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わからなくても困らない?「Fan」と「Fun」の発音の違い

違う言葉でも、我々日本人にとってみると同じ発音をする英単語というのがいくつかありますよね。

今回紹介するのは、fanとfunについてです。

ふたつとも日本語では「ファン」と書き、カタカナ英語でも同じ言い方をします。

しかしこの2つの単語、ネイティブの発音になると明確に違うようです。

では、どう違うのかを意味と共にこれから見ていきましょう。

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fanの意味と発音のツボ

意味

fan

は日本語でもそのまま「ファン」という意味の名詞で使われます。

辞典を見ると、同じ綴りで2つの意味が載っていますので、簡単に紹介しておきます。

①うちわ・扇風機のファン
名詞でうちわや扇風機を表すこちらは、あおぐ・煽るという動詞の意味合いも持つ単語です。

②ファン・愛好家
この意味を持つのは、fanatic(熱狂者・狂信者)

が語源の単語です。

ですので、アイドルのファンであれば、テレビ番組の放送収録やアリーナ会場での公演時に、ホールの外で出演者の入り出待ちをするほどの熱狂的なファン!というニュアンスを持ちます。

他にも、プロ野球やサッカー・ラグビーといった、スポーツチームや選手のファン。

好きな作品の特典映像付きDVDや関連商品の販売情報に心を躍らすポップカルチャーファン。

新幹線やD51形蒸気機関車などの運転士・機関士に憧れたり、模型収集やさまざまな鉄道イベントの開催に目を輝かせる鉄道ファンなど…。

こうした、1つの対象・内容に多くの愛情とエネルギーを注ぐ人たちを指します。

発音のツボ

海水が放物線のように盛り上がってきたとき、ボードでその波に乗って降りていくようなイメージです。

ファーンと高めに発音をしましょう。

funの意味と発音のツボ

意味

一方、fun

「楽しい人・面白さ」という意味の名詞です。

この単語、次のような文章では「ファン」だと誤解してしまう人がいるので注意してくださいね。

He is great fun.

正:彼はとても面白い人です。
誤:彼は(熱狂的な)大ファンです。

簡単な見分け方は、後で解説します。

発音のツボ

重いボーリングの球を投げたときのような、すぐに落下する低い放物線のイメージです。

気に入らないことがあったときに、鼻でフン!と言いますよね。

このフン!と同じように、低めでファンと発音します。

どうでしょう?違いがわかりますか?

文脈を通しても、違いはわかる

では2つの単語を文章にしてみましょう。

発音の違いをはっきり伝えるために、敢えて区切ってカタカナで書いています。

意味:彼は(熱狂的な)大ファンです。
He is a great fan.
発音:ヒー・イズ・ア・グレィトゥ・ファーン

意味:彼はとても面白い人です。
He is great fun.
発音:ヒー・イズ・グレィトゥ・ファーン

一見似たような発音の文章ですが、先ほどの発音のツボに気をつければ判別することができます。

また、発音がわからなくても、文脈から判断することが可能です。

fanは、apple(りんご)

girl(女の子)

のように数えられる名詞(可算名詞)ですから、直前にaなどの冠詞がつきます。

一方のfunは、air(空気)

coal(石炭)

のように数えられない名詞(不可算名詞)の仲間です。

そのため、冠詞がつかずそのままの形で文に使うこととなります。

冠詞が直前につくかどうか、その違いを把握できれば簡単に判別できるでしょう。

まとめ

単語の発音そのものの違いを聞き分けることは、英会話力をアップさせる土台作りには欠かせない要素です。

しかし、実践の場ではなかなか上手くいかないこともあるでしょう。

そんなときのために、文脈からも判断できるようにトレーニングすることをおすすめします。

そうすれば発音が似ていても「これはどっちだろう?」と迷うことなく理解できるようになりますよ。

ぜひ実践してみてください。

動画でおさらい

わからなくても困らない?「Fan」と「Fun」の発音の違いを、もう一度、動画でおさらいしてみましょう。