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書籍レビュー:会話もメールも英語は3語で伝わります

『英語は3語で伝わります』は、SVO「誰かが、何かを、する」という文型をマスターするだけで、あっという間に英語をモノにできる究極のマニュアル本です。

嘘のような本当の話で、あらゆる英語のお悩みに即効きます。

本書のアドバイスに従ってSVOの語順を意識するだけで、あなたの英語はたちまち「伝わる英語」に生まれ変わります。

そして、英語に対する見方も180度変わり、今まで見えなかった新しい世界が目の前に開けてくるでしょう。

豆知識満載の「ブレイク&スキルアップコーナー」も必読です。

【“3語の英語”の3つのメリット】

① 結論(動作)がすぐ伝わる。

② 文を組み立てやすくなり、誤りが減る。

③ コミュニケーションのスピードが上がる。

“3語の英語”は、必ずしも単語数を3語にしなければならないというわけではなく、SVOの“3つのまとまり”で文を作るということです。

これは、筆者がテクニカルライティングの鍛錬を積み重ねて辿り着いた結論であり、

「かっこいい英語はいらない 最小限の単語数で、平易な構文を使って組み立てることで、誤りが減り、そして伝わりやすくなる」

「伝える内容が複雑であればあるほど、それに見合った複雑な英文を組み立てるのではなく、その逆を目指すことが不可欠である」

という原理そのものなのです。

日本人の英語が伝わりにくい要因として、「お勉強」のしすぎと、英語と日本語の文化の違いが挙げられます。

そこで、“3語の英語”を始めるにあたって気をつけるべきことは、

① 学校で習ったイディオムは一旦すべて忘れる。動詞1語だけを使って単純明快に表すこと。

② be動詞の「~です」という「静的」な表現は文がぼやけてしまう。ダイナミックな「~する」という「動的」な表現に変えること。

③ 難しい漢字表現をそのまま英語にすると、言いたいことが伝わらない。日本語に引きずられずに明快で簡単な動詞を選び、頭の中で組み立てなおすこと。

④ まずは主語を見つけ出す。動作をする人または物を主語にして、単純明快に伝えること。

⑤ 単語を単に並べるだけのブロークン英語は伝わりにくい。SVOの語順を意識して単語を並べること。

【日本人にありがちな英語の会話例】単語数21語

A さん:What is your job? 
あなたの仕事は何ですか?

B さん:My job is an English teacher. What about yours?
英語の講師です。あなたの仕事は?

A さん:I am an editor of books.
書籍の編集者です。

B さん:Are you?
そうなんですね。

【“3語の英語”を基本にした会話】単語数14語

Aさん:What do you do?
あなたは何の仕事をしているのですか?

Bさん:I teach English. What about you?
英語の講師をしています。あなたは?

Aさん:I edit books.
書籍の編集をしています。

Bさん:Great.
そうなんですね。= いいですね。

上記の例文を比べてみると、be動詞を多用している前者よりも、SVOを意識している後者の方が文が短くなり、直感的に理解しやすくなっているのが分かります。

【漢字表現の直訳英語から“3語の英語”への変換】

We will now give you an outline explanation of the tour.
今から旅行の概略説明をします。
We will now outline the tour.

I am making a plan for new products.
私は新製品の企画を行っています。
I plan new products.

The cost cut will be realized by adopting this product.
その製品の採用により、経費削減を実現します。
This product will cut cost.

このように、複雑な文をやめて「3語」で組み立てるスキルを身に着けること、すなわち、5文型「SV、SVC、SVO、SVOO 、SVOC」の中で最も力強く、最も簡単なSVOを使って「3語」を並べることが英語上達のカギです。

たった一つの原則を心がけるだけで、日本人の英語は短時間で「伝わる英語」に生まれ変わります。

“3語の英語”は動詞が決め手。

① 具体的な動詞でスピーディーに伝える。

② ダイナミックで明快な他動詞を使う。

③ 受動態ではなく、短く力強い能動態を使う。

④ 否定を肯定表現に変える。

⑤ ぼやかさず、具体的に言い切る。

⑥ Whenやifを使う文も“3語の英語”にできる。

などなど。

【基本動詞リスト】

① 人にもモノにも使える万能動詞
  have、use、include

② 主語が「人」の便利動詞
  find

③ ポジティブな感情を明快に伝える
  likeとenjoy

④(人などを)~させる
  surprise、interestなど

⑤ 反対語動詞
  dislike、disable、unveil、unlock、uncoverなど

⑥ SVOを作る明快動詞
  benefitやreplace、relocate

⑦ 1語が生きる「特徴」「強調」を表す動詞
  featureとhighlight

【動詞リスト応用編】

① 強くて明快な動詞
  needとrequireが表す「必要」

②「最大にする」「最小にする」の
  maximizeとminimize

③「実現する」「達成する」に便利な
  achieve

④ 主語と目的語を選ばない便利動詞
  allow、permit、enable、そしてcause

⑤「上げる」と「下げる」に
  increaseとdecrease(reduce)、raiseとlower

⑥「説明する」や「要約する」に
  explain、describe、discuss、summarize、outline

⑦ 短く伝える動詞
  outnumber、outweigh、outperform、double、triple

英語を始めたばかりの方から、資格試験などで高いスコアを持っている方まで、全レベルの学習者に勇気と希望を与えてくれるテキストです。

読み進めていくうちに、受験勉強や資格試験対策などで染みついた思い込みが、みるみるうちに洗い流されていきます。

最初からこんな風に英語を習っていたらどんなに楽だったろうと、日本の英語教育が恨めしく思えてくるほどです。

しかし、今からでも遅くはありません。

自分が今どんなレベルにあっても、ひとたび「伝わる英語」がどのようなものか理解できたら、ブロークンな英語も、さび付いた英語も、受験英語も、全てが使える英語に生まれ変わります。

これまでの苦手意識が一気に吹き飛びますよ。

あれこれ英語で悩むのは今日で終わりにして、明日から自信をもって新しい世界に飛び出しましょう。







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