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書籍レビュー:「カジュアル系」英語のトリセツ~SNS時代に必携のイマドキ英語フレーズ集

『「カジュアル系」英語のトリセツ~SNS時代に必携のイマドキ英語フレーズ集』は、Eメール・SNS(ソーシャルネットワークサービス)・オンラインチャットなど、文字によるコミュニケーションには欠かせないカジュアルな英語表現をまとめた画期的なフレーズ集です。

近年、スマートフォンの急速な普及にともなって、オンラインコミュニケーションが益々盛んになっています。

特にSNSが情報伝達の手段として日常的に使われるようになったことにより、従来型の音声会話だけではなく、文字で会話をする機会が爆発的に増えました。

その結果、対面や電話の会話にはなかった新語が生まれたり、文字数の制限から便利な略語が考案されたり、文字会話独特の言葉遣いや表現方法が編み出されたりなど、言葉は日々進化し続けています。

そして、このボーダレスなインターネット世界を思い切り楽しもうとする時、コミュニケーション手段として不可欠なのが、カジュアルな英語表現なのです。

「カジュアルな英語表現」というのは、必ずしも砕けた言葉遣いやスラングを指すわけではありません。

それらは、ネイティブスピーカーが家族・友人・同僚などの間で日常的に使っている言葉であり、すなわち、自分の考えや気持ちを生き生きと伝える英語表現のことを言います。

従って、ひとたびこの自然な言い回しを身につければ、Twitter・Instagram・FacebookなどのSNSを始めとして、Youtubeのコメント欄やライブストリームチャット、各種BBS(掲示板)などにおいて、世界中の人々と意思疎通できるようになります。

本書の優れている点は、まず日常をリアルに再現したEメール・SNS・オンラインチャットなど100の会話例が収録されていて、自然な会話の流れの中でフレーズの使い方を覚えることができるという点です。

現実的な状況設定の中で身近な話題が扱われているので、内容そのものが記憶に残りやすく、ビジネスでもプライベートでも役立つフレーズの数々は、今すぐに自分自身で使ってみたくなるものばかりです。

さらに、著者による解説が大変充実していて、そのフレーズを「いつ」「どこで」使うのか、言葉の持つニュアンス、語源、関連表現、文化的背景、英語と米語の比較、日本語表現との比較などが詳しく書かれているので、英語への理解が一層深まり、自信をもってコミュニケーションできるようになります。

各チャプターは10前後のユニットで構成されていて、シチュエーションごとの会話例が列挙されています。

【CHAPTER1】友だちへのメッセージ
【CHAPTER2】友だちとの会話
【CHAPTER3】仲間内のおしゃべり
【CHAPTER4】家族・パートナーとのやりとり
【CHAPTER5】オフィスでのコミュニケーション
【CHAPTER6】投稿・コメント
【CHAPTER7】レビュー
【CHAPTER8】チャットルームにて

文の主語が省略されることがあること、疑問文では冒頭の「be動詞」「Do」などの助動詞や主語「you」が省略されることがあること、大文字にすべき文字にも小文字が使われることがあること、句読点が省略されることがあること、強調のために単語のスペルが変えられることがあることなど、目から鱗が落ちるような解説も必見です。

また、巻末付録の略語リストが非常に便利で、会話例には収録されていないカジュアルな頭字語(アクロニム)なども掲載されています。

happy:
🙂 :-)(幸せ、にっこり)

sad:
🙁 :-((悲しい、(泣))

today:
2 day(今日)

2 moro:
tomorrow(明日)

away from keyboard :
AFK (キーボードから 離れて、席を外して)

bye for now:
B4N(それでは、さよなら)

see you later:
CUL(じゃあね、またね)

do it yourself:
DIY(自分でやれ)

in my opinion:
IMO(私の意見では)

laugh(ing)out loud:
LOL(爆笑、(笑))

mind your own business:
MYOB(大きなお世話だ)

none of your business:
NOYB(あなたには関係ない、大きなお世話だ)

please call me:
PCM(電話して)

to be honest:
TBH(正直言って、率直に言って)

take your time:
TYT(ごゆっくり、急がなくていいから)

wait for me:
W84M(待ってて)

hugs and kisses:
XOXO(ハグ&キス)

英語の頭字語も顔文字も、表音文字・横文字文化ならではの発想で大変興味深いですが、日本の顔文字やAA(アスキーアート)に興味のある外国人も多いので、両方とも会話に織り交ぜて使ってみてはいかがでしょうか?

言葉は日々進化していくツールです。シャイで面と向かって英語を話すことが苦手な人も、今こそ本書のカジュアル英語表現を身につけて、さっそく世界中へ思いを発信してみましょう。








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