Rの筋トレ!「Mirror」のネイティブ発音

日本人にはなかなか難しい英語の発音。
今回は鏡を意味するMirrorの発音をもとに、
Rの発音について学んでいきましょう。
この単語、カタカナ英語ならミラーとなりますが、英語ネイティブのような美しい発音にするにはどうすればいいのでしょうか。
今回は、そのコツと練習方法をまとめました。
日本語には存在しない発音
Mirrorという単語にはRという文字が3つも含まれています。
そのため正しくRを発音できるかどうかが、Mirrorという単語をネイティブのように美しく発音するための鍵となります。
ところがRの発音を苦手とする日本人は数多くいます。
これはなぜなのか、理由をご存じでしょうか?
実は日本語にはRの音というものが存在しません。Rは、ラ行の音とはまったく違うのです。
そのため日本人にとってRの発音は難しく、どのように言えばよいのか分からないという人が多くなってしまうのです。
そして、ネイティブの人たちが日本人の話す英語を聞き取れないケースでも、このRの存在が大きな原因の1つとなっています。
Rの発音:舌の準備
Mirrorを正しく発音するための準備として、まずはRを正しく発音できるように練習しましょう。
Rが発音できるようになれば、美しいネイティブの英語にぐっと近づくことができますよ。
ポイントは舌の正しいポジショニングと訓練です。
・舌のポジショニング
Rを発音するときの舌の位置、これが日本語の発音にはありません。
ですがこの位置を意識して練習すれば、必ずRを正しく発音できるようになります!
では、舌のポジショニングについて解説しましょう。
上あごにある左右の奥歯の内側に、舌の両端を下から押し当てるようにします。
舌を奥に引いて近寄せる感じです。
そうすると、舌の両端が口の奥にくると思います。
そして次に、舌はすぼめた形をイメージして内側に丸めましょう。
このとき舌先は、上前歯や歯茎など、口のどこにも触れないように注意してください。
これがRを発音するときの舌の状態です。
次に、実際に音を出してみましょう。
まずは日本語でウーと発音します。
そして音を出したまま先ほどのポジションへと舌を動かしましょう。
すると日本語のウーから、ネイティブのRへと音が変化しくのが感じ取れると思います。
これがRの発音の練習方法です。
ウーと口の中で音を出すのが日本語であるのに対し、英語は喉の奥から音を出す、いわゆる英語喉での発声となります。
初めは舌を正しい位置になかなか置けず、発音が難しいと感じるかもしれません。
でも前述したとおり、Rは日本語にない音です。
自分だけが難しいと感じる訳ではないので、安心してください。
日本人は舌をRの位置にして発音するという経験がないため、筋肉がスムーズに動かないだけなのです。
しかし、早口言葉のように繰り返し訓練しているうちに、舌のぎこちなさも取れて確実に発音できるようになります。
うまくできなくてもあきらめずに、何度もウーと声に出しながら練習してみましょう。
正しい位置に舌を置くことができれば、必ずネイティブのような正しいRの発音をすることができるようになりますよ。
出来るようになったら次!
Rの発音に慣れたら、いよいよMirrorのRの発音方法に進みましょう。
発音のポイントを一つひとつ見ていくことにします。
最初のmiの発音は比較的簡単です。
そのまま日本語と同じミの発音で問題ありません。次にrrですが、
ラーの部分を先ほどのRの発音で言ってみましょう。
このとき、Rの発音に変換するのはラーと伸ばしている部分ではなく、最初のラの音の部分です。
この点を間違えてしまう人が多いので注意してください。
rrに続くoはラァのァの音、母音ですが唇を軽く開けて弱く曖昧に言います。
そして最後に、3つめのrでは軽く音を伸ばしてあげます。
あくまでも舌はRの発音した位置から動かさずに発音しましょう。
そうすることでMirrorという単語を、正しくネイティブのように発音することができます。
ちなみに今回はアメリカ英語として発音を紹介しましたが、イギリス英語では、言葉としては同じでも微妙に発音が異なりますので注意してくださいね。
まとめ
いかがでしたか?
外国語にしかない発音でも、その習得はコツさえつかめば簡単です。
例えはじめは上手にできなくても、練習を重ねていくことで必ず正しく発音することができるようになります。
Rの音をマスターして、ぜひネイティブの発音でMirrorを言えるようになってくださいね。
上手く発音できるようになったらリスニングも楽になるはずですので、LとR、アメリカ英語とイギリス英語といった発音の違いの聞き取りにも挑戦しても面白いかもしれませんよ。
動画でおさらい
Rの筋トレ!「Mirror」のネイティブ発音を、もう一度、動画でおさらいしてみましょう。