書籍レビュー:正しい発音が身につく!書いて覚えるはじめてのフォニックス【CD付き】齋藤留美子・齋藤了

齋藤留美子 齋藤了 フォニックス 正しい発音が身につく!書いて覚えるはじめてのフォニックス
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今や、英語学習者の間ではよく耳にするワードとなったフォニックス
フォニックスとはアルファベットと音のルールを使った英語学習法のことです。
文字と音のルールを学ぶことで、ネイティブの英語を聞き取れて、正しい英語で話せるようにもなるので実践的な勉強方法というわけですね。

英語圏に住む子供たちも授業の中でフォニックスで英語を学ぶなど、ネイティブにも認められた有効な学習法であることがわかります。

今回は、そんなフォニックスを楽しく!そしてわかりやすく!学べる一冊をご紹介します。
本書の名前は「正しい発音が身につく!書いて覚えるはじめてのフォニックス」。

あれ?正しい発音が身につくのに「書いて覚える」?と疑問に思った方がいるかもしれません。この「書いて覚える」は、本書の特徴の1つで、長年子供たちにフォニックスを教えてきた著者である齋藤留美子先生と齋藤了先生が、教える経験の中で編み出した方法です。

齋藤留美子先生と齋藤了先生は最初、音だけで子どもたちにフォニックスを教えていました。しかし、だんだんと聞く・話すだけのレッスンでは子どもたちが飽きてしまうことに気づいたため、一度視覚的な情報と「書く」作業を組み合わせてフォニックスを教えてみたところ、状況は一変。子供たちからはみるみる「わかった!」「できた!」と喜びの声が上がってきたそうです。

本書はお得なCD付なので、正しい音を聞き取り、発音練習することができます。それに加えてフォニックスを書きながら勉強していきます。

人それぞれ得意な暗記法がありますよね。耳で聞いて覚える人、単語に語呂を振りながら覚える人、そして、紙とペンで書きながら覚える人など、それぞれに覚えやすい方法があるもの。
本書では、実際に単語を書くスペースや英単語とフォニックスを書き込むスペースが設けられており、音を聞きつつ、書いてフォニックスを覚えることができます。
私が実際に本書を読んだとき、耳からの情報で発音を確認しながら、フォニックスを書き込むことで集中力も保たれ、なおかつ記憶に残りやすいと感じました。

スマホやタブレットが普及している現代ですが、ノートに書いた方が覚えられる人にはもってこいの1冊と言えるでしょう。

さらに、齋藤留美子先生と齋藤了先生は20年以上も英会話教室で子供たちへフォニックスを教えてきた第一人者。そのため本書には、長年フォニックスを教えてきた齋藤先生のテクニックが随所に散りばめられています。
例えば、英語学習の参考書には必ずと言っていいほど書かれてある難しい発音記号や発音するときの口や舌の図などは一切書かれていないなど、どんな人にもわかりやすく読んでいて楽しくなる本の構成になっています。

特に私がおすすめしたいポイントの1つが、癒されるイラストたち。癒し系のイラストを見ていると勉強していることを忘れてしまうくらいです。
わかりやすい内容と可愛いイラストが盛りだくさんの本書は、英語に苦手意識がある人にとっては手に取りやすい英語学習の本と言えるでしょう。

さらに嬉しいのは、本書では1日2-3ページの「ゆっくりペース」をお勧めしてくれること。
自分のペースで、少しずつ毎日続けることを推奨しているところも、学習者への思いやりを感じるテキスト。

フォニックスってなんだか難しそう…
長年英語を勉強しているし、発音の癖はもう直せないんじゃ?
そう思っている方にぜひ読んでいただきたい一冊です。

今回は、実際に本書でどのようにフォニックスを学んでいくのか、構成を少し紹介していきます。

正しい発音が身につく!書いて覚えるはじめてのフォニックスの構成

本書はまずは、
ウォーミングアップ|アルファベットの正しい読み方を覚える
から始まり、
フォニックスのルールその1|アルファベットの音
フォニックスのルールその2|サイレントe
フォニックスのルールその3|2文字子音
フォニックスのルールその4|2文字母音①
フォニックスのルールその5|2文字母音②
フォニックスのルールその6|rのついた母音
フォニックスのルールその7|その他のルール
という構成になっています。

