TOEIC300点から600点へ!目標スコア取得のための対策・コツ・勉強法
就職、転職活動などにおいてTOEICスコアを英語力判断の指標の一つとしている企業が多くあります。そのため、TOEICは学生、社会人の多くが受験している、英語力を計る試験のひとつですよね。
TOEICを初めて受験する人、そして、例えば300点から600点など、大幅なスコアアップをしたい人はどのような対策を立てるのが有効なのでしょうか?
今回は、TOEIC勉強法の押さえるべきポイントについて紹介します。
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TOEICとはどんな試験?
TOEICとは、国際コミュニケーション英語能力テスト(Test of English for International Communication)の略で、英語を母語としない人を対象とした英語による国際コミュニケーション能力を検定するための試験です。
テストの内容は、ビジネスシーンや日常生活に関する題材が多くみられ、10点~990点満点のマークシート式試験です。
就職、転職活動時、履歴書の資格保有欄にスコアを記載することで英語力を一目でアピールすることができます。
TOEICの他にも英語力を検定する資格として、英検とTOEFLがあります。それぞれ特性があるので、簡単に紹介します。
TOEFL
TOEFLはアカデミックな内容の試験です。
アメリカなど英語圏への留学を考えている場合にはTOEFLの受験は必須となります。
また、汎用性が高いので留学の予定がなくても英語力アップのため、TOEFLの勉強をしておいて損はありません。
英検
英検はTOEICやTOEFLのように取得から一定の時間が経過しても資格が無効になることはありません。
試験は階級別に分かれており、合否判定となります。3級以上は面接も実施されます。
最近では小学生の受験者数が激増していることでも注目されています。
それでは、TOEIC初心者向け、600点取得、それぞれのTOEIC試験対策勉強方法を詳しくみていきましょう。
TOEIC初心者向けの対策
TOEICでハイスコアを狙うためには基礎英語力を養うことが重要です。しかし、初めて受験する時には英語学習以外の幾つかのTOEICテストl攻略法を抑えておくことが大切になります。
1. 時間配分
TOEICの試験形式は、全200問を試験時間2時間内にマークシート方式で答えます。
構成はリスニングとリーディングのセクションに分かれており、それぞれ100問ずつとなっていますが、リスニングが45分間に対してリーディングは75分間と決められています。
2. 集中力
ここで重要になってくるポイントが問題を最後まで解き終えるということです。
試験時間の2時間を集中力を切らさずに、200問全問を解き終える人はごく少数です。言い換えれば、一問一問全てに向き合っていては最後まで辿り着くことはできないのです。
TOEIC公式問題集などで模試体験をし、セクションごとの時間配分を見定めましょう。また、時には解けない問題を諦める選択を取ることも必要になります。
3. TOEIC頻出語彙
出題される語彙の傾向を抑えておくこともポイントです。
繰返しになりますがTOEICはビジネスシーンで使われる用語が多く出題されます。問題を解く際に英単語の意味を理解できなければ、その問題は完全にお手上げです。
前後の文脈から意味を推測することもできる場合もありますが、積極的にビジネス用語を習得した方が明らかに有利ですし、正答率も上がります。
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TOEIC300点から600点を取得する勉強法
TOEICスコア600点を取得するには、リスニングセクションにおいて、最低限の英会話を聞き取ることができるかどうかがカギとなります。
日本語を英訳することはできなくとも、相手がゆっくりと話せば大まかな内容を理解できる程度の英語力を身に付けたのであれば、600点取得も夢ではありません。
リーディングセクションにおいては、英文法や英文読解の基礎がしっかりと確立されたレベルに達している必要があります。
さらに、WouldやCouldなどの丁寧表現や難易度の高い英文法表現などの使い分けができるかどうかも基準になります。
1. 英文法や英単語の基礎固め
中学、高校英語で学習した英文法や英単語を習得できているかどうかが一つ目の目安となります。
主語、動詞、述語などの品詞分解が行え、主語と動詞の一致など文章の構造をしっかりと理解していれば読解問題はクリアされます。
問題例を紹介します。
( )の中に入る単語を考えてみましょう。
生徒たち全員があのコースに興味がありました。
Every one of the students ( ) interested in that course.
答えはwasとなります。every one of~は、単数扱いとなるところがポイントです。
ofの後ろ~部分は、限定詞+名詞の複数形あるいは代名詞の複数形を通常用いるため、複数形扱いとしてしまいがちですよね。
また、この問題で見極めなければいけないポイントは主語の核です。
everyもof~も主語のoneを修飾しておりoneは単数扱いになるため、正解はbe動詞のwasということになります。
このように、主語と動詞の一致の問題は、ひっかけ問題として出題され、ケアレスミスが多発するセクションでもあります。だまされないように注意しましょう!
その他、不明な英単語が出てきた時にどれだけ対応できるかがスコアを伸ばすカギとなります。
英単語は前後の文脈から推測して答えを導き出すこともできますが、限られた試験時間内にそれを行うのは効率的ではありません。
出題されやすい英単語を使用したTOIEC参考書、アプリなどを有効利用し、一つでも多くのボキャブラリーを身につけましょう。
2.リスニング力を鍛える
TOEICの配点はリスニングセクション、リーディングセクションともに495点満点です。TOEICスコア600点を達成するためには、リスニング力を上げることがカギとなります。
前述のリーディングの勉強法とは異なり、日本語にない英語特有の音に耳を慣らすよう訓練する必要があります。リスニング力を上げるためには、英語特有の音を知らなければなりません。その音を聞き取るには、自分でその音を発音できることが必要となります。
基本的に自分が発音できる音は聞き取ることができると言われているので、英語特有の音を発音できるようトレーニングすることが求められます。
リスニング力に効果的な学習法にディクテーションやシャドーイングというものがあります。
ディクテーションは英文音声を聞き取り、聞き取った英文を書き取る練習です。書き取ることで英文の構造を意識することができるため、リーディング力アップにも繋がります。
シャドーイングとは、聞こえてくる英文音声を真似て発音していく練習法です。教材を見ずに聞こえてくる英文を聞こえた通りに発音することが大切です。はじめは、ゆっくりめの英文から慣れていくと良いでしょう。口に出して何度も繰り返し練習することで、ネイティブの発音に近づけます。
つまりは、ネイティブの会話が聞き取れる、ということです。
リスニング力は勉強してすぐに身につくものではありません。英語に耳を慣らし、繰り返しトレーニングを行うことで向上するものです。できるだけ多くの時間をリスニングトレーニングに費やすようにしましょう。
理想は、毎日1時間~2時間ほどの時間を確保すること。それを継続することがリスニング力強化につながります。まずは2ケ月間、三日坊主にならないよう習慣づけるところから始めてみてくださいね。
こちらでもTOEICについてご紹介しています。
まとめ
TOEICスコア600点取得は決して難しいことではありません。時間は掛かりますが、英語学習を習慣付け継続していきましょう。
TOEICは年10回実施されています。初めは満足のいく結果を出せなかったとしても、攻略法を見直し、日々コツコツとトレーニングを重ねることが大事です。数か月後のTOEICで目標スコアが取得できますように。応援しています!