「おいしそう」は英語でyummy?ネイティブが使うスラングなど例文解説
みなさんが「美味しそう」と思うのはどんな時ですか?
料理の話題が出た時や写真を見た時、あるいは、食べ物のいい匂いがしてきた時でしょうか。
英語で「美味しそう」と言うには、見てそう思ったのか、匂いでそう思ったのかなど「どういった状況で思ったのか」によって、表現を使い分ける必要があります。
この記事では、「美味しそう!」の英語表現を3つのシーンに分けて紹介します。
「美味しそう!」と思った時に、その感動を英語で自然に共有できるようになりましょう!
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「おいしそう」の英語表現
冒頭で述べたように「美味しそう」と思うシーンは次のように大きく分けて3つあります。
- 視覚的に感じた時
- 料理の話題が出て想像した時
- 匂いを通して感じた時
これらのシーンで「美味しそう」を表現するのに使う単語は、sound、look、smellの3つで、使い方はいたってシンプルです。
基本的には、主語(It/This/That) + 動詞(look/sound/smell) + ~(「美味しい」を意味する形容詞).の形をとります。
・視覚情報を通して「美味しそう」と思った時:
It looks ~. / This looks ~. / That looks ~.
・話を聞いて想像して「美味しそう」と思った時:
It sounds ~. / This sounds ~. / That sounds ~.
・匂いを通して「美味しそう」と思った時:
It smells ~. / This smells ~. / That smells ~.
ここでの It やThis、Thatは「食べ物」を指していています。
「おいしい」を意味する形容詞
「美味しそう!」を表現するための動詞と構文がわかりました。残すは肝心の~の部分。「美味しい」を表す形容詞です。
ネイティブがよく使う「美味しい」を表現する形容詞は、以下の通りです。
good
great
delicious
nice
tasty
yummy
毎回goodばかり使っていると表現が平たんになってしまいます。さまざまな単語を使って表現の幅を広げましょう。
ただし、yummyに関しては使用上の注意事項があります。後ほど解説するので、最後までしっかりと読んでくださいね!
では、具体的な使い方を例文と共に紹介していきます。
①インスタで使える!LOOKを使った「おいしそうに見える」
テレビの映像やインスタの写真を見て美味しそうに感じた時には、look(~に見える)を使って表現します。
それは美味しそう!(美味しそうに見える)
It looks good!
それらは美味しそうですね。
Those looks nice.
それはとても美味しそうですね。
This looks so delicious.
※形容詞の前にsoやvery、prettyを付けることで、「とても美味しそう」と強調することができます。
②想像して「おいしそう!」SOUNDを使った表現
人からレストランや料理などの話を聞いて、「美味しそう」と思った時には、sound(~に聞こえる)を使います。
A:昨日新しくできたカフェに行ってカプチーノを飲んだの。とってもクリーミーで美味しかったよ。
A:I tried the new cafe yesterday and had a cappuccino. It was so creamy and tasty.
B:うわー美味しそう!
B:Wow, that sounds great!
③匂いを通して「おいしそう!」SMELLを使った表現
夕飯時のキッチンからはいい匂いがしてきますよね。料理のいい匂いがして「美味しそう」と感じる際には、smell(匂いがする)を使いましょう。
それ、おいしそうだね。
It smells delicious.
また、散歩中などどこからともなく「美味しそうな」匂いがしてきた時には、主語をsomething(何か)に変えて表現します。
なんだか美味しそうな匂いがする。
Something smells tasty.
よだれが出るほどおいしそう!
単に「美味しそう!」と表現するだけでは物足りない時、その思いを強調するために「よだれが出るほど美味しそう!」と言うこともありますよね。
英語にも「よだれが出るほど美味しそう!」に該当する定番の言い回しがあるので紹介します。
よだれが出るほど美味しそう!
It’s mouth-watering!
My mouth is watering!
mouth-watering(またはmouth watering)は、「食欲をそそる」「美味しそうな」という意味の形容詞です。
このフレーズは「美味しそう」と思った時だけでなく、実際に食べてから「すごく美味しい!」という時にも使えます。
ちなみに、涎(ヨダレ)は英語でdroolと言いますが、「よだれが出るほど美味しそう!」の表現にdroolは使いません