TOEICに裏技はあるの?問題を解くテクニックを磨こう!
TOEICを受験するとなれば、誰しも少しでもスコアアップしたいもの。
受験直前になって、思うように勉強が進んでいない時など、裏技があればなぁと思うこともあるでしょう。
ではTOEICには、正解を導くための裏技はあるのでしょうか?…残念ながら答えはNoです。
猫の手も借りたい状況であっても、裏技は存在しないという現実を受け止め、問題を解くテクニックに注目していきましょう。
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問題を解くテクニックを知ることが大事
裏技を探したい人は、こんなことを考えがちかもしれません。
「TOEICはマークシート形式のテストだから、すべての答えをAにマークしたらわりとよい点数がとれるのでは?」
しかし、残念ながらTOEICはそういった裏技的な回答でよいスコアが取れてしまうようなものではありません。
とは言っても、問題の出題方法をよく理解しておくことで、点数を確実にとっていく対策はできます。それが、問題を解くテクニックです。
TOEICは試験ですから、問題を解いていくテクニックはもちろんあります。
TOEICテストは、リスニング(約45分間・100問)、リーディング(75分間・100問)の2つのパートがあり、合計約2時間、通しで行われるマークシート方式の試験です。
問題形式は毎回同じなので、出題パターンを知ることで、確実にスコアアップにつながります。
TOEICリスニングパート
TOEICのテストにはリスニングのセクション、Part1~4と4種類の設問があります。
TOEICリスニングPart1
試験の最初のセクションです。
ここで確実にスコアアップすることで、モチベーションもアップしますので、とりこぼしのないよう、落ち着いて取り組みましょう!
写真を見て、その画像情報として適切な英文を、4つの選択肢から1つ選ぶのですが、注意していただきたいことがひとつ。
4つの選択肢は、音声で流れるだけで、文字情報はないということです。
音声のみを聞いて写真と合っているかどうかの判断をしなくてはなりません。
ですので、以下の点に着目して聞きましょう。
- もし、写真に写っていない名詞が出てきたら、それは不正解
- 人物写真の場合、人数・性別・服装などの特徴・動作をチェック
- 風景写真の場合、場所・目立つもの(書類・衣類など)・状態や位置関係をチェック
写真から得られる情報を最大限に活用してください。
TOEICリスニングPart2
設問に対する正しい答えを選択肢から選ぶセクションです。
こちらもすべて音声のみで、文字情報はありません。
自分のリスニング力のみが頼りになります。
- 普通の疑問文の場合、人称と時制が一致しているものを選択
- 6Wの疑問文の場合、6つの
What、
Where、
Who、
Which、
Why、
When
を聞き間違えない - How~の疑問文の種類を押さえておく
(How much、
How long
など)
自分に直接何かを質問されているという意識を持って、聞くようにしましょう。
TOEICリスニングPart3
Part1、2と違い、まず長文の会話を音声のみで聞きます。
会話の内容に関する設問が音声で流れ(文字情報あり)、設問の正しい答えを選択肢(文字情報のみ)から選ぶセクションです。
- 最初の5秒で、会話の場所・目的・概要を意識して聞く
→長い会話の内容を推測することで、概要をつかむことができる。 - よく出てくる名詞を聞き取る
→他の単語が聞き取れなくても、(1)の推測と合わせると、なかり正確な内容を把握することが可能で、答えを導きだせる - マークシートを塗りつぶすのは、リスニングパートが終わってからにする
→塗っている間に次の設問に進んでしまって、音声に集中できず、聞き取れないことがないように!
長文対策は、英語学習全般に活用することができます。
あなたの英語力の底上げにもつながりますので、実践してみてください。
TOEICリスニングPart4
Part3と同様、長文の英文を音声のみで聞き、音声で流れる設問(文字情報あり)に対し、選択肢(文字情報のみ)から答えを選択します。
こちらのセクションでは、1人の人物が何かについて話す問題形式です。
「誰に対して」「いつの時間帯で」話しているのかを意識して聞くようにしましょう。
あとはpart3と同じように解いてください。
リスニングパートは以上です。
これらのテクニックを知っているか知らないかによって、リスニングセクションでのスコアはかなり違ってくるはずです。
何より、余裕を持って試験にのぞむことができるので、あなたの持つ力を存分に発揮することができるでしょう。
TOEICリーディングパート
Part5からPart7はリーディングセクションです。
ここでは時間配分に気をつけてください。
Part5:短文の穴埋め問題、4つの選択肢から、ふさわしい語句を選ぶ
Part6:長文の穴埋め問題、4つの選択肢から、ふさわしい語句を選ぶ
Part5、6ではあまり時間をかけずに、解ける問題から優先して解くようにしましょう。
特にpart6で長文全体の内容を把握しなければならない問題は、後回しにしてもかまいません。
Part7:長文問題、ここが一番時間を要する所です。
Part5、6であまり時間をかけ過ぎず、ここではじっくり時間をかけて落ち着いて取り組めるようにしましょう。
Part7は、1つの文書から29問、2つ以上の文書から25問と、全54問あり、設問に対する答えを4つの選択肢から選ぶパターンです。
長文を全部読むのではなく、先に設問を読むことをおすすめします。
それで解ける問題もあるということで、いかに効率よく、時間をかけずに解いていくかが、大きなポイントです。
あとは、リーディングのPart3と4のテクニックを活かしていきましょう。
文頭で内容を推測し読み進めることで、全体の内容を把握することにつながります。
また、設問を先に読むと、よく出てくる名詞があることに気づくと思います。それが重要なキーワードです。
今までの内容をよく注意して取り組むことができれば、裏技とまでは言えないものの、効果的なTOEICのテストの対策が行えます。
TOEICを学ぶポイントについてはこちらの記事も参考になります。
まとめ
日本人は、TOEICリスニングパートに苦手意識を持っている人が非常に多いです。
だからこそ、しっかり出題形式を理解し、テクニックを活用することで、余裕を持って試験に取り組めます。
また、今回紹介したテクニックは、TOEICのスコアアップのためだけではなく、日常の英会話や英語学習にも通ずるものも多いです。
スコアアップももちろん大事ですが、TOEICの問題を解くテクニックを日々の学習にも生かし、より実践的な英語を習得してください。
動画でおさらい
TOEICに裏技はあるの?問題を解くテクニックを磨こう!を、もう一度、動画でおさらいしてみましょう。