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書籍レビュー:[新形式問題対応/音声DL付] TOEIC(R) L&Rテスト 直前の技術

『TOEIC L&Rテスト直前の技術』は、2016年のTOEIC新形式問題導入に伴って、旧版の内容を最新の出題傾向に合わせて加筆修正し、解法テクニックと例題を大幅に入れ替えたパワーアップバージョンです。

「たった11日間でTOEICのスコアを上げる」という、うたい文句の通り、受験票が届いてからでも十分間に合うTOEIC攻略本として、即戦力となる48の解法テクニックがぎっしり詰め込まれています。

また、本書で学んだことをすぐに実践できる完全模試も付属しているので、まさに至れり尽くせりの一冊です。

従って、初級者から上級者に至るまで、手始めに何らかのTOEIC関連本を1冊手に入れるとするなら、まずはこの『TOEIC L&Rテスト直前の技術』に勝るものはないでしょう。

戦において、いくら戦力があっても、優れた戦術が伴わなければ負け戦になりかねないのと同様、TOEICのような英語の試験においても、たとえある程度の英語力が備わっていても、問題を解くテクニックがなければ、思うようにスコアを伸ばすことができません。

もちろん、基礎的な文法・語彙・リスニング能力が全く身についていない状態では、どんなに素晴らしいテクニックも役には立ちませんが、それなりに知識がある場合には、戦略的にテクニックを用いることによって、実力に見合ったスコアを出すことが可能になります。

英検と比較すると、TOEICは問題作成者の意図がかなり色濃く反映された試験になっており、人間の心理や癖を巧みにとらえて受験者を翻弄するような趣があります。

従って、問題作成者が誤答を誘発するように仕掛けた「罠」をあらかじめ知っておくことによって、試験本番では、受験者の注意を引きつけるためにところどころにちりばめられた「餌」や「囮」に惑わされることなく、上手にそれらの「罠」を回避することができるというわけです。

勉強しているのに思うようにスコアが上がらないと悩む受験者の多くは、英語力が不足しているというよりは、戦術や戦略に裏打ちされた実戦力が欠如しているのであって、逆に言えば、解法テクニックを磨いて受験すれば、実力以上のスコアを出せる可能性もあるというわけです。

社会人も学生も、毎日の貴重な時間を英語の勉強だけに割くわけにもいかないので、多忙を極める仕事や、他教科の勉強・部活動の合間を縫って試験対策をしなければなりません。

そこで、どうにかして短期間で最大限の効果をあげたいと切実に願う忙しいTOEIC受験者の救世主となるのが、この『TOEIC L&Rテスト直前の技術』です。

本書は、最も効率の良い学習スケジュールに基づいて作られており、受験テクニックが有効な順番で学ぶ仕様になっています。

Part2(リスニング応答問題)
→Part5(短文穴埋め問題)
→Part6(長文穴埋め問題)
→Part3(リスニング会話問題)
→Part4(リスニング説明文問題)
→Part7(読解問題)
→Part1(リスニング写真問題)

執筆陣がTOEICを徹底的に研究し尽した上で編み出されたのがこの順番なので、もし勉強時間が十分に確保できずにPart2とPart5のページしか読むことができなくても、その時点における最大限のスコアアップを狙えるようになっています。

11日間の具体的な学習スケジュールは、

1日目と2日目がPart2
3日目と4日目がPart5
5日目がPart6
6日目と7日目がPart3
8日目がPart4
9日目と10日目がPart7
11日目がPart1

となっているので、最低でも4日間集中してPart2とPart5のテクニックをマスターすれば、相当のスコアアップが期待できそうです。

また、各セクションの具体的な時間管理術についても詳しく記されており、マークシートの塗り方や高速解答術なども具体的に書かれているので、TOEICの戦闘能力が大いに高まること請け合いです。

初級者にとっては、持てる限りの知識を最大限に生かすための武器となり
中級者にとっては、予期せぬスコアアップで更に上を目指す起爆剤となり
上級者にとっては、900点の登竜門を見事に潜り抜ける切り札となるはずです。








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