※当サイトはプロモーションが含まれています

書籍レビュー:[音声DL付]完全改訂版 起きてから寝るまで英語表現700 オフィス編 起きてから寝るまでシリーズ

『起きてから寝るまで英語表現700 オフィス編 起きてから寝るまでシリーズ』は、身の回りの出来事や日々の喜怒哀楽を英語で表現することによって、独学でスピーキング能力を向上させるトレーニング本です。

「起きてから寝るまで」シリーズの中でも、このオフィス編にはビジネスシーンで使える表現がぎっしり詰めこまれており、仕事で英語が必要な人はもちろん、日常会話に磨きをかけたい人にもピッタリな一冊です。

本書は、「内勤」「人間関係」「営業」「出張」「企画・開発」「休憩」「会議」「社内行事」「人事・待遇」「アフター5」の10章に分かれており、各章は次の5つのステップで構成されています。

  1. 「単語編」
    オフィスで必須の単語を、イラストを見て覚える。
  2. 「体の動き・行為」
    基本的な動作や行為を英語で言う。
  3. 「つぶやき表現」
    これが英語で言いたかった!という思いを英語で言う。
  4. Skit(会話)
    フレーズを使った会話形式のストーリー。
  5. Quick Check(クイズ)
    クイズでおさらい。

英会話は、話す相手がいなくても上達できます。

というより、誰かと話をする前にある程度の知識やネタを自分で蓄えておかなければ、いざ相手を目の前にして何も話せずに挫折するだけです。

空の容器から何も出て来ないのと同様に、空っぽの頭から英語が出てくるはずがありません。

これほど単純な原理であるにも関わらず、なぜか「英語が話せない」と思い込んでいる人が多いのは、英会話は誰かと話さなければ上達しないと、いつの間にか脳裏に刷り込まれてしまっているせいかもしれません。

また、英会話教室に通ってもなかなか上達しないのは、そもそも「英会話」をする機会を提供しているアウトプットの場所だからであって、自分自身で積極的にインプット作業を行わなければ、ネイティブの授業を受けてもほとんど効果はありません。

それでは、一体どのようにして英語を独学すればよいのでしょうか?

「起きてから寝るまで」シリーズのコンセプトは、下記の4つです。

①自分の行動を英語で言ってみる。

I ask my boss for instructions.
上司に指示を仰ぐ。

I arrange a meeting.
会議を設定する。

I sign up with a temporary-employment agency.
派遣会社に登録する。

I set up a mixer for four men and four women.
4対4の合コンをセットする。

②自分の置かれた状況等を英語にする。

I was left behind by my co-workers in business performance.
同僚に成績で差をつけられる。

We begin a question-and-answer session.
質疑応答に入る。

I’m pressured into early retirement.
肩たたきされる。

③その時の自分の気持ちを英語で言ってみる。

Come on! I can do it!
がんばれ、私!

Couldn’t you come up with some more constructive suggestions?
もっと建設的な意見を言ってよ。

It’s so frustrating just to know this much tax is deducted from my paycheck.
こんなに税金取られてるなんて悔しい。

OK. Let’s drink till dawn!
よし、今日は朝まで飲み明かすぞ!

④その時に考えたり感じたりしたことを英語にする。

I find it hard to get along with that person.
どうもあの人苦手だなぁ。

The manager gets sidetracked so often.
部長の話、すぐに脱線する。

Today is payday. I’ve really been looking forward to it.
待ちに待った給料日だ。

Everyone at today’s party is classy and good-looking.
今日のメンツはレベルが高いなぁ。

とにかく自分に関する事象を何でも英語で言ってみること、それが英会話上達の近道です。

本書は、英会話という旅路のガイドブックなので、まずは暇な時にパラパラめくって、概要を確認することから始めましょう。

掲載されているフレーズを全て覚える必要はありません。

もちろん、長いフレーズを丸暗記する必要もありません。

お気に入りのショップやレストランに行くように、自分がピンとくるフレーズだけを覚えれば十分です。

どの章から始めても大丈夫ですし、文中の単語やイディオムだけを抽出して覚えても大変効果的です。

何事も完璧にやろうとしないことが英会話を上達させるコツです。

例文に添えられた解説も秀逸なので、自分の日常生活で使えそうな言い回しをチェックすれば、表現の幅が一気に広がります。

英語学習で一番大切なことは、試験でよい点数を取ることではなく、自分が言いたいことをきちんと自分の言葉で言えるようにすることです。

今こそ試験至上主義や完璧主義の呪縛を解き放って、自分自身の気持ちや身近な出来事を英語で表現してみましょう。

『起きてから寝るまで英語表現700 オフィス編 起きてから寝るまでシリーズ』『起きてから寝るまで英語表現700オフィス編』をぜひ通勤・通学のお供にどうぞ。

わざわざ机に向かって勉強しなくても、ちょっとした細切れ時間の積み重ねによって、あなたの眠っている英語が使えるツールにバージョンアップするでしょう。








最初のコメントをしよう

必須