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パート1は5秒!TOEICリスニングセクションの時間配分

英語学習を続けていく中で、自分自身の英語のレベルを測るために受けるテストとしてよく知られているのがTOEIC®テスト、通称TOEICですね。
TOEICで良い点数を取っていれば進学や就職の際にも有利ですし、アピールポイントとして将来のキャリアアップにも活かせます。

ところが、英文のリーディングはできるけれどリスニングはイマイチ、という人が多いのもまた事実です。

実はTOEICのリスニングセクションを攻略するには、リスニング力そのものを上げる練習をするとともに、TOEICテストの時間配分を理解しておくことがとても大切なのです。

今回は、TOEICリスニングセクションの時間配分について、パート別に詳しく説明します。

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TOEIC Listening and Readingの時間構成

一般的にTOEICとしてよく知られているのが、TOEIC(Test Of English for International Communication) Listening & Reading Testです。
世界160か国で実施されており、英語力を公平公正に評価できる世界共通の基準として、進学や就職など幅が広い目的に活用できるのはみなさんもよくご存知の通りですね。

このTOEIC Listening & Reading Testの構成は、45分のリスニングセクションと75分のリーディングセクションの二つパートで成り立っています。

パートごとにスコアを見ることで自分の苦手な部分も分かるので、次に目指す目標も具体的に立てることができますよね。

リスニングセクションの各パートの時間

45分のリスニングセクションは、さらにPart1からPart4に別れており、問題数は100問。かなりのボリュームがあります。

2016年5月から出題形式が一部変更となり、現在は以下のような問題数と時間配分になっていることをまず頭に入れておきましょう。

時間問題数音声が流れる時間設問と設問の間の時間(解答時間)
Part1 Directions(リスニングテストの説明とこのパートの問題の説明と指示合わせて)約90秒
写真を見て、写真を最も正確に描写している説明文を4つの選択肢から選ぶ。
約3分6問
No.1〜No.6
約20秒約5秒
Part2 Directions(このパートの問題の説明と指示合わせて)約30秒
一つの質問または文章に対する答えとして最もふさわしいものを3つの中から選ぶ。
約9分25問
No.7〜No.31
約15秒約5秒
Part3 Directions(このパートの問題の説明と指示合わせて)約30秒
会話を聞いて問題用紙に印刷された設問と解答を読み、4つの答えの中から最も適当なものを選ぶ。各会話には設問が3問ずつある。
約17分39問(13会話)
No.32〜No.70
会話:30秒〜40秒前後
問題:一つの問題が5秒前後
問題は1会話につき3問ずつ。
8秒前後
Part4 Directions(このパートの問題の説明と指示合わせて)約30秒
アナウンスやナレーションなどのトークを聞いて問題用紙に印刷された設問と解答を読み、4つの答えの中から最も適当なものを選ぶ。各トークには設問が3問ずつある。
約13分30問(10トーク)
No.71〜No.100
トーク:30秒から40秒前後
問題:一つの問題が5秒前後
問題は1トークにつき3問ずつ。
8秒前後

英語の音声を聞きながら次々と100問に解答していくのにトータルで45分と考えると、ゆっくり答えを考えている時間はありませんね。

リスニングセクションのスコアアップを目指している人には、この時間配分と出題形式に慣れるまで練習問題を何度もやってみることをおすすめします。

TOEICおすすめの問題集はこちら。

Directionsの時間は先読みに

TOEICテストではそれぞれのパートが始まる前に、このパートではこういう事をやってくださいという指示・説明の英語音声が入ります。これをDirectionsと言います。

Part1が始まる前にはリスニングセクション全体とPart1の指示・説明を合わせて、Directionsが約1分30秒流れます。

それに比べてPart2からPart4ではそれぞれDirectionsは約30秒と少し短いので、焦らないように注意が必要ですね。

TOEICテストではいつもこのDirectionsは同じなので、出題の形式を覚えてさえいればDirectionsは実際には読まなくても聞かなくても大丈夫です。

そこで、45分間のうち1秒たりとも無駄にしないために、この時間を有効活用しましょう。

問題文に文字情報がないPart2以外は、このDirectionsの時間は写真や問題に目を通し、どういう内容が出題されているか把握しておきましょう。
Part3、Part4では図を見て答える問題もありますので、印刷されている図を見てトピックを推測しておくことも必要ですね。

どんな質問がされるかを少しでも予測できれば、音声を聞いた時の理解力はぐんとアップします。
何をポイントとして聞けば良いか分かるので効率よく解答することができますよね。

特にPart1の前の約1分30秒はPart1の写真を見るだけでなく、ぜひPart3やPart4の質問とその選択肢に少しでも多く目を通し時間に当てるようにしてみてください。

注意を払うべきポイントや単語の理解力が上がり、解答のスピードが上がること間違いなしですよ。

問題と解答の時間

Part1〜Part4まで、全てのパートはDirectionsのあとに問題が始まります。
表で示したように、それぞれのパートの英語音声が流れる時間と、一つの問題から次の問題までの時間は大体決まっています。

パターンを覚えて、時間を有効に使いましょう。
次の問題まで何秒あるかを把握していれば焦ることはありません。

Part1の問題の音声が流れている時間は大体20秒、そのあと、次の問題までの無音の時間は約5秒です。
答えの選択肢によっては音声を聞き終わらないうちに解答できてしまう設問もありますが、少なくともこの無音の5秒のうちにマークシートを塗り終えると覚えておきましょう。

Part2は25問ありますが、問題用紙には何の文字情報も印刷されていません。
30秒のDirectionsのあとは集中して音声を聞きましょう
音声は15秒前後で、次の設問まではPart1と同じ5秒くらいと考えて、一つ一つの問題にテンポよく答えて行きましょう。

Part3は39問あって、始まる前の指示・説明は約30秒と見てください。
一つ一つの会話が読み上げられるのが30秒〜40秒前後、そのあとに3つの問題が流れます。
問題は5秒前後と短く、次の問題までの時間は8秒前後です。

最後に、Part4が30問あります。
始まる前に流れるDirectionsが約30秒でしたね。
そのあとはPart3と大体同じ流れで30秒〜40秒前後のトークに問題が3問続きます。
問題から次の問題までの時間も8秒前後と見てください。

時間の配分を覚えるのがコツ

TOEIC対策の学習法として大事なのは、もちろんリスニング力そのものをトレーニングし続けることですね。
そしてTOEICスコアを上げるためにはテストの形式に慣れておくということがとても重要になります。

次々と音声が流れてくるリスニングセクションは、あとから答えを見直す事が難しいので、問題形式や時間配分を頭に入れておくのが落ち着いて解答を続けるコツです。

音声が流れるタイミングと無音の時間がどれくらいあるのか、何度も練習問題や模試に挑戦しながら時間の感覚を養っておくといいですよ。

つまり勉強の方法としては、自分が本番のテストを受けているつもりで練習問題に取り組むということです。

例えばPart1やPart2の練習問題を解くのであれば、解答時間の5秒以内で解答を終えなければいけませんし、Part3とPart4なら8秒の解答時間があるということを意識しながら、TOEICの勉強にはげんでくださいね。

TOEICのリーディングパートの時間配分についてはこちら。

本番対策におすすめな教材

ここまで、TOEICテストのリスニングセクションを攻略するための時間配分のコツについてお伝えしました。

本番のテスト対策として、実際の雰囲気を感じながらリスニングするための教材としておすすめなのが、TOEICテスト公式問題集である公式TOEIC Listening & Reading 問題集です。
これは日本でTOEIC事業を運営している、IIBC 一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会が出版している公式の問題集です。

TOEICのリスニング対策の一番の近道は、問題の形式や出題される傾向に慣れることでしたね。

この公式TOEIC Listening & Reading 問題集は本番のテストと同じ形式で問題が出題されているので、繰り返し練習するといいでしょう。
解説も詳しく載っているので、苦手な部分を復習するのにも役に立ちますよ。

また、TOEICのリスニングパートで話される英語はアメリカ英語、イギリス英語、オーストラリア英語等様々です。
アメリカ英語の発音には慣れているけど、イギリス英語は苦手、というように、さまざまな英語の訛り方の違いに慣れていない方にも有効です。

まとめ

TOEICテストのリスニングセクションを攻略するコツとして、パートごとの時間配分について説明しました。
1問1問にどれくらいの時間を使って解答できるかが分かっていれば、本番で慌てることはありませんね。

勉強方法としては、本番と同じ形式の練習問題に何度もチャレンジして、パターンに慣れること
リスニング自体のトレーニングはもちろん、本番の時間を意識してTOEICテストの学習を続けてみてください。

また、本番直前にもできる限り英語音声を聞くことをおすすめします。
英語を聞きなれた耳、いわゆる英語耳になった状態でテスト本番に挑むと、リスニング力がぐんとあがります。
TOEIC試験会場までの移動時間など、有効に使いましょう。

時間配分の把握と、実践的勉強法、直前の準備、これで次回テストの得点アップは間違いありませんね。

リーディングパートのコツもおさえて満点目指しましょう!

動画でおさらい

パート1は5秒!TOEICリスニングセクションの時間配分を、もう一度、動画でおさらいしてみましょう。

>>TOEICパート1対策のコツと勉強方や写真描写問題の解き方を解説







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