留学経験者おすすめの英語勉強法!TOEICスコアも250点UP!
英語の勉強方法はいろんなやり方があって、どれが正解か分からないですよね。
日本の学校では特に、文法や文章の作り方を日本語で説明するというスタイルで授業を行っています。
でもなぜか正直なところ、どんなことを学んだのかあまり記憶に残っていません。
そのせいもあって「英語ってどうやって勉強すれば良いの?」とよく悩みました。
ところが、そんな悩みは6ヶ月間の海外留学で解消されたのです!
私自身、まだまだ英会話は成長過程にありますが、留学前と後で方法も変わりましたし、スキルもぐっと向上しました。
そこで今回は私自身が留学先で学び、今も実際に続けている英語勉強法を紹介します。
ぜひ、今後の勉強法に活用してくださいね!
>英語が上達する1日3分の無料メール講座<
英語の学習を〇〇に持っていく
まず初めに、私の英語勉強法の大前提は、英語勉強の主軸を「リスニング」に持っていくということです。
これは私が実際留学したアメリカの語学学校で学びました。
学校に足を踏み入れて、受付に到着した段階からもうすでに、日本語という言語は存在しませんでした。
そこで一番はじめに話した海外の先生に唯一言われた言葉が「リスニングが一番大切」でした。
もちろん受付用紙も英文ですし、分からなくて質問するときも日本語では伝わりません。
それどころか、すぐに始業式が始まり、そこで先生たちの話も全て英語で、私一人、何が話されているのかさっぱり分からない状況でした。
なぜ周りが笑っているのか、なぜ周りが頷いているのかもわかりません。
その日はとりあえず、学校で渡された書類を持ち帰り、家で地道に用紙に書いていた英語を翻訳していったのですが……
書かれてあった言葉に驚きました。
それは「リスニングができれば話せるようになる。話せるようになれば語学力が身につき、書けるようにも読めるようにもなる」という内容でした。
日本の学校の授業で学んでいたやり方とは、まさに真逆だったのです!
語学学校での英語の勉強は、とてもフランクで楽しく学ぶことができましたし、
結果として、半年間という短い留学の間で圧倒的に英語力は身につきました。次からは、私が実際にどんな方法で英語を学んだのかを紹介していきます。
洋画を何度も英語で見る
英語勉強法の1つ目は、「映画」を見ることです。
当然ですが、見るのは日本の映画ではなく「洋画」です。
よく音声を英語にして、字幕を日本語にする勉強法がありますが、ここでは字幕を英語にします。
そして一度ではなく、「何度も」繰り返し見るのがポイントです。
また、ただ何度も流すように見るのではあまり意味がありません。具体的には、
- 1回目は映画の雰囲気を掴むために普通に見る
- 2〜3回目は特にセリフに注目しながら見る
- 4〜5回目で段々ストーリーに慣れてきたところで特に気になるセリフをメモする
(映画を見るというのとは少し違います)
※ここでのセリフのメモは、気になるセリフの他に何かストーリーのキーワードになりそうな言葉もとにかくひたすらメモに残します。
- 6回目でメモを見ながら
もう一度普通に映画を鑑賞する
- 見終わった、
最後に感想を英語で書く
このようなやり方で行なっていきます。
もちろん全てが英語ですので、「何を言っているか分からない」からスタートすると思います。
そしてどんなストーリーなのかも理解に困ります。
ただ、何度も繰り返し英語を聞くことによって、脳がフレーズを聞き取ろうと必死に働き出しますので、徐々にフレーズをつかめるようになってきます。
ただ、映画を英語で聞いているだけではなく、先ほど紹介したような順序が大切です。
映画を英語で聞き流しているだけでは、もちろん英語力は伸びません。
何度も見ながらセリフを聞き取ることが大切です。
そしてこのような方法で英語しか使えない環境にすることで、脳が英語を聞き取ろうとするクセ付けをするのです。
もちろんセリフですから、日本語で言う「ありえない」や「めんどい」などの省略された英語も出てきます。
ですがこの映画鑑賞法の目的は自分の頭を「英語脳」にすることですので、映画を英語のみで鑑賞するのは最も目的に即した方法なのです。
そして最後に、必ず感想を書くようにしてください。
感想を書くことで、自分なりの見解や感想を英語で伝えようとします。
そこでメモしたセリフが活躍しますし、聞いた・見たことを文章に起こそうとするだけでも英語力が身につきます。
ですが映画といってもいろいろなジャンルのものがありますよね。
私が映画の中でも特にオススメしたいのが、「ディズニー映画」です。
英語を始めたての方には特にオススメしたいです。
理由としては、子供も理解できるような英語フレーズが多用されているため、セリフがとてもシンプルで理解しやすいのです。
また、物語自体もよく知られている童話をベースにしているため、話の展開がわかりやすく、英語があまり理解できない段階でも、おおまかなストーリーを理解することができます。
ストーリーさえ理解できれば、「ここで言っているセリフはこんな感じだろう」とイメージできるようになるのです。
逆に「スターウォーズ」や「ハリーポッター」など、セリフが長ったり、難しいフレーズや特殊なボキャブラリが必要になる映画はお勧めしません。
簡単でイメージのしやすいディズニー映画や、アニメ番組がお勧めです。
私自身、ディズニーの映画から楽しく学べましたし、ディズニーの映画で知ったフレーズが今も活用できています。
楽しく「聞く」という観点からも、「アニメ映画」や「アニメ番組」を見ることを、強くお勧めします。
子供が読む英語の本を読み聞かせる
先ほど紹介した、「ディズニー映画を見る」と同様、分かりやすい英語が使われている本を買います。
特に難しい本ではなく、子供が読むような簡単でシンプルな英語の本がお勧めです。
その本を手にしたら、次のような方法で読んでみてください。
- 何回か黙読する
- 何回か声に出して発音する
※ここでは相手に聞かせるつもりで丁寧に練習をしてみてください。
- 実際に人に読み聞かせをする
人に読み聞かせをすることで、「丁寧に発音しよう」と思ったり、「分かりやすいように話そう」と、英語を声に出すことへの意識が高まります。
その結果として英語をしっかり理解しようという姿勢に変わります。
私は実際にホームステイ先でホストマザーに英語の本を読み聞かせをしていました。
学校では、簡単な英語の本を「毎日読んで声に出すように」と渡されただけでしたが、ホストマザーに読み聞かせをしたことで、かなり英語が上達しました。
何と言っても「どのように工夫すれば相手に伝わるのか」を自然と考え出しますので、ストレスの溜まる勉強法というよりも楽しくリラックスしながら勉強することができます。
定番フレーズは考えずそのまま覚えてしまう
次に、「定番フレーズ」をそのまま覚えると言うことです。
こちらも語学学校で学んだやり方となります。
ネイティブがよく使っている定番なフレーズやリアクションをダイレクトにそのまま覚えてしまうのです。
ただ覚えるだけでなく、必ず声に出して活用していくのがポイントです。
例えば、
「Oh my god!!」
と言う言葉は日本でも定着していますよね。
何か困ったことが会った時や失敗した時などに、「オーマイガー!!」とオーバーにリアクションする人もいます。
このような「定番」なフレーズは「どうしてこんな文法なの?」や「ここは不定詞?」など、細かいことを考えるのはやめて、そのまま覚えてしまうのが正解です。
なぜかと言うと、「定番のフレーズ」は「定番のフレーズ」として海外ではごく自然に使われており、
日常生活で頻繁に使用されているからです。
日本で受ける試験の英文の中でも、このような「定番のフレーズ」はよく登場します。
そのため、定番なフレーズやリアクションについては、文法からじっくり考え込む必要がないのです。
ただし、覚えたフレーズやリアクションは日本にいても活用するようにしました。
言葉に出すのが恥ずかしければ心の中で発音するだけでも構いません。
大切なのは、「活用」して使うタイミングを日頃から掴んでおくことです。
まずはすぐに覚えたい
リアクションです。
・そんなバカな!
No way!
・ワォ!
Wow!
・ヤップ!
Yup!
※はい!と言う
返答のような意味です
・面白い!
Interesting.
・いいじゃん!
Why not?
・なんてことだ!
Oh my god!
・あらまぁ!
Oh my goodness.
・まぁ!
Oh boy!
・楽しんでね!
Have fun!
・ちょっと待って!
Hold on!
・それは良いね!
That’s nice!
・なるほど。
I see.
・そうですね。
Right.
・本当に?
Really?
・その通り!
Exactly!
・私もそう思う。
I think so.
・まじで?
Are you serious?
・楽しそうね!
Sounds good!
・もちろんよ!
Of course!
・いいよ!
Sure!
これらの表現はネイティブがごく自然に普段使っているフレーズです。
相手が何か話してきた時、その内容にしっかりリアクションを返したいですよね。
そんな時はこのようなフレーズを、その状況に応じてすぐ言葉に出せるようにそのまま覚えてしまいましょう。
次に会話の間をつなぐフレーズです。
・まぁ〜
Well…
・なんて言うの..
You know…
・何が言いたいかって言うと…
I mean…
・えーっと…
Let me see…
・1分待ってね。
1 minute.
こちらは会話の間をつなぐフレーズですが、こちらも深く文法や単語の意味などは考えず、丸っと覚えてしまいましょう。
これらの定番フレーズを覚えておくだけではあまりスキルアップにならないのではないか?と思われがちです。けれど定番フレーズにどんな単語が使われていてどういう意味を持つのかを理解しておくことで、定番フレーズが聞こえた時点で自然とその部分の意味が理解できるため、英語を聞き取ろうとする時は他の部分に意識を集中させれば、相手の話している内容がより把握しやすくなり、英語での会話が少し楽になります。
もし上にあげたようなフレーズを何も知らない状態だと、
「Let me see…(えーっと)」と
相手が考えているだけなのに、「今言った言葉はどんな意味だったっけ?」と考えてしまいます。
そうして考え込んでいる間に相手が本題に入ってしまえば「え? あれ、何を話しているの?」とまったく会話に追いつけなくなる可能性が大きくなります。
そしてリアクションの定番フレーズは、できるだけ会話に取り込む癖をつけるようにしましょう。
会話でももちろん活かされますが、文章を書く時にも自然に使えるようになります。
定番フレーズをそのまま覚え、余計な考えを減らし、そして会話の中に組み込む癖をつけることで、英語力はとても上がるのです。
翻訳を欧米の辞書に変える
次は、「意味を調べる」際に行うことです。
日本では英語の意味を調べる時は電子辞書やインターネットで翻訳を使いますよね。
例えば英語の「Angry」とは
どう言う意味なのかを調べると、日本語で「怒る」と出ます。
とても便利で一瞬で分かりますので楽ですよね。
ただ翻訳ですので、表面的な意味しか出てきません。
このように単語を調べる時は、あえて英英辞書を使いましょう!
日本でいう国語辞典のようなものです。
例えば、「謝る」を国語辞典で調べると、「自分の過失・罪を認め、すまないという気持ちを相手に伝え許しを求める」などと出てきます。
これを英英辞書を使う事で、その単語が英語でどんな意味を持つのか、細かい部分まで確認するのです。
例として、日本語と同じやり方で、「Sorry(謝る)」を
英英辞典を使って調べます。調べてみると、
「feeling sad and sympathetic」
など「Sorry」に対していろんな意味が英文で出てきます。
このように英英辞書で英語の意味を英語で理解することにより、英語力が高まります。
もちろん言葉やフレーズの意味は英文で説明されているのですが、説明文はとてもシンプルで分かりやすいです。
目的の言葉が持つニュアンスについても類義語や対義語、類似表現などでヒントを与えてくれるため、とても理解しやすいです。
そんな欧米の辞書の中でおすすめなのは、英英辞書の中でも特に有名な
「Oxford Learner’s Dictionaries」
です。
https://www.oxfordlearnersdictionaries.com
英語の意味を英語で知るということが、頭の中を英語脳に変えていくためにはとても重要です。
理解のとっかかりとして英和辞典を使うのも手ではありますが、より深く英語の意味や表現を知るためにも、気になる言葉は英英辞典で調べて詳しい意味や使い方を読み取る癖をつけていきましょう。
常に「~ing」
こちらはとても簡単にできます。人は常に何かをしています。
「父が朝ごはんを食べている」「彼女がテニスをしている」など、常に人は「〜している」状況にあります。
この「〜している」を常に英語で「〜ing(~している)」に変換しながら過ごすのです。
例えば、近くの公園で野球をしているのを見かけたら、
「They are playing baseball.
(彼らは野球をしている。)」
と英語で言います。
もし読書をしている女性がいたら
「She is reading a book.
(彼女は本を読んでいる。)」
と言います。
このようにして、常に現在目の前で起きている出来事を全て「〜ing」を使って表現する癖をつけるのです。
毎日常に英語を意識していれば、自然と言葉に出せるようになります。
また、ぴったりの単語や表現が思いつかなかった場合は調べるきっかけにもなるため、日常生活すべてが学びとなるのです。
英語で日記
次に紹介するのは「英語で日記を書く」という勉強法です。
日記には、その日一日の出来事や楽しかった事、起きたことに対する感想などを書きますよね。
自分の思ったことや感情を英語で文章にするためには、相応のボキャブラリが必要です。
自分の考えを表現するための言葉やフレーズを調べるため、語彙力も身につきますし、文章で表現する力も身につきます。
先に紹介したように、日頃からリスニングを意識した生活を送っていれば、日記の内容はより充実するため、日に日に文章力が上がっていきます。
「聞く」ことが「話す」ことにつながり、「話す」ことができるようになると、「書く」ことも「読む」こともできるようになるのです。
ただし、だからといってリスニングばかりしていては、英語の聞き取り能力ばかりが上がって、文章を構成する能力は向上しません。
だからこそ、簡単な内容でも構いませんので、自分の言葉を使って日記を書く必要があるのです。
長い作文を書くのではなく、自分がその日に思ったことをシンプルに簡単に書くだけですので、とても気楽に書けますし、書いているうちに、「もう少し細かくかけそうだな」など工夫を加えるようになります。
こうしてヒヤリングを通して書く力を少しずつ強化して行くことで、自然と「聞く」「話す」「読む」「書く」のバランスが取れてきます。
英単語を3つのポイントで覚える
日本では、学校の授業で単語本が渡されますよね。
その中に書いてある単語をひたすらノートに書いて覚えて、テストに備えていたのを覚えています。
そんな書いて覚えることが基本の学習でしたが、基本的に英単語を覚える時は「書く」ことは優先しなくても良いです。
「書く」だけでは、話すことも発音することもできません。
それに、言葉にして発する時は、発音やアクセントも覚えていかなければなりません。なので、書くだけで発音をしないと言った勉強法ではあまり身につかなくなってしまうのです。
単語を覚える際に特に大切なのは、「目で見て」「耳で聞く」そして「声に出す」という3点です。
この3つの大切なポイントをおさえながら単語を覚える時に使えるのがYoutubeです。
Youtubeは特に費用もかかりませんので、とてもお勧めです。
Youtubeで「英語 単語」と調べると、「目で見て」「耳で聞く」という2つのポイントを押さえた動画が数多く出てきます。
動画を見る時間を決めて、あらゆる感覚を駆使しながら情報を頭に刷り込ませてみてください。
英語のスキルアップにおいて、覚えた英単語の数はとても重要です。
大変かもしれませんが、一日に5〜10単語覚えるようにしましょう。
このくらいの量なら、何時間もかかりません。
そして5〜7回繰り返し、全て「目で見て」「耳で聞いて」「声に出す」ということを意識して見てください。
ここでやっと言葉にインパクトを残すために、「書く」という方法が登場します。
やり方としては、
- 1~2回目は
「目で見て」「耳で聞いて」「声に出す」 - 3~7回目は「書く」も取り入れる
という流れになります。
ここでもやはり「リスニング」が重視されていますが、やはり「聞く」ことで頭を英語脳に変えていくのが英語のスキルを身につける上で何より大切です。
いちいち英語を日本語に変換してという方法を行なっていては、いつまで経っても英語力は身につきません。
映像で海外に触れながら英語を学ぶ
こちらは留学先で習ったこととは少し異なりますが、お勧めの勉強法です。
「バイリンガール英会話」
https://www.youtube.com/channel/UCPlreGCqby4Qg9Vuem5scpw
Youtubeの映像なのですが、バイリンガルな日本人が実際に海外に行って、様々なシチュエーションに合わせた英会話を実践するというビデオです。
例えば、「アメリカのマクドナルドで実際にメニューを注文してみた」や「空港のチェックイン・カウンターで使える英語を実践してみた」など様々な場面で英会話を実践する様子を映像に納めてくれているのです。
実際海外に行けない人たちが英語を勉強する場合、自分の頭の中にある外国のイメージベースでしかシミュレーションできません。
ですがこの動画では、実際に現地でネイティブと会話しているシーンも数多く撮影されていますので、とてもイメージしやすいですし、ネイティブがどのようなスピードで話しているのか、どのようなジェスチャーを使っているのかなどを見ることができます。
ただし、こちらは日本語で説明をしていますので、今まで紹介した勉強法とは趣旨が異なってしまいますが、しっかり覚えるためというよりも、少しリラックスして勉強をすることができます。
楽しく英語が勉強できれば、覚えも早いです。
一日ひとつは必ず見て、海外の雰囲気に触れながら英語の勉強をすると、英語の上達もかなり早くなります。
特にこれまで一度も海外に行ったことのない方にはお勧めです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は私が実際に行っている英語の勉強法を紹介させていただきました。
全体を通して言えることは、学生時代に何年もかけて授業で学んできた英語よりも、たった半年間の留学経験の方が、確実に何倍も成長できたということです。
学校では、やはり「勉強しないといけない」という感覚になっていたのだと思います。
ところが実際に英語しか使えない場所に行くと、脳が勝手に英語を読み取ろうと必死になるため、短い期間でも大きく成長を遂げることができたのです。
家に帰るにも、食べ物を頼むにしても英語しか伝わらない状況だと、嫌でも英語を知ろうとしますよね。
そのおかげで、留学前に行った英語力テストで、500満点中、180点だったのが、帰国後は410点まで上がりました。
大切なのは「英語脳」にするということでした。
日本にいても常に海外にいるかのように英語を使う環境を作ることが重要なのです。
とは言っても、日本では日本語が主なのでなかなか英語環境を作るのは難しいですが、今回紹介したような勉強法で常日頃から英語を使う脳にしておけば良いのです。
そうすれば、「聞く・話す・読む・書く」の英語が上達すること間違いありません。
ぜひ取り入れてみてください!