ウォーミングアップ|アルファベットの正しい読み方を覚える

齋藤留美子 齋藤了 フォニックス 正しい発音が身につく!書いて覚えるはじめてのフォニックス レビュー

まずは、フォニックスの根幹であるアルファベットの正しい音を覚えるところから。わかりやすい表現と愛らしいデザインとともに本章は始まります。
付属CDを聞きながら、正しいアルファベットの音を発音する練習をしましょう。さらに、CDを聞いてどのアルファベットの音かテキストに書き込んでいく作業も含まれています。正確に聞き取れるようになったか自分でチェックすることもできますね。

フォニックスのルールその1|アルファベットの音

齋藤留美子 齋藤了 フォニックス 正しい発音が身につく!書いて覚えるはじめてのフォニックス レビュー

アルファベット読みとフォニックス読みをそれぞれ解説した上で、音の規則性を学んでいきます。
まず、似た子音pとbやtとdなどを取り上げ、発音の特徴を学びます。その後、母音a, i, u, e, oの発音のルールに基づいて、子音と母音の組み合せによる発音の規則性を学習していきます。

フォニックスのルールその2|サイレントe

齋藤留美子 齋藤了 フォニックス 正しい発音が身につく!書いて覚えるはじめてのフォニックス レビュー

サイレントeと呼ばれるフォニックスのルール。サイレント、つまり日本語で静かなという意味なのでeを読まないという法則ですね。このパートではサイレントeになるのはどの子音とeの組合せなのか、その場合は具体的にどの音で読むのか、パターンを示して詳しく解説しています。

フォニックスのルールその3|2文字子音

齋藤留美子 齋藤了 フォニックス 正しい発音が身につく!書いて覚えるはじめてのフォニックス レビュー

フォニックスのルールその3は、子音が2つ並んでいる状態、2文字子音。2文字子音の組み合わせを示しながら、読み方の規則を解説しています。新しい内容の学習が続いていきますが、こまめに復習コーナーが設けられているので、ゆっくり自分のペースで進めることができますね。

フォニックスのルールその4|2文字母音①

齋藤留美子 齋藤了 フォニックス 正しい発音が身につく!書いて覚えるはじめてのフォニックス レビュー

フォニックスのルールも中盤へ差し掛かったところで登場するのは2文字母音①。母音とはa, i, u, e, oですが、これらが2つ並んだ時には前の母音の音になるというルールについて説明しています。

フォニックスのルールその5|2文字母音②

齋藤留美子 齋藤了 フォニックス 正しい発音が身につく!書いて覚えるはじめてのフォニックス レビュー

先ほどの2文字母音①に続いて2文字母音の2パターン目へ。今度は母音a, i, u, e, oのうち2つが並んだ時に新しい音になるというルール。
例えば、oが2つ並ぶとspoon(スプーン)やbook(ブック)など、同じooでも法則があります。これらの違いについて、楽しくわかりやすく説明しています。

フォニックスのルールその6|rのついた母音

齋藤留美子 齋藤了 フォニックス 正しい発音が身につく!書いて覚えるはじめてのフォニックス レビュー

いよいよ、本書も終盤に差し掛かってきます。次は、rがついた母音についてです。日本人が英語を勉強する際にぶつかる壁、それはRとLの発音。この章では、rのついた母音についてパターン別にわかりやすくて覚えやすい内容で学習していきます。

フォニックスのルールその7|その他のルール

齋藤留美子 齋藤了 フォニックス 正しい発音が身につく!書いて覚えるはじめてのフォニックス レビュー

最後の章ではこれまで学んだルール以外にもある押さえておきたいフォニックスのルールについて。
他にもたくさんルールがあるんじゃない!?そう思った方、安心してください。
本書は子供でも楽しくわかるようにイラストを使って解説しているテキスト。その他のルールについてもこれまで学んだ内容の復習と書いて練習する方法を用いて丁寧に教えてくれます。

本書の効果的な使い方は、なんといっても付属のCDを聞いて、しっかり声を出して発音練習すること。フォニックスを習得する上で正しい発音を獲得するという土台は必須。ですから、本書にセットで付いてくるCDをしっかり聞いて練習しましょう。

また、本書は書くこともポイント。随所に復習ページがあるので、フォニックスのルールを書く際には答え合わせを丁寧に行いましょう。そして、間違ったときは覚えるチャンス!再度同じ問題にチャレンジすることで正しいフォニックスがしっかりと身につきます。

本書は自分の可能性を広げるために今から英語を勉強したい!という社会人の方や、お子さんがフォニックスで勉強していて自分もやってみたい!と思い始めた親御さんなど、手に取って頂きたい一冊になっています。

毎日ページを開くのが楽しみになる本書「正しい発音が身につく!書いて覚えるはじめてのフォニックス」とともにフォニックスを体験してみませんか?

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