1問20秒以下時間厳守!TOEICリーディングパートの時間配分の対策
身近な場面からビジネスのシーンまで、幅広い場面で、どのくらい英語でコミュニケーションができるかを測ることができるTOEICテスト。
最近は、就職活動での選考過程や社内での昇進にあたっての評価において、TOEICスコアを英語力を測る評価基準とする動きも広がっています。
そのため、今では英語学習者の多くがTOEIC試験を受けています。
そんなTOEIC試験の実際の問題形式は、リスニングセクションとリーディングセクションに分かれています。
このリーディングセクションにおいて、スコアがなかなか伸びず、英文のリーディング力が足りないことを悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
今回は、このTOEICパートの難関でもあるリーディングセクションを攻略するコツをお伝えします。
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TOEICリーディングセクションPart5は1問20秒で!
TOEICのリーディングセクションを解くときのコツのひとつは、時間配分です。では、その時間配分は、実際にはどのくらいなのでしょうか?
リーディングセクションは、Part5、Part6、Part7の3つに分かれおり、Part5~Part7の合計時間は75分です。
Part5の問題数は30問で、短文穴埋め問題になります。Part7の長文などに時間を取られることを考えると、Part5の時間配分は10分です。
10分で30問解こうとした場合、1問にかけられる時間は20秒です。絶対20秒しかかけられない、という意識を持ってください。
1問を20秒で解くためには、常日頃から20秒で解く練習を行っていることが必要です。そうでないと、20秒なんてあっという間に過ぎてしまいます。
Part5を1問20秒以上で解いていると、目標の10分が過ぎても全部問題を解けない、もしくは、他のPartの分の時間を使ってしまい、他のPartで時間が足りなくなる、ということが起きます。
ぜひ、日々の英語学習の中で1問20秒を厳守し、練習問題を解くようにしてください。
勉強に当たっては、テスト開発機関であるEducational Testing Service(ETS)が、実際のテストと同じプロセスで作成した問題を収録したTOEIC公式問題集がおすすめです。
初心者・中級者はPart6より他のPartに!
では、次にPart6です。Part6は16問あり、長文穴埋め問題です。かけられる時間がPart5と同様10分程度なので、1問にかけられるのは37.5秒程度です。
練習で37.5秒は中途半端でわかりにくい人は40秒以内で解けるようになる意識を持って練習していくことが大切です。
ただし、Part6の文章挿入問題は思ったより時間がかかります。
初心者・中級者の方で、TOEICのスコアを少しでも上げたいと思っている方は、Part6に時間をかけるより、Part5、Part7に注力した方がスコアは上がるかもしれません。
そのため、Part6は10分以上かけないようにしてください。10分経ちそうになっても全部問題が終わっていなかったらば、諦めてしまうことも肝心です。
もうしょうがない、マークシートなのでどれでもいいのでもう付けていく、ぐらいの気持ちでやってしまった方がいいと思います。
TOEICのリスニングパートの時間配分についてはこちら。
一番厄介なPart7
最後、Part7は54問あります。Part5、Part6がそれぞれ10分ずつで終わっていれば、Part7にかけられるのは55分です。1問にかけられるのが大体60秒ぐらいですね。
ただ実はこの長文読解問題のPart7が1番厄介なんです。問題数も多いですし、難しいです。そのため、1問どのぐらいの時間をかけられるのかということを、強く意識してください。
もし、Part5で1問解くのに20秒以上かかってしまった、という場合でもPart5はMax15分以内にし、Part6は10分、Part7は最低でも50分は確保できるよう調整してください。
Part7はリーディングパートの中でもいくつか問題の出し方が異なるので、さらに細かく時間配分を考えた方が良いでしょう。
シングルパッセージは25分
シングルパッセージは1つの文章に対して問題文2~5問に答える問題で、問題数は29問で10セットあります。このシングルパッセージの目標時間は25分です。
Part7では、設問と本文の順番が一致することが多いです。例えば、設問が2題あれば、設問1は文章の上段、中段、設問2は文章中段から下段にヒントがあることが多いので、設問に目を通し、ヒントを探しながら読むと時間短縮になります。
シングルパッセージ問題の中には、該当しないものを探す「NOT問題」と、指定された文を入れる「文章挿入問題」があります。
しかし、これらは初級者・中級者には時間がかかる場合があるので、時間がかかると思った時は捨て問題にしてしまうのもありです。
ダブル、トリプルパッセージは30分
次に出てくるのが、2つの文章を読むダブルパッセージで、2セット10問です。その後には3つの文章を読むトリプルパッセージで、3セット15問があります。この2つの問題にかけられるのは合わせて30分です。
ダブル・トリプルパッセージでは、2つ、3つの文章を参照する問題が出ますが、5問全てがそのような問題ではありません。傾向からいって、3問目くらいから2つ、3つの文章を参照にする問題が出てきます。
初級者、中級者はシングルパッセージ問題を中心に進め、ダブル、トリプルパッセージ問題は設問1、2や、語彙問題を確実に解くことでスコアアップをはかると良いでしょう。
TOEICは時間配分が出来れば大丈夫!
TOEICは出題傾向にあった学習法をするのも、もちろん大切ですが、時間配分がちゃんと出来ているだけで、絶対にTOEICのリーディングセクションの点数というのは上がります。
Part5は10分で1問20秒以内、Part6は10分で1問40秒以内、Part7は55分で1問60秒以内と紹介しましたが、これはあくまでも一般的な理想の時間配分です。
人によっては得意分野が異なるので自分の得意分野によって、どのPartが点数を取りやすいか考え、時間配分を考えてください。ただし、紹介した時間配分より、大幅にずれることはしない方が良いでしょう。
また、どのPartでも勉強する際は1問の時間を常に意識して問題を解く練習をしてください。
その他のTOEIC対策、勉強法についてはこちらの記事も参考になります。
まとめ
今回は、TOEICのリーディングセクションを攻略するための時間配分のコツをお伝えしました。
時間配分を意識して問題を解いて自分の得意分野がわかったら、解答する順番を変えるのもスコアUPするコツです。
例えば長文に自信があるという人は、Part7→Part5→Part6の順に解くようするなど、自分のスコアが一番高くなる順番を見つけてください。
TOEICは時間配分を意識するだけで、かなりスコアに違いがでるのでぜひ時間を意識して勉強してくださいね。スコアアップを目指して頑張りましょう!
動画でおさらい
1問20秒以下時間厳守!TOEICリーディングパートの時間配分の対策を、もう一度、動画でおさらいしてみましょう。