resilientの意味とは?読み方や名詞resilienceの使い方を例文解説
今回はresilientという単語を取り上げます。
resilientは、大学院以上のレベルの単語とされているので聞きなじみのない人も多いかもしれませんが、ビジネスシーンやKaty Perryの曲のタイトル「resilient」で聞いたことがあるという人もいるかもしれません。
この記事では、resilientの意味や読み方、使い方を例文を通して紹介します。最後まで読んで、resilientという単語を使いこなせるようになりましょう!
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resilientの意味は?
resilientは形容詞で、辞書で最初に表示される意味は「弾力性のある」です。
resilientの他にも意味があり、「すぐに元気を回復する」、「生気があふれて明るくはつらつとした」などがあります。
resilientの読み方をカタカナで表記すると、レジリエントです。
なお、resilientを英英辞書で引くと、強いを意味する「strong」や、少しのことではくじけないを意味する「tough」、回復力が早いことを意味する「quick to recover」などの類語があげられています。
resilienceは形容詞ですが、名詞としてresilienceやresiliencyが使われます。
resilienceもresiliencyも意味合いは同じで、困難なことや悪いことが起こった後でも、再び幸福になる力、成功する力という意味を持つ名詞です。
名詞として使う場合、厳密にいうと、文法的に正しいのはresilienceですが、現代のネイティブスピーカーはresiliencyをよく使います。
resilient、resilience、resiliencyの意味と発音を以下の表で確認しておきましょう。
単語 | 品詞 | 意味 | 発音 |
resilient | 形容詞 | ・すぐに元気を回復する ・明るくはつらつとした ・弾力性がある | |
resilience resiliency | 名詞 | ・弾力性 ・復元性 ・回復力 |
人間には回復力と自己治癒力がある。
Human has resilient and self healing nature.
また、人を紹介をする場面などでは、resilient personという表現が用いられることがあります。
「レジリエントな人」とは、人生の困難な時期でも素早く立ち直る人のことです。
Resilient person meaning the person who quickly recovers from difficult times in life.
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resilientの使い方
resilientの意味が分かったところで、実際にどのように使うかを例文で確認してみましょう。
ここでは、be resilient、you are resilient、resilient society、sound and resilientという表現を通してresilientの使い方を紹介します。
be resilient
be resilientには「たくましい」という意味があります。
例えば、子どもにたくましく育ってもらうことについて話すのならば、こんなフレーズが使えます。
親として、私たちは子どもたちがたくましくなるようサポートする必要がある。
As a parent, we need to support children to be resilient.
You are resilient
逆境をもチャンスに変えてしまう人もいますよね。
そんな人にはYou are resilientと言うと相手を褒める言葉として活用できます。
あなたはとても強い人ですね。
You are resilient.
>>英語で「あなたは優しい」kindやsweetだけじゃない!ネイティブが使い分ける厳選フレーズ12選
sound and resilient
2023年の春、米連邦準備制度理事会のパウエル議長が米国の金融政策を決定する会合(FOMC:連邦公開市場委員会)において声明文を発表し、その中でsound and resilientという表現を用いました。
sound and resilientは、「健全で回復力がある」という意味があり、声明文において、アメリカの銀行システムの回復力を期待する旨が示されました。
パウエルは、アメリカの銀行システム業界は「健全で回復力がある」と述べた。
Powell said, the U.S. banking system is “Sound and Resilient”.
なお、soundと聞くと、「音」という意味を連想する人も多いと思いますが、soundには「安心する」という意味合いもあります。
例えばsafe and soundというと、「何事もなく無事」という意味になるので、参考までに覚えておきましょう!
resilient society/social resilience
私たちはコロナウイルスのパンデミックを機に、社会全体で予想外のパニック状態の中でも柔軟に対応する力が養われたといえるでしょう。
これこそ正にresilient(回復力がある)ですね。
コロナウイルスのパンデミックを機に、企業や政府も社会単位での耐久力の検討を見直しています。
社会的回復力のことを英語でresilient societyやsocial resilienceと言います。
どちらも社会的な回復という意味として使われます。
少し難しい言葉ではありますが、例文を通して意味合いの感覚を掴みましょう。
社会的回復力とは、災害後に互いに支え合い、団結することである。
Social resilience or social resilience means supporting each other and coming together after disasters.
>>パンデミックってどういう意味?新型コロナウイルスに関するカタカナ英語
まとめ
今回はresilientの意味を紹介しました。
resilientは「すぐに元気に回復する」などポジティブな単語であることが分かりましたね!
ネイティブスピーカーがよく使う名詞のresiliencyは、文法的にはresilienceが正しいという点や、resilientの使い方も確認しました。
今回の記事を参考に英語力向上にぜひ役立ててくださいね。
失敗を恐れず、たくましく!
Don’t be afraid to make a mistake and be resilient!