「MANHATTAN」発音は「マンハッタン」ではありません
ニューヨークの地区名であるManhattan
カタカナ英語だとマンハッタンとして知られていますが、アメリカ人の方に「マンハッタン」と言っても残念ながら通じることはないでしょう。
実は、Manhattanのネイティブらしい発音とカタカナ英語のマンハッタンには大きな隔たりがあるのです。
今回はこのManhattanという単語の正しい発音方法を通して、いろいろな単語の発音に役立つ知識を身につけましょう。
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マンハッタンの正しい発音とコツ
アメリカ旅行でニューヨークへ行くと、5番街やタイムズスクウェア、セントラルパークにブロードウェイなど、たくさんの観光名所があるマンハッタンを観光したいものですよね。
そんなとき、タクシーに乗って「マンハッタン」と言っても通じない!と困らないように、これから正しい発音について解説します。
マンハッタンの音節
音節が分かると発音のコツがつかみやすくなるので、まずは単語の音節についてお話ししましょう。この音節とは、ネイティブにとって1つの音だと感じる発音の最小単位のことで、日本語での拍と同じ意味合いを持ちます。
たとえば、日本語の新聞は4拍(し・ん・ぶ・ん)となるのですが、このような単語を構成する最小単位の音を、英語では音節と言うのです。
では、Manhattanの音節を見てみましょう。Man・hat・tanと、3つの音節になります。カタカナで表現してみると、マン・ハトゥ・ンになります。
Manhattanの発音のコツ
音節は分かりましたが、区切ったとしても発音はマン・ハッ・タンではありません。
辞書を引いてみると、発音記号はmænhǽtnとなっています。では、これはどう発音すれば良いのでしょうか?
発音記号を基に、発音の仕方やコツを解説しますので、練習に役立ててください。
第一音節のmæn(マン)は、口を横に広げてメの形にしながらマと発音します。
そしてすぐに、舌を前歯の裏につけてください。口から息が出るのを、唇を閉じて止めるのではなく、舌で止める(=鼻でンという音を出す)感じです。
第二音節のhǽt(ハトゥ)は、先ほどのマと同じ口の形のまま、ハと発音して舌を前歯の裏につけてください。
そして勢いよく息を吐くようにして、トゥの音を出します。
トゥははっきりと声に出して言うのではなく、息の破裂音で表現する感じです。ちなみにアクセントはこの音節で、ハの音にあります。
第三音節のn(ン)では、口の形はまだ先ほどと変わりません。
そして(トゥの後で)舌の先をまた前歯の裏につけたら、軽くヌと言う感じでンと発音してください。
ここでも唇は閉じず、開いたままでの発音になりますが、第一音節のンよりは、はっきりとしたンの音になります。
いかがでしょう?文字で読むと何だか難しそうに感じるかも知れませんが、練習をしている内に口や舌が動きに慣れてきて、早く巧く発音できるようになってきます。
慌てずゆっくり、楽しみながら練習してみてくださいね。
マンハッタンを映画のように発音するには
Manhattanの発音が、カタカナ英語のマンハッタンとは大きく違うことがわかりました。
この違いを生むのは、2つ続いているtです。tが2つ続く場合、ラに近い発音をすると、よりネイティブらしく聞こえる音になります。
マンハまでは、カタカナ英語のままでも問題ありません。
その後の2つ続いたtをラの音に変換するとランになりますので、カタカナ英語で表すのならマンハランが、ネイティブらしい発音となります。
Manhattanはマンハランと発音する、と覚えておきましょう。
ttはラリルレロに変えて発音しよう
このように2つ続くtがラリルレロのいずれかの音に変わる単語は、他にもいくつかあります。
例えば、bottleやlettuce、butterという単語です。
bottle
は日本人がよく知るカタカナ英語だと、ボトルとなります。でも、ボトルではやはり通じません。
ttがラリルレロに変わる法則を考えると、ボロゥと発音するのが正しいでしょう。
lettuce
という単語も、カタカナ英語だとレタスですが、上の法則に当てはめればレラスがよりネイティブらしい発音となります。
butter
もカタカナ英語ではバターなのですが、他の単語と同様に、ttをタではなくラの音に変えてバラーと発音したほうが、ネイティブらしく聞こえます。
発音記号通りの正確な発音をしなければ!と、気にし過ぎないようにしてください。余り構えず、こういったコツを活用しながら気軽にどんどん話してみましょう。通じる楽しさが、英語の上達を後押ししてくれますよ。
まとめ
このようにttがラリルレロに変わって発音される単語は数多くあります。Manhattanのようにtが2つ続いている綴りを見つけたら、頭の中でラリルレロに変換する癖をつけておくといいでしょう。
動画でおさらい
もう一度、動画でおさらいしてみましょう。