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住所の「県」は英語で?会話の質が一気にアップする英語表現

日本で自分の住んでいる場所を表すときは「都道府県」を必ず使いますよね。
会話の中でも、よく「出身はどこ?」など出身や居住地を聞かれるのではないでしょうか。

その他にも、友人や仕事関係者などへ、自身の住所を伝える場合や、自己紹介の時にも、この「都道府県」は必要不可欠。
特にその中でも、地方出身の場合は、「県」を使用することが多いのではないでしょうか?

「県」は日本の市町村を包括する広域の地方公共団体を意味する名詞です。では、この「県」は英語で何というのでしょうか?
なかなかすぐには言葉に出せませんよね。

そこで今回は「県」について実際に英語でどのように表現していくのか、どのような言葉があるのかを細かく紹介していきます。

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「県」と「州」の違いについて

まず初めに、日本の「県」と欧米の「州」の違いについて、説明していきます。

日本では「都道府県」と使うけれど、欧米では「州」が都道府県と同じ意味だと思っている方が多いのではないでしょうか。
実際にどんな違いがあるのかは、いまいち良く分らないですよね。

そこでまず最初に「県」と「州」の法制度や文化の違い、名称の違う地方の行政区画などもふくめて、紹介していきますね。
「県」と「州」では何が違うのかと言うと、「権限の大きさ」に大きく違いがあります。

「県」とは先ほども説明したように「日本の市区町村を包括する広域の地方公共団体」を意味します。
もちろん「都道府県」全てに同じことを言えるのですが、国が管理しやすいように細分化していって、それを地方の行政組織としたイメージです。

地域に密着した行政をおこないますが、その基盤となるような法律は、県が独自に作成できないのです。

それに対して「州」は、地方の行政組織ではあるものの「大きな自治権を持った1つの国」のようなイメージです。

つまり「州」によって独自の税制や法律を制定することが可能なのです。
財源や法律は基本的に国に依存せず、それぞれの「州」に州政府があり、その上に連邦政府があります。

まさに1つひとつの国(州)が集まって大きな国(連邦)に加盟しているイメージになります。
日本は国土が狭く管理がしやすいという背景もあるようです。

確かにアメリカはとても広いので画一的な統治は難しいのでしょう。
このように「県」と「州」では一見同じように見えて大きな違いがあるのが分ります。

こんな英語表現もご紹介。
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「県」は英語で何という?

英語 県 市区町村

日本でも特に多いのが「県」ですが、実際に英語で何と言うのでしょうか?

ずばり「県」は英語で「prefecture」と言います。

発音で言うと「プリフェクチャー」。

「県」のとこをそのまま英語に変えるだけですので、例えば「Chiba prefecture(千葉県)」

というように使います。

海外の方日本の県を紹介するときに「prefecture」や「city」などどれを使えば良いのか悩みますが、「県」は「prefecture」、「市」は「city」と

分けてあげると良いでしょう。

( 私の住む福岡県は日本の南にある九州の北部に位置しています。)
・Fukuoka Prefecture, where I live, is situated in the northern part of Kyushu in southern Japan.

( 私は福岡に住んでいます。九州と呼ばれる南西の島の北部に位置する県です。)
・I am living in Fukuoka. It is the prefecture located at the north part of the south-west island called Kyushu.

(僕は日本の全ての県に行きたい。)
・I want to go to all the prefectures in Japan.

このように会話に「prefecture」を組み込んでみましょう。

また、東京都や大阪府、北海道のように「県」ではない場所は、名前を言うだけで十分。
「都」や「府」は抜かして「Tokyo」「Kyoto」「Osaka」で伝わります。

北海道はそのまま「Hokkaido」と発音してしまって大丈夫。
「県」を表わす「prefecture」ですが、この単語を知らないネイティブもいるそうです。

理由としては、「prefecture」という言葉自体が古代ローマの地域を示す意味だからというのと、ほとんどの国や地域で、行政区分としての「prefecture」はないようです。そのため、ネイティブから

(県って何?)
What’s a prefecture?

聞かれてしまうかもしれません。

その際は、
(県というのは州みたいなものだよ。)
A prefecture is similar to a state or a shire.

のように答えると良いでしょう。

わざわざ英語にしないでも伝わる

今回は「県」でしたが、同じく「郡」「市」「町」「村」「字」など、日本にはさまざまな行政区分や住所表記があります。
これらをそのつど適切な英語に言い換えようとしても、かえって相手を混乱させることがあります。

特に最近では、こうしたところもそのままローマ字表記、あるいは発音で表現する場合も増えてきました。

たとえば「横浜市保土ヶ谷区」の場合、「Yohohama-city, Hodogaya-district」ではなく「Yokohama-shi,Hodogaya-ku」で十分ということです。

無理して翻訳せずに、音をそのまま伝えるのも、またコミュニケーションですね!

まとめ

英語 県 市区町村

日本の地理や文化などに必要不可欠な「県」の英語を知ること、またその他の「県」の表現をマスターすることで、外国人に日本のことや自分自身の住んでいる場所、出身を紹介するときにさらに会話が弾むことでしょう。

会話に「県」を付け加えることや「県」を含めて説明していくことは難しい事でないので、ぜひ会話の中に積極的に取り入れて英会話の質を上げていきましょう。