「残念ながら」を使った英語の上手な断り表現をシーン別に徹底解説
相手の申し出を断らなければいけないことってありますよね。そんな時、英語ではどのように伝えるのが正解でしょうか。
そんな時、「残念ながら」と一言添えるだけで気持ちのよい会話になるはずです。
残念ながらという表現は、プライベートだけでなく仕事上などさまざまな場面で使われている表現です。
英語では状況や用途に応じて表現方法が異なりますので、詳しく解説していきます。
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英語で残念ながらを伝えるには?
残念ながらという表現は、日常生活のさまざまな場面で使われている便利な表現ですよね。単刀直入に結果を伝える前のワンクッションとして重宝されているだけでなく、相手からの誘いを断るときにも使われています。
このように、本題を切り出す前に申し訳ない気持ちを相手に伝える前置きフレーズとして、英語にはどのような表現方法があるのか見ていきましょう。
あいにく、残念ながら
Unfortunately
I’m sorry
Unfortunatelyは残念ながらの最も一般的な表現として、ほぼどんな状況でも使うことがでます。残念な状況を表現したいときに一言添えることが多いです。
一方のI’m sorryは、「ごめんなさい」という意味で浸透している表現ですが、今回のケースでは申し訳ない気持ちを込めたい時に言い表す表現になります。
あたまにUnfortunatelyや I’m sorryを付け加えることで印象も変わりますよね!?
これらはどちらを選んでもそこまでの大差はありませんが、その後に続く会話の内容は相手にとって都合の悪い話が展開されますので、伝え方には注意しましょう。
それでは例文を見ていきましょう。
残念ながら、雨が降ってきた。
Unfortunately, it began to rain.
残念ですが、そのゲームは売り切れです。
I’m sorry, but that game is out of stock.
この他、残念ながらというフレーズにはニュアンスの異なる表現が数多く存在します。
残念ながらは、相手に対してのみに使われると思いきや、自身が落胆したときに言い表す表現としても使われるのです。
残念でがっかりだ。
What a bummer!
それは残念なことですね。
That’s too bad.
日本語では残念ですねという一言で済みますが、英語では場面や用途に応じて使われる表現が異なるのです。
ボキャブラリーをマスターすることで、より正確に自分の思っている感情を相手に伝えやすくなりネイティブとの会話も大いに盛り上がるでしょう!
「残念です」や「お気の毒に」を表すフレーズ集!
残念ですねを英語で表現する時には、前後の文意によって使われる英単語が変わってくることがあります。
一般的な、Unfortunately/ I’m sorryだけでなく、表現哀れみや悲しみ、後悔などさまざまな感情を表現できる「残念ですね」についても紹介します。
その時の自分の気持ちや状況に合ったフレーズを使いこなせるように頑張って覚えましょう。
残念だね、お気の毒に
That’s too bad.
残念ながら、ガッガリです
disappointingly
(悲しみや後悔の念を含んだ)残念です
It’s sad.
(哀れみの気持ちを表した)残念です
It’s a pity.
(後悔の気持ちを募らせた)残念です
I feel regret.
残念、お気の毒に
What a pity!
本当にガッカリだ
What a bummer!
残念なことに~
To my regret~
せっかくなのに残念です
What a shame!
shameは恥じという意味ですが、恥じをかくという意味にはならないので注意してくださいね。
残念ですが~です
I’m afraid that ~
ネイティブがよく使う表現ですので、覚えておくと良いでしょう。
お誘いをやんわりと断る表現方法
友人などからのお誘いはできれば、Yesで参加したいものですよね。しかし、都合がつかず残念ながら断らなければいけないことがあるものです。
そんな時に相手を不快にさせることなく断るための表現をお伝えします。
そうしたいのは山々ですが~になります。
I’d love to ~but ~
相手のお誘いをどうしても断らざるを得ない場合に用いられる便利な表現です。butの後は参加できない理由になります。
行きたいのは山々なのですが、今は予算がきついです。
I’d love to go but I’m a little tight on money right now.
もう少しおしゃべりをしていたいのですが、そろそろ行かないといけません。
I’d love to stay and chat a little more but I have to get going.
ビジネスシーンで使われる丁寧な表現方法3つ
ビジネスシーンで断りを入れる時は、より丁寧な対応が求められます。先方に失礼とならないよう細心の注意が必要です。
断り方次第では悪い印象を回避することも十分に可能です。ビジネスシーンで使われる表現方法を頑張ってマスターしましょう。
1. I am sorry, but ~.
申し訳ございませんが~
I am sorry, but ~.
I am sorry, but ~は断る時の定番フレーズと覚えましょう!
冒頭でお伝えしたとおり、I am sorryには申し訳なく思う気持ちが込められているため、低姿勢な様子を相手に伝えることができます。
それでは例文を見てみましょう。
申し訳ございませんが、ご提案をお断りしなければなりません。
I am sorry, but we must decline your offer.
2. I am afraid that ~
残念ながら~
I am afraid that ~
I am afraid that ~はビジネス英語をマスターしたいなら必須フレーズです。「断り」というネガティブな印象を先方に与える前に丁寧な前置きとして大変便利な表現です。
それでは例文をみてみましょう。
残念ながら、会議に参加することができません。
I am afraid that I am unable to join the conference.
3. I must decline ~
~をお断りしなければならない。
I must decline ~
I must decline ~はmustとセットで使う表現です。
助動詞のmustは、「~しなければならない」という意味の他に、「~せざるを得ない」という意味もあります。
今回のように先方の提案や依頼などに対して辞退を申し出るときには適している表現ですので、丁重にお断りするときはI must decline ~を用いてくださいね。
ビジネスシーンで使われる例文集
ビジネスシーンで用いられる英単語は、日常生活で使われているものとは少々異なります。1フレーズ丸ごと暗記し、単語を入れ替えることでさまざまな場面に応用することができます。
ぜひ覚えてみてください!
申し訳ありませんが、現状のままではあなたの提案を受けることができません。
I’m sorry to say that we cannot accept your proposal in this current situation.
~させていただくリソースがありません。
We don’t have enough resource to ~
申し訳ございませんが、弊社のキャパを超えています。
We are sorry to say that we have reached our capacity limit.
申し訳ございませんが、貴社で計画されたスケジュールにあわせることが困難です。
We are sorry to say that it is difficult for us to meet your planned schedule.
さらに、申し出を断る時には文末に下記のような表現をつけることで誠意が伝わりやすくなります。
ご理解に感謝いたします。
Thank you for understanding.
悪しからず、ご了承ください。
Please accept my regrets.
ぜひ使ってみてくださいね。
ビジネスシーンで使われる単語集
remuneration | 給料、報酬 |
appraisal | 評価、査定 |
service | 修理する、点検する |
competence | 能力、力量 |
present | 示す、伝える |
memorandum of understanding | 覚書 |
project | 予測する、見積もる |
turnover | 売上 |
accept | 受け入れる |
advertise | 宣伝する |
approve | 承認する |
cancel | 取り消す、キャンセルする |
complain | 不満を言う |
complete | 完了する |
confirm | 確認する |
convince | 説得する |
decide | 決める |
encourage | 促進する |
improve | 改善する |
inform | 伝える |
invest | 投資する |
order | 依頼する |
provide | 提供する |
refuse | 断る |
suggest | 提案する |
まとめ
残念ながらを英語で表現するには、さまざまな表現が存在することが分かりました。
なかでも一般的に使われているのが、「Unfortunately」「I’m sorry」になります。
会話の中で断りにくい場面に遭遇した際には一言、Unfortunatelyまたは I’m sorryと付け加えることで申し訳なく思っている気持ちが相手に伝わりやすくなります。
UnfortunatelyやI’m sorryも馴染みのある英単語だと思いますので、ぜひ積極的に実践してみてください!