Hi thereってどんな挨拶?thereの意味と返し方やニュアンスなどを例文解説
Hi!(やあ)やHello!(こんにちは)という言葉は基本の挨拶なので、使ったことがある人は多いでしょう。しかし、「Hi there」という挨拶を実際に言ったことのある人は少ないのではないでしょうか?
そもそもHi thereの意味がわからないという人や、意味がわかっていても、thereをつけることでどうなるのかなどは考えたことがないという人もいますよね。
今回この記事では、Hi thereの意味、他の挨拶との違い、そしてHi thereに対しての返し方、類義フレーズなどを盛りだくさんにして紹介します。
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Hi thereの意味は?
「Hi there」は、近くにいる人に対しての挨拶です。
職場から家庭まで、あらゆる場面で使われる一般的かつカジュアルな挨拶の1つとして知られています。
Hi thereを使う場面としては、誰かに挨拶することになるとは思ってもみなかったときが最も一般的。例えば、あなたが最初は相手に気付かず、向こうから挨拶された場合などです。
では、Hii thereは他の挨拶と何が違うのでしょうか?実は違いは特に何もありません。
helloと同じようにシンプルで、より親しみやすくカジュアルな言い方として捉えられています。また、先ほど述べたように、「Hi there」は相手に「実はさっきあなたのことが見えなかった(なので挨拶をしなかった)」ということを伝えるのに適した挨拶です。
thereがつく意味とHiとHi thereの違い
ではなぜ、Hiだけではなくthereが入っているのでしょうか?
この質問に対する正直な答えは、thereは全くと言っていいほど意味を付け加えていないということです。HiとHi thereには、実はそれほど大きな違いはありません。thereが入ることで、少し親しみを感じたり、驚きを感じたりすることができます。
友人には Hi there、見知らぬ人や知人にはHiと言うことが多いと覚えておきましょう。
また、長い付き合いの人に、Hello(こんにちは)と挨拶すると少し平板になってしまいますよね。しかし、 Hi there!と言うと、普段の挨拶がいつもと少し異なり、少し元気に聞こえるでしょう。
どの挨拶を使うかはあなた次第で、何と挨拶するのが心地よいかによります。HiやHelloだけでもいいですし、thereを付けてHi thereと言ってみてもOK。
なお、thereは、自分から遠く離れた、手の届かないところにあるものを示す場合によく使われますが、この場合は、明らかにあなたの声が聞こえる(つまり手が届く)ほど近くにいることが多いので、本来のthereとは少し違うニュアンスです。
Hi thereは失礼?
Hi thereは、英語では一般的でカジュアルな言い方なので、日常生活で使っても問題はありませんが、ビジネスシーンやフォーマルなメールでは、Hi thereを使うことはほとんどありません。唯一の例外は、ビジネスの場面でも本当に親しい間柄で、カジュアルな口調でも相手が気にしない場合のみということを覚えておきましょう。
それでは、Hi thereをどのように使うか、いくつかの例文を見てみましょう。
あ、ジョン!?こんにちは。最初気づかなかったよ、今日はどんな感じ?
Oh, John! Hi there. I didn’t notice you at first, how’s your day been?
おお、マーク!いい感じだよ、ありがとう。あなたも元気かな。
Hi there, Mark! I’m doing well, thank you, I hope you’re good.
ああ、こんにちは、すみません、今私は自分の世界にいました。
Oh, hi there, sorry about that, I was in a world of my own.
サム!やあ!元気?とっても会いたかったよ。
Sam! Hi there! How are you? I’ve missed you so much
Hi thereに対する良い返し方
Hi thereはカジュアルな挨拶とみなされるため、どのように返してもかまいません。
1番良いのは、自分なりのカジュアルな挨拶を考えることです。慣れるまではネイティブが使っている挨拶を真似してみるのも良いかもしれません。それでは、Hi thereに対する良い返し方の例をいくつか紹介します。
やあこんにちは!
Hi, there!
こんにちは、元気?
Hello, how are you?
やあ君か、久しぶりだな。
Hey, man! Long time no see.
ヤッホー。
Hi buddy.
「Hi, there. 」か「Hi there!」どちらが正しい?
通常、こんにちはと挨拶をするときには感情をこめるので、「Hi there!」と「!」の記号を入れて表現するのは理にかなっています。
ただし、文法的には「hi」と「there」の間にカンマを入れるのが正解。よってこのような書き方がよいでしょう。
Hi, there.
友人にメールや手紙などを英語で書くときはこのようにカンマを入れることを忘れずに覚えておきましょう。
Hi thereの他のフレーズ
ここまで Hi thereの意味や使い方などを見てきましたが、Hi thereに代わる他のフレーズも見てみましょう。
これから紹介するフレーズを参考に、自分にとって最も心地よく使いやすい挨拶を見つけてみてください。ただし、これから紹介する挨拶はHi thereと同様カジュアルな挨拶なので、職場などでは、あまり使わないようにしましょう。
やあ、どうも。
Hey,there.
よくある置き換えで、HiがHeyになるもの。意味は同じです。
こんにちは。
Hello,there.
こちらは非常にカジュアルな置き換えです。
ごきげんよう。
Good day.
こちらは3つの例の中で最もフォーマルな表現ですが、響きが気に入ればカジュアルな会話で使うには良い表現です。
まとめ
いかがでしたか?Hi thereという挨拶は聞いたことがあるけど、thereの意味がわからなかったり、実際どのように使ったらいいかわからなかった人は多かったのではないでしょうか。
「there」には特に深い意味はなく、カジュアルな挨拶として使えるのでしたよね。
Hi thereは、友人同士や、同僚など仲の良い人に声をかけるときに使い、ビジネスの場面では使わないように気を付けましょう。