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書籍レビュー:【図解】30分で英語が話せる

『【図解】30分で英語が話せる』は、5歳児の使う最重要基本英単語700個と、6つの正しい発音と、1つの文法をマスターすることにより、最短最速で英語を話せるように導いてくれる画期的なガイドブックです。

本書は「正しい文法」「きちんと」話すことを目的としているのではなく、誰でも知っている英単語をコミュニケーションツールとして磨き上げ、即座に英語で会話を楽しめるようにすることを目指しています。

  1. 英語で話しかけること
  2. 自分の英語が通じて感動すること
  3. 英語が楽しくなること

筆者が述べているように、上記の3つが英語を学ぶ大原則です。

ひとたび本書を開けば、「英語が話せない」という誤った思い込みがたちまち消え失せて、今すぐにでも英語で誰かと話したい気分になるでしょう。

【なぜ最重要基本英単語700個なのか?】

日本語・英語を問わず、5歳~6歳児が日常的に使う単語は約700語、大人は約5000語といわれています。

「英語が話せない」と思い込んでいる人の多くは、自分の「大人の」日本語をそのまま英語にしようとして、単語が分からずに挫折してしまっているわけですが、逆にいうと、自分の言いたいことを5歳児の日本語に置き換えて、それを英語に変換するというプロセスを踏めば、たちまち口から英語が飛び出すというわけです。

しかも、この700語は中学レベルのよく知っている単語やカタカナ英語ばかりであり、本書を読んだらすぐに「話せない」状態から抜け出すことができるでしょう。

【なぜ6つの正しい発音なのか?】

中学レベルの700語は誰でも知っているものばかりですが、ひとつだけ問題なのは、ローマ字読みのカタカナ英語でそのまま発音してしまうと、相手にはなかなか通じづらいという点です。

そこで、発音を意識的にネイティブのそれらしく矯正してしまえば、たちまち700語がコミュニケーションツールにパワーアップするというわけです。

具体的には、

語頭や語中の【R】
語尾の【L】
語頭や語中の【V】
語頭の【th】
語頭の【wh】
語頭や語中の【F】

日本語が表意文字を基本とする「絵画的」な言葉であるのに対し、英語は表音文字を用いた「音楽的」な言葉なので、まずは英語を音として口に出してみることが重要であり、発音が大切なのもこのような理由によるものです。

【なぜ1つの文法なのか?】

私たちは、学校の英語や資格試験などで、正しい文法できちんと解答しないと正解にならないという経験を長年にわたって繰り返してきたために、会話でも正しい文法で話さないと通じないのではないかという不安が頭をよぎって、なかなか口から英語が出てきません。

しかし、筆者がいうように、会話に必要な文法は「S+V+O+修飾語」のたったひとつだけです。

あとは、余裕があればatheと複数形を意識したり、前置詞は何を使おうか迷ったらとりあえずinを使っておいたり、過去のことなら動詞の前にdidをつけ、未来のことなら動詞の前にwillをつけ、進行中のことならbe動詞ingをつけるということだけを意識していれば、それだけで言いたいことがほとんど通じてしまうのです。

しかも、ほめ言葉やあいづちだけでも会話は成り立つので、まずは下記の12個を使って相手の言葉に反応してみましょう。

great
wonderful

excellent
gorgeous
lovely
amazing
awesome
unbelievable
bravo
splendid
fabulous
then

本書のタイトルを見て「そんなはずはない。過大広告にきまっている」と眉をひそめているとしたら、とりあえず今回だけは騙されてみたほうがよいかもしれません。

そもそも、英語は単なるコミュニケーションの道具にすぎないので、相手の言うことを100%分かる必要もなければ、こちらが美しく正しい英語を使う必要もなく、ましてやブロークンだからといって卑屈になる必要など全くありません。

著者が繰り返し述べているように、「誰かとコミュニケーションをとりたい」という思いで発せられた英語こそが本当に美しく正しい英語です。

従って、一刻も早く英語が話せるようになりたいと願っているなら、人生の貴重な30分を本書に費やす価値は大いにあります。

そして、30分が経過したら、自分の考えや思いを誰かに英語で伝えてみましょう。

たとえ外国人の知り合いがいなくても、ひとたびインターネットに接続すれば、英語を使える環境が無限に広がっています。








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