「allow」と「arrow」の発音。全然違うので聞き分けはカンタンです
日本人が発音や聞き分けに悩む英語に、スペルがほとんど同じだけど一か所だけ子音が異なる単語の組み合わせがあります。
中でも日常英会話で使われる
allowと
arrowは、
どちらも読み方をアローと認識していること、また日本人が苦手とするl(エル)とr(アール)が入っているため、聞き分けや、どうやって発音を区別すべきかで悩んでしまがちです。
スペルだけを見るとほとんど同じに思えますが、実は発音記号を確認すれば明確に違うことがわかります。
今回の記事ではallowとarrow、2つの発音の違いと聞き分け方のコツを紹介します。
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allowの発音はアラウです
許可するという意味を持つ英単語のallowの発音記号を英和辞書で確認すると、əláuと表記されています。
カタカナだとアラウと表現されますね。
aの発音はほぼそのままアなので、難しくはありませんね。
後半のllowの部分はlの発音+アウなので、カタカナで表現するとアラウになります。
この時点で既にアローからはかけ離れていますね。
もしallowのつもりでアローやアロウと言った場合、ネイティブにはalongやhelloと聞こえてしまうのでご注意ください。
arrowはェアロウと発音します
次に弓矢の矢や矢印を意味するarrowですが、発音記号を見るとǽrouとなっています。
このǽの発音はリンゴの
apple
と同じです。
appleは一般的にはアップルとして認知されていますが、実はネイティブはェアポウのように発音しています。
つまり、arrowのaもアではなく、アとエの中間音であるェアと発音します。
また、rrowの部分はrouとなっているように、rの発音+オウであるため、カタカナで表示するとェアロウですね。
lとr以外の部分で聞き分けよう
allowとarrowの聞き分けでの悩みは、主にlとrをどうやって聞き分けるべきかというところにあるのではないでしょうか?
ですが、もう一度発音記号とカタカナ表記を見て見ましょう
əláu:アラウ
ǽrou:ェアロウ
このように、実はlとr以外の部分での発音が大きく異なっているため、出だしがアなのかェアなのか、また終わりの部分がラウなのかロウなのかという観点から聞き分けることができます。
まとめ
スペル上ではほとんど同じでも、発音記号を確認したりネイティブの発音を聞くと全然違うというケースはとてもたくさんあります。
英単語を見てスペルから発音を予想するのも英語学習には効果的ですが、その際には必ず予想した発音が正しいかどうかを発音記号で確認しましょう。
また、スペルが似ていても発音の異なる単語を見つけてグループ分けすることで、スペルと発音への理解が深まりますよ。
動画でおさらい
聞き分けは簡単「allow」と「arrow」の発音。全然違うを動画で確認してみましょう。