時間配分でスコアアップ!TOEICリーディングセクション時間配分の目安
TOEIC問題を解く際に、時間配分の目安というのはとても重要な要素です。
TOEICはテストですから、問題の構成を知っているか知らないか、そして時間配分を意識して解けるか解けないかで、結果が大きく左右されます。
同じ英語力の人がはじめてTOEIC試験を受けたとしても、ぶっつけ本番で受けた人と、以前から時計を前にして模擬練習を繰り返し、対策勉強法をとってきた人とでは、スコアに大きな差が出るでしょう。
今回は新形式となったTOEICのうち、リーディングセクションについて、理想的な時間配分を紹介します。ぜひ、TOEIC勉強法の参考にしてください。
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新形式TOEICのリーディングセクション
TOEICに限らず、筆記テストにおいて問題を解く時間の目安というのは、とても大切な要素です。そしてこの時間配分は、予め問題の構成を知っているからこそできるものでもあります。
そこで、まずは2016年より新形式となったTOEICリーディングセクションについて、設問の変化を簡単に確認しておきます。
Part5
問題数:(旧)40問→(新)30問
短文の穴埋め問題です。
不完全な英文を完成させるために、4つの選択肢の中から最も適当なものを選びます。
Part6
問題数:(旧)12問→(新)16問
長文の穴埋め問題です。
単語や句に加え、1つの文章を丸ごと挿入する問題が増えています。
Part7
問題数:(旧)48問→(新)54問
- 1つの文章を読んで2〜5個の設問に答えるもの(シングルパッセージ)
10セット×29問 - 2つの文章を読み、5つの設問に答えるもの(ダブルパッセージ)
2セット×10問 - 3つの文章を読み、5つの設問に答えるもの(トリプルパッセージ)
3セット×15問
チャット・SNS・メールといった形式の文章が問題文として登場しており、時代に即した実践的な内容が盛り込まれています。
TOEICのコツはこちらの記事も参考になります。
各パートにどのぐらいの時間をかけられるのか
リーディングセクションとは、TOEICテストのPart5・Part6・Part7のことです。
このリーディングセクションPart5~Part7の合計時間は75分です。このセクションの試験時間は合計で75分。
では、問題数と時間から、1問にかけられる時間を割り出してみましょう。
Part5:30問
できれば10分で終わらせたいパートです。
30問あるので、1問にかけられる時間は20秒。ここでは、1問を20秒で絶対に終わらせる!と思って進んでください。20秒となると判断に瞬発力が必要です。
これは日々練習をこなしていないと、なかなか難しいでしょう。1問20秒、全体で10分を厳守して、練習問題を解くようにしてください。
Part6:16問
ここも、Part5と同じく10分で解きたいところ。
16問で10分なら、1問にかけられる時間は約37秒です。Part5と同様に、テキパキと解き進む練習を重ねてください。もし時間がかかっても、Part5と合わせて25分を最大の目安にしておくと良いでしょう。
ここまでで時間をかけ過ぎてしまうと、次のPart7にかける時間がなくなります。時間切れで最後まで解ききれなかった…とならないよう、注意が必要です。
Part7:54問
新形式になって設問数や出題タイプが増えました。55分くらいを目安に進みましょう。54問あるので、1問で約60秒ぐらいです。1問を1分以内に解けるようにしなければなりません。
実はこのPart7が、1番の強敵です。他のパートと比べて問題数が多く、内容も難しくなっているので、1問にかけられる時間というのを、特に意識するようにしてください。
参考までに、このパートの問題構成ごとに使える時間の目安も紹介しておきます。
- シングルパッセージ:20~25分
- ダブルパッセージ:5~10分
- トリプルパッセージ:25分
リーディングのコツは、こちらの記事もおすすめです。
時間配分は体内時計に叩き込む!
時間配分を意識して問題を解き進めるということは、ぶっつけ本番ではほぼ不可能です。では、どうすれば良いのでしょうか?
答えは、解答のペースを体が覚えるくらい、時間を意識した練習を積み重ねることです。
TOEIC対策として模擬問題を解く時、Part5なら1問20秒(全体で10分)、Part6なら1問約37秒(全体で10分)、Part7なら1問約1分(全体で55分)で答えなければいけない、としっかり意識しましょう。時計やストップウォッチ、タイマーなどを使いながら、自分の体内時計にその感覚を叩き込むのです。
はじめはなかなか上手く行かないかも知れませんが、繰り返す内にどんどん身についてきます。根気が必要ですが、これが時間配分を感覚に落とし込むベストな勉強法です。きっとTOEICスコアのアップにつながりますので、頑張ってみてください。
時間配分に失敗すると…
時間配分に失敗すると、試験時間内に問題を全部解くことができなくなってしまいます。時間が足りなくて最後まで解くことができなかった、というのはよくある話です。
実際にTOEICを受けた際、最後の10問を丸々解くことができなかったとしましょう。10問を解くことができないって、非常にもったいないですよね。
TOEICはマークシート式ですから、いざとなれば適当にぬりつぶすことも可能です。でも、ちゃんと時間配分できていれば、この10問の中に正解できる問題があったかも知れません。
得点できたかも知れない問題を、解けないまま終わってしまうなんて、非常にもったいない話ですよね。
まとめ
TOEICのリーディングセクションについて、時間配分の目安を紹介しました。あてずっぽうでやるよりも、全問題に取り組んできちんと回答したほうが、スコアは良いはずなので、この時間配分に気をつけて頑張りましょう!
この他、リスニングパートの対策法をはじめ、レベルアップのための英語学習法やおすすめの問題集に関しては、他の記事で詳しく解説していますので、併せてぜひご一読くださいね。
動画でおさらい
時間配分でスコアアップ!TOEICリーディングセクション時間配分の目安を、もう一度、動画でおさらいしてみましょう。