。
③commitmentは強い決心を表す約束
commitmentは、強い決心が見受けられる約束です。日本語でもコミットするという表現を使うことがありますが、これは動詞のcommit(約束する)から来ているものです。
ビジネスシーンで経営陣が株主などに対して使ったり、政治家が公約という意味で使ったりと、少し硬い響きがあります。
また恋愛シーンでも使われることもあり、その際には、誰か一人と真剣に付き合うことや結婚を前提にした付き合いといった意味になります。
私たちはこれからもがんばることを約束しました。
We made a commitment to keep working hard.
※make a commitmentで、約束する、公約するという意味の熟語です。
知事は公約を守れませんでした。
The governor has failed to honor his commitments.
※honor the commitmentsで、公約を守るという意味になります。
カレンと真剣に付き合う気持ちはあるの?
Are you ready for a commitment to Karen?
④engagementは公式な予定
engagementは、フォーマルなニュアンスが強く、ビジネスの会合など公式な予定に対して使われます。
なおengagementには、他にも婚約や忠誠心、雇用やマーケティング用語としてのエンゲージメント(顧客の興味を引きつけ企業と顧客の結びつきを強めること)などさまざまな意味があるので、シーンや文脈によって意味を理解する必要があります。
すみませんが先約があります。
I’m afraid but I have a previous engagement.
※previous engagementで、先約と言う意味になります。
10時に会合があります。
I have an engagement at ten.
約束のスラング表現
これまでに紹介した表現で十分事は足りますが、家族や親しい人と約束を交わす際に使えるスラングっぽい表現も知りたい!という方も多いでしょう。
ここでは、ネイティブがよく使う約束に関わる英会話フレーズをいくつか紹介します。
約束するよ。
You have my word.
I give you my word.
I’ll give you my word
誓うよ。
I swear.
※更に約束を強調したい場合には、I swear to God.(神に誓うよ)を使うこともあります。
約束を守るよ。
I’ll keep my word.
I won’t let you down.
友達と遊ぶ約束があるんだ。
I have plans with my friend.
I have plans to hang out with my friends.
「お約束」は英語で?
熱湯風呂を前に「押すなよ!絶対に押すなよ!」と言うと、押されて熱湯に…。
こういったお笑い番組などにおける定番のパターンを指すお約束という表現。これは一体英語でどのように言うのでしょうか?
これまで紹介したpromiseやcommitmentではなさそうですよね。
お約束は英語で、running gagやrunning jokeと言います。
彼らのお約束が大好きなの!
I love their running gag!
まとめ
「約束」の英語表現はいかがでしたか?
日本語で一口に「約束」と言っても、英語ではさまざまな表現があり、それぞれニュアンスや使用シーンが異なります。
シチュエーションや気持ちに沿った的確な表現を使いこなせると、聞いている側の理解力も高まり、コミュニケーションがスムーズになります。
是非、ひとつずつ丁寧に頭に入れて、「約束」の英語表現を使いこなせるようになってください。
Make a commitment to work hard!