ジャーナリングとは?英会話もライティングもスキルアップする勉強法
「スピーキングやライティングの力を伸ばすためには、どんなことに取り組めばいいのだろう?」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
この記事で紹介するジャーナリングとは、テーマを選んで自分の言いたいことを英語で書く勉強法です。
ジャーナリングに取り組むことによって、これまで学んだ文法や単語を使えるようになる、英語の表現力が広がってアウトプットの力がつく、というメリットがあります。
この記事を読んでジャーナリングに挑戦してみましょう。
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ジャーナリングとは?
ジャーナリングとは、journal(日誌に書く・記入する)という単語から派生した言葉。
ジャーナリングに取り組むと、英語のスキルアップに効果的です。ここでは具体的な内容について詳しく見ていきましょう。
英語日記とは違う?
ジャーナリングと聞くと日記を思い浮かべる人も多いかもしれません。今日あった出来事を英語で綴る英語日記やTwitterやInstagramなどに英語で投稿する、という方法もジャーナリングに含まれます。
しかし、ジャーナリングを活用して英語力の飛躍を狙うのであれば「仕事でその日のスケジュールを確認する」「普段の生活で宅配の依頼をする」といった、具体的な場面で伝えたいことをテーマにすることが大切です。
ジャーナリングは、実際の英会話などで使用する文章の準備や練習を目的としている点が日記とは大きく異なるポイントとなります。
ジャーナリングのメリット①
インプットした英単語・文法を活用できる
単語や文法を知識として覚えていても、いざ本番の英会話で使えなければもったいないですよね。ジャーナリングに取り組むときに、これまで学んだ単語や文法を積極的に使うことで、スムーズに英語を話すことができ、今までとは違った文章で伝えることができるようになります。
ジャーナリングのメリット②
英会話の幅を広げることができる
話す準備を何もしていなければ、いざ英語を話すときに頭が真っ白になって自分の言いたいことが出てこなかった、という経験は誰でもあります。自己紹介や自分の趣味など、あらかじめジャーナリングを使って書いておき、フレーズを覚えておくことで自信を持って英会話ができるトピックが増えていきます。
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ジャーナリングの方法と注意点
学んだ単語や文法をアウトプットで活用し、英会話のスキルアップもできるジャーナリングは、実際にどのように進めればいいのでしょうか?
ここでは、ジャーナリングの方法と注意すべきポイントについて解説します。
ジャーナリングの進め方:ステップ1
ジャーナリングのトピックを決める
書き始めに「何について書こう…?」と考えていると、それだけで時間が過ぎてしまいます。すぐに着手できるようにトピックを決めておきましょう。
例えば
・私の好きなアニメ・マンガとその理由
・外国人の友達に自分の近況を知らせる
・住んでいる街の一押しスポットを紹介
など、まずは自分の身の回りのこと、興味のあることで、話しやすいトピックを設定しておくといいですね。
ジャーナリングの進め方:ステップ2
短くてもいいので、英文を書いてみる
最初から完璧な長い英文を書こうとせずに、3〜5文程度の短い文章で英文を書いてみましょう。いきなり英文を書くのはハードルが高い、と感じる場合は、最初に言いたいことを日本語で書き、その後に英作文することをおすすめします。
スラスラと英文が出てこなくても大丈夫!文章の主語や動詞が何になるのか、をまず考えて文章を組み立ててみましょう。
ジャーナリングの進め方:ステップ3
英文を添削してもらう
英文を書き上げたら、文法的に正しい表現か、自然な言い回しになっているか、チェックを受けるといいですね。英会話スクールの先生や外国人の友人に添削をお願いしてみましょう。
英文をチェックできる人が周りにいない、という場合は、チャットで質問ができるHiNativeを使ってみることをおすすめします。無料でアカウントを開設し、気軽に添削を頼めるので、ぜひ活用してみてください。
ジャーナリングの進め方:ステップ4
音読をして英文を自分のものにする
トピックが仕上がったら、最後に音読をしてみましょう。実際にそのトピックで英会話している場面をイメージできると効果的です。内容に合わせて、時に興奮気味に発音するなど俳優になったかのように音読してみてくださいね。
ジャーナリングの注意点1
短時間でも毎日続ける
語学学習は継続が大切、と分かっているものの、初めて取り組むことには抵抗感が出てきます。最初から長時間取り組もうとせず、10~15分の短時間でもOKとして毎日続けることを目標にしてください。今日も達成できた!という喜びが積み重なって、英語力の向上へとつながっていきます。
ジャーナリングの注意点2
制限時間を決めてジャーナリングに取り組む
分からない箇所を調べながらジャーナリングを進めることは大切です。しかし、確認に時間を取られてジャーナリングが進まなかった、ということにならないように、ジャーナリングの制限時間を設定してみましょう。
まずは言いたいことをシンプルな日本語でまとめ、自分の知っている範囲での英文を書いてみる、分からない表現は2つまで制限時間内に調べてOKなど、負担なく続けられる時間ルールを設定してみてください。
最初は英文がなかなか出てこない、ということがあるかもしれませんが、制限時間内に英文を書くゲームだと思って、チャレンジしてみてくださいね。
ジャーナリング継続のヒント
身につけた知識をアウトプットで使い、英語力の向上につながるジャーナリングですが、スキルアップのためには継続してジャーナリングに取り組むことが必要です。ここでは継続のための3つのヒントを紹介します。
ヒント1:ジャーナリングの時間と場所を決める
ジャーナリングに取り組む時間と場所を先に決めてしまいましょう。
朝起きたとき、お昼休み、移動中など、自分のスケジュールを見直して勉強時間を捻出し、自宅のリビング、カフェ、電車の中といった場所も決めてしまいます。
「今日は歯磨きしようかな?」と悩む人はいませんよね?同様にジャーナリングもやる・やらないを悩まず、この時間帯・この場所でやる!と決めて習慣化してしまいましょう。
ヒント2:ジャーナリング仲間を作る
仕事や学校行事が忙しい日などは、どうしても継続が難しくなってしまいますよね。そんなときにジャーナリング仲間がいると「あの人もがんばっているから、私も続けよう」と励みになります。
実際の知り合いでなくてもSNSの勉強アカウントをチェック・フォローすることで一緒に学んでいる心強さも感じることができますよ。
ヒント3:日記アプリを活用してみる
どうしても書くことに抵抗があり、なかなかジャーナリングをスタートできない、という人は日記アプリを使ってみましょう。単語の入力変換候補でスペルミスの心配が減り、ジャーナリングのハードルが下がります。アプリによっては画像を挿入できるものもあり、画像についての英文を書くなど楽しみながら取り組むことも可能です。
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まとめ
今回は、ジャーナリングを使って英語力を高める勉強方法について紹介しました。覚えた単語が実際の会話でなかなか出てこない、いざ英語を話そうと思うと、何を話して良いかわからなくなる、といった方におすすめの学習法です。
最初は、短くても簡単な言い回しからスタートし、徐々にバラエティに富んだトピックに取り組めるといいですね。ジャーナリングで書き留めた話題は、音読して自分の英語となるように努めてください。日々の努力が大きな成功につながりますよ。