worryの意味と使い方|worry aboutとbe worried aboutの違いを解説
「心配する」を英語で?と聞かれたときに、多くの人が最初に思い浮かべるworry。基本単語とも言えるおなじみの「worry」ですが、その単語にはいろいろなニュアンスが含まれています。
例えば、I worry about youと I am worried about you。
この2つの文では心配している内容が違うことを知っていますか?
また、よく聞くフレーズの Don’t worryは、実際にどんな場面で使えばいいのでしょうか。
知られているようで、実は使い分けができていない人も多いworry。この記事を読んで、基本単語worryを自信を持って使えるようマスターしましょう。
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ポイント1:I worry about youとI’m worried about youの違い
あなたのことが心配です、を英語で表現する場合、I worry about youとI am worried about youではどちらが正しいでしょうか。
正解は、両方正しいのですが、この2つの文はニュアンスが微妙に違います。
それぞれを解説をみていきましょう。
worry aboutとは
あなたのことが(いつも)心配です。
I worry about you.
例えば、お母さんが子どもを心配するような時。学校に無事到着したかな?忘れ物はしていないかな?元気に過ごせているかな?など、子どものことを常に心配しているような状況で使います。
文末に「いつも」を意味するall the timeを付けても同じニュアンスです。
また、私は心配性です。と言いたい時は、いつもあらゆることを心配しているので次のように表現しましょう。
I worry about everything.
be worried aboutとは
(特定の状況にある)あなたのことが心配です。
I’m worried about you.
例えば、あなたがケガをしたと聞いて(ケガをしている)あなたのことが心配です。といった状況では、次のように使います。
I’m worried about your injury.
特定の状況は、心配する具体的な内容が入るので、worry aboutよりもbe worried aboutの形で使うケースが多くなります。
aboutの後に続くのは?
worryやbe worriedの後についているaboutは前置詞。後ろには名詞や代名詞がきます。
彼女のことが心配です。
I worry about her.
彼はこの街を離れることを心配しています。
He is worried about his leaving this town.
何も心配していません。
I’m not worried about anything.
ポイント2:worry/worriedの後に続く語3つを覚えよう
worryやbe worriedの後に続くのは、aboutだけではありません。次の3つを覚えておきましょう。
if, whether
worry if、 worry whetherの意味は、〜かどうか心配だ。
宿題が時間内に終わるか心配です。
I’m really worried if I can finish my homework in time.
ナンシーは翌日晴れるかを心配していました。
Nancy worried whether it would clear up the next day.
that
worry thatはの意味は、〜が…であることを心配している。
ポイント1に出てきたworry aboutと似ていますが、thatの後は主語と動詞がある完全な文が続くところが違います。
君に何か悪いことが起きたんじゃないかと心配したよ。
I was worried that something bad had happened to you.
人物
worryのすぐ後に人が続いている時は注意が必要です。次の2文を比べてみましょう。
1.I worried too much.
2.I worried Tom too much.
1.のworryは自動詞で、私はとても心配しました。の意味。心配したのは、文章の主語である「私」です。
2.のworryは他動詞で、私はトムをとても心配させました。の意味になり、「私」は、心配させた人であり、実際に心配したのは「Tom」です。
worryのすぐ後ろに人が来ているかどうかで、しっかり区別しましょう。
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ポイント3:シチュエーション別Don’t worry.の使い方
よく会話で耳にするDon’t worry.という表現ですが、気持ちを和らげる一言をつけて相手を安心させたり、相手に気遣いをさせないよう伝えることができます。
場面別Don’t worryの使い方
1.悪いことが起きている人に
心配しないで。すべてうまくいくよ。
Don’t worry. Everything will be fine.
気にしないで。よくあることだよ。
Don’t worry. It happens.
2.悪いことが起きるのではと心配している人に
就職の面接、心配だな。緊張するよ。
A: I’m worried about my job interview. I’m feeling nervous.
大丈夫。君ならうまくいくよ。
B: Don’t worry. You’ll do fine.
3.何かをする必要がない人に
すみません。十分なお金を持ち合わせてなくて…
A: Sorry. I don’t have enough money…
気にしなくていいですよ。今日は私のおごりなので。
B: Don’t worry. I’ll get the bill today.
1、2、3のいずれの状況でも、Don’t worryをDon’t worry about itに言い換えが可能で、itで起きている状況や心配している内容、する必要ないことを「気にしないで」と言うことができます。itをmeに変えてDon’t worry about meとすれば「私のことは大丈夫」という意味になりますよ。
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don’t worry と no worriesは同じ?
相手を力づけたり、対応する必要がないことを伝えたりする時に使うdon’t worry。似た形のno worriesも、同じ意味なのでしょうか?
no worriesは「心配ないよ」を意味するフレンドリーな表現。No problem「問題ないよ」と同じように使います。
Thank youなどの感謝やI’m sorryなどの謝罪への返答として使うことができますが、必ずNo worriesと複数形で使う点に注意してくださいね。
聞くだけで幸せな気分になれるDon’t Worry Be Happy
最後にDon’t worryのフレーズを使った1988年の大ヒット曲を紹介します。アメリカのジャズシンガー、ボビー・マクファーリンが歌ったDon’t worry Be Happyです。
Don’t worry. Be Happy.とは「心配しないでハッピーにいこう!」「くよくよせずに明るくいこう!」という意味。前向きなメッセージが歌に込められています。楽器を一切使わず、すべて自分の声で収録したメロディーも聴き応えがありますよ。
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まとめ
いかがでしたか?worryを使って心配していることにニュアンスを含めて伝えたり、不安を感じている人を励ましたり、普段の生活の中でぜひ使ってみてくださいね。
英語は難しいな、自分にはマスターできないかも…と感じた時は、Don’t Worry Be Happyを聴いて自分を励ましつつ、学習を続けてくださいね。