凄くわかりづらい「honor」と「owner」の発音の違い
英語には、発音がそっくりで区別をしにくい単語の組み合わせがいくつかあります。
そのなかのひとつが、honor(名誉、栄誉)
とowner(所有者)
です。それぞれどのように発音すればいいのでしょうか。
今回は、honorとownerの発音の違いを紹介します。
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発音の違いがわかりづらい
honorとowner、この2つの単語の発音の違いを聞き分けるのは、とても難しいです。
辞書で調べてみると発音記号は全く違うのですが、日本人の耳だと、どちらも同じように「オーナー」?と聞こえるかもしれません。
しかしカタカナ発音で表記すると、honorは「アーナー」、ownerは「オーナー」となります。
なかなか違いが分かりづらいですが、それぞれ例を挙げて、発音の違いを説明します。
honor
honor
は名誉、栄誉(名詞)、尊敬する、名誉を与える(動詞)という意味を持つ単語です。
honorをどのように発音するのか、頭文字のhに戸惑う人も多いでしょう。
そこで、honorのhoと同じ発音のhourを例にあげます。
hour
はみなさんご存じ、時間という意味の単語ですね。hourはどのように発音しますか?
hourはカタカナ発音で言うと「アワー」です。
hoの発音は日本語で言うと 基本的に「ア」に近い音だといえます。
したがってhonorは「アーナー」や「アナー」と発音します。
owner
owner
は所有者(名詞)という意味を持つ単語です。
ownerをカタカナ英語で表すと「オーナー」となります。
日本でも、そのままオーナーとして表現しても意味が通じるぐらい、一般的によく知られています。
ownerはown
にerがついてownerとなり、ownは「オウン」と発音します。
ちなみにownは自分自身の(形容詞)、所有する(動詞)という意味で、erがつくことで、所有者という名詞になります。
ownの発音「オウン」をそのまま利用してownerの発音は「オウナー」と、オのあとにウを発音することを意識しましょう。
発音の違いを区別するには練習あるのみ!
「アーナー」、「オーナー(オウナー)」と言い比べてみると、音の違いがわかってくるのではないでしょうか。
hoのときは「ア」に近い音だと意識しながら発音し、oのときはそのまま「オ」で発音します。
発音の違いを区別して会話できるように、練習しましょう。
honorは他にもこんな意味が!
honorには他にも、さまざまな意味が存在します。さっそく見ていきましょう。
もし外国人接待ゴルフがあったら要注意
ゴルフ用語にあるオナーってご存知ですか?
ゴルフではティーショットを最初に打つ権利、またはその権利を有するプレイヤーのことをオナーと言います。
ゴルフのオナーは、honorの方で、この場合は特権という和訳が近いですね。
ここで「オーナー」と言ってしまうと、owner(所有者)?となり、意味が違ってくるので気をつけましょう。
実際に、ゴルフの大会で「オナーをオーナーと言い間違えないように」と主催者側がコメントしたという記事を読んだことがあります。
一般的にも「オーナー」と言い間違える人は多いようですね。
薔薇の名前にもなっている
白い薔薇の品種名に、honorというものも存在します。
honorは和名が「オナー」または「オーナー」となっています。
しかし、実際に「オーナー」と発音してしまうとownerと思われることがあり、通じないこともあるようです。
アメリカ英語の場合、カタカナ発音は「アーナー」か「アナー」ですが、薔薇の品種名を言う時は「オナー」の音で言われることが多いようです。
こういったフレーズも覚えておくと、役に立つときがありますよ。
まとめ
honor「アーナー」とowner「オーナー(オウナー)」の発音の違いが明確になりましたね。
実際の発音をカタカナ英語で表記して、そのまま日本語のように読むと、英語の持つ発音の違いがわかりづらくなることがあります。
違いを理解して、繰り返し発音の練習をして、正しく発音できるようになってください。
日本人にとって英語の繊細な発音ニュアンスは、聞き分けるのも言い分けるのも大変難しいです。
イギリス英語とアメリカ英語では発音が異なる場合もあります。
発音の似ている単語が出てきたら、その都度ひとつひとつ繰り返し練習をして、実際に使ってみて、慣れていくしかないですね。
今はスマートフォンサイトなどでも、手軽に英語の発音を聞いて勉強することができます。
ちょっとしたすきまの時間を利用して、発音の違いを繰り返し聞いてみるのもおすすめです。
動画でおさらい
凄くわかりづらい「honor」と「owner」の発音の違いを、もう一度、動画でおさらいしてみましょう。