マルタの有名な食べ物・伝統料理や人気スイーツ10選
マルタ共和国と言えば、美しい海岸線や古代の遺跡群が思い浮かびますが、そのユニークで豊かな食文化もまた、訪れる人々を魅了しています。
この記事では、新鮮なシーフードから伝統的な家庭料理、美味しいスイーツまで、マルタの有名な食べ物を紹介します。
これらの料理を通して、マルタの文化と歴史をより深く理解していきましょう。
※記事内の写真はイメージです。
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マルタの伝統料理&家庭料理
まずは、マルタの食文化の核となる伝統料理と家庭料理から紹介します。
①マルタのパン
マルタ料理の主食はパンで、「ホブズ(Hobs)」と呼ばれる高さのある山型のパンや、「フティーラ(Ftira)」というドーナツのように穴の空いたパンが特に有名です。
マルタのパンは窯でじっくりと焼き上げられ、その結果、表面はパリッとしていて、中はしっとりとしたふわふわとした食感が特徴となっています。
②ストゥファットタルフェネック(Stuffat tal-fenek)
「ストゥファットタルフェネック」はマルタの伝統料理。「フェネック(fenek)」とはマルタ語でウサギを意味し、この料理はウサギ肉を使ったジビエ料理です。
ワイン、トマト、ガーリック、ローリエ、クローブ、塩、コショウ、そして野菜と一緒にゆっくりと煮込まれ、深い味わいが特徴です。
マルタでは他にもうさぎ料理が多く存在します。マルタを訪れた際には、ぜひ、試してみてください!
③ティンパーナ(Timpana)
「ティンパーナ」は、茹でたマカロニにミートソースやトマトソース、さらに卵とリコッタチーズを加えたものをパイ生地で包んで焼き上げたマルタの伝統的な家庭料理です。
軽食を扱う大衆食堂から高級レストランまで幅広い飲食店で提供され、多くの人に愛されています。この食事がまずいわけがありません!
④ブラジオリ(Bragioli)
「ブラジオリ」は肉好きにはたまらない一品!細長いハンバーグのようなひき肉を薄切りの牛肉で巻き、トマトソースでじっくりと煮込んだ料理です。外側のお肉は香ばしく、内側のお肉は柔らかくジューシーでスパイスが効いています。
ブラジオリはマルタのおふくろの味とも言われ、使うスパイスや味付け、お肉の巻き方は各家庭で異なります。そのため、同じブラジオリでも、食べる場所や調理する人によって異なる味わいを楽しむことができます。
注意すべきはそのボリューム。他の多くの国と同様、マルタの料理も日本と比べボリュームが多いです。食事のマナーとして、食べきれる量をオーダーするよう心がけましょう。
⑤パスティッツィ(Pastizzi)
「パスティッツィ」はマルタの有名な食べ物ランキング上位の常連メニュー。リコッタチーズを使ったパイで、マルタの多くの家庭では自家製のリコッタチーズが基本となっています。もちろん、市販のリコッタチーズを使用することもあります。
また、具材はリコッタチーズだけでなく、えんどう豆とたまねぎを煮込んだものを包んだバージョンや、ほうれんそう、マッシュルーム、ハムなどを包んだバージョンもあります。
様々な種類のパスティッツィを試して、自分のお気に入りを見つけるのも一つの楽しみですね!
⑥ジュベイナ(gbejna)
マルタの名物料理と言えば「ジュベイナ」です。ゴゾ島発祥のチーズで、ゴゾチーズとも呼ばれています。山羊(ヤギ)の乳で作られ、円形に形成されるのが特徴です。フレッシュなものからスパイシーなものまでさまざまな風味のゴゾチーズがあります。
マルタはワインの生産地としても知られ、その風味と品質は高い評価を得ています。そんなマルタのワインとジュベイナのあっさりとした味の相性は抜群。
マルタ訪問の際には、ぜひ地元のワインとジュベイナを一緒に味わってみてください!
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