英語の映画でクリスマスを先取り!アメリカのクリスマスを満喫できるおすすめ映画7選
日本ではプレゼントやパーティなど、すっかり冬のイベントとして定着しているクリスマス。
クリスマス・イブは恋人とロマンチックに過ごして、クリスマスの当日は家族や友達とプレゼントを交換したりパーティを開くのが日本でのクリスマス風景ではないでしょうか。
もともとクリスマスというのは、キリスト教徒がイエス・キリストの生誕を祝し礼拝をする日です。
今でもキリスト教圏では、家族や親しい人たちと、家や教会などで静かに過ごすのが一般的です。
そうは言っても、実際に外国ではどんなふうにクリスマスを過ごしているのか、なかなか想像がつきませんよね。
そういう時はクリスマスをテーマにした映画を見るのが一番!
今回はおすすめの映画を尋ねるフレーズと、本場のクリスマス風景を楽しめる映画を紹介します。
>英語が上達する1日3分の無料メール講座<
英語で聞いてみよう!「おすすめの映画は?」
ところで「クリスマスを題材にした英語の映画」と言われて、どんな作品が思いつきますか?
クリスマスに関連したタイトルの作品であれば、すぐに「これはクリスマスの映画だ」とわかりますが、「え、これもクリスマスのお話なの?」とタイトルからはわからない意外な作品も結構あります。もしぱっと思いつかない場合は、ぜひ誰かに聞いてみましょう!
クリスマスにおすすめの映画は何ですか?
What movie do you recommend for Christmas?
クリスマスの映画、何か知ってる?
Do you know any movies about Christmas?
もしも誰かと一緒に観るのであれば、相手がどんなジャンルの映画が好きなのかを聞いてみるのもいいですね。
あなたは、どんな映画が好きですか?
What kind of movies do you like?
恋愛映画が好きです。
I like romance movies.
アクション映画が好きです。
I like action movies.
他にも次のようなジャンルも人気が高いですね。
アニメ映画
animated movie
animated film
喜劇映画
comedy movie
comedy film
ホラー映画
horror movie
horror film
ちなみに“movie”と“film”どちらも映画の意味で大きな違いはありません。
あえて違いを挙げるとすれば、“movie”はアメリカ英語で、“film”がイギリス英語というくらいです。
どちらの国でも問題なく通じますので、あまり気にしなくても大丈夫です。
おすすめの映画を教えるための2つのフレーズ!
もし誰かにおすすめの映画を教えてほしいと言われた場合、どんな風に答えればいいのでしょうか?
「ホリデイ」がおすすめです。
I recommend “THE HOLIDAY”.
私のおすすめは「ホームアローン」です。
My recommendation is “Home Alone.”
Recommendという動詞が「薦める」という意味を持っています。
話題作だったり大好きな作品で特に強く薦めたいときは、すごくおすすめです。
I highly recommend it!
recommendの前にhighlyやstrongly
を置いて「強く進めたい」という気持ちを強調しましょう!
もう一つ、”I like ~”を使って「私は~が好きです」という形でおすすめの作品を伝えることもできます。
私は「あなたが寝てる間に」が好きです。
I like “WHILE YOU WERE SLEEPING.”
どちらのフレーズも、後にbecause ~
と、好きな理由やおすすめの理由を付け加れば、相手により興味を持ってもらえるでしょう!
こんな英語表現もご紹介。
⇒ SNSからクリスマスカードにまで使える英語のクリスマスメッセージ30選!
おすすめのクリスマス映画は?
では、実際に外国のクリスマス風景を楽しめる映画にはどんなものがあるのでしょうか?
いくつもあるクリスマス映画の中でもhighly recommendなのが次の2作品です。
・ホームアローン:Home Alone
クリスマスに家族旅行に行くことになったとある大家族。
当日の朝バタバタで、なんと8歳のケビンだけ置いてけぼりに!
ケビンが一人で留守番をする家を狙って泥棒たちがやってくるのですが、ケビンの子供らしいいたずら心と知恵を駆使して撃退していくさまは実に痛快で、そのやりとりは何度見ても笑えます。
ハリウッド映画は大人が俗語や隠語、流行語を言う場面がとても多いのですが、この映画は子供向けということもあって、あまり汚い表現はありません。大笑いしながら、英語の勉強ができます。
また、この映画ではアメリカ郊外の住宅地で、ご近所さんと競うように家や庭をクリスマスデコレーションする様子やクリスマス準備の様子、そしてアメリカ人がどんなふうにクリスマスを過ごすのかを見ることもできますよ。
個人的に大好きなシーンがこちら。あまりにもいたずらばかりするケビン。痺れを切らした母親が、とうとう怒鳴りつけます。
何なの!(あなたにとって何が問題なの!)
What is the matter with you !
映画の中では、母親がwhat と is をハッキリと分けて話していて、相当イライラしている様子が見て取れます。日本語も同じですね。
母親に思いっきり怒られたケビンは、思わず「家族なんて消えてしまえばいい!」と言ってしまいますが、こんなタイミングでそんなことを言っては、母親の怒りに油を注ぐだけ。
本気なの?(あなたが本気で言ってるんじゃないことを願います。)
I hope you don’t mean that.
あなたが明日の朝起きて家族がいなかったら、とっても悲しくなるわよ。
You’d be pretty sad if you woke up tomorrow morning and you didn’t have a family.
そして、翌朝、ケビンは家に自分しかいないことに気づくのですが……
ボクの願いが通じたんだ!(ぼくが家族を消えさせたんだ!)
I made my family disappear!
なんと、悲しむどころか大喜び!ケビンのあまりに前向きさと無邪気さに、もう笑う以外できません。
前向きなのはいいことですが……ここまで前向きなのは、これはこれでちょっと問題かもしれませんね。
・クリスマスキャロル:A Christmas Carol
言わずと知れたチャールズ・ディケンズの『クリスマス・キャロル』を題材とした映画です。
クリスマス・ストーリーの中では最も有名でしょう。
とはいっても、クリスマス嫌いのおじいさんが主人公なため、クリスマスツリーやプレゼント、サンタクロースといった、いわゆるクリスマスを連想させるものは登場しません。
昔から大事にされてきた本来のクリスマスの姿を見ることができ、また自分自身を振り返るきっかけになる映画です。
おすすめなのは古き良きクリスマスを垣間見ることのできるこのシーン。
みんなに嫌われているスクルージですが、甥のフレッドだけはおじへの優しさを忘れません。
クリスマスを祝って、フレッドはスクルージに言います。
クリスマスおめでとう、おじさん!神のご加護を!
A merry Christmas, uncle! God save you!
しかしスクルージは、
ふん、くだらん!
Bah, humbug!
……相手は子どもなのに、大人げないですね。
スクルージは、貧しくてもクリスマスの楽しさを話すフレッドにこんな風に尋ねます。
なぜうかれている?
What reason have you to be merry?
そんなに貧乏なのに。
You’re poor enough.
意地悪な質問に対して、フレッドは逆に聞き返すのです。
なぜ不機嫌なんです?
What right have you to be so dismal?
そんなに金持ちなのに。
You’re rich enough.
なんだか色々考えさせられてしまう
やりとりですね。
・その他の有名なクリスマス映画
ホリデイ
THE HOLIDAY
サンタクロース
Santa Claus: The Movie
ジングル・オール・ザ・ウェイ
Jingle All The Way
あなたが寝てる間に
While You Were Sleeping
ポーラー・エクスプレス
The Polar Express
これらの作品以外にも、クリスマスをテーマにした映画はたくさんあります。
正統派なラブ・ロマンスやコメディ、子供向けのものからどぎついブラックコメディまでいろんなジャンルの映画があるので、ぜひいろいろ見比べてみてください!
まとめ
英語のリスニング練習の教材として映画はよく話題に上がります。
好きな映画を見て英語の練習ができるのなら、とても素敵ですよね!
ですが同じ映画ばかりを見ていては飽きてしまったり、表現の幅も広がりません。
ぜひ周りの映画好きな人たちに「What movie do you recommend?」と聞いてみたり、一緒に映画を見てくれる相手が好きなジャンルの映画を見るなどして、触れる英語の幅を広げましょう。
また、映画を通じて本場のクリスマスを知ることもできます。
日本のイベントとしてのクリスマスも楽しいですが、今年はちょっと趣向を変えて、本場風のクリスマスの過ごし方を取り入れてみるのはどうでしょう?
クリスマス本番までに外国のクリスマスを映画で予習して、今年のクリスマスをより楽しめたらいいですね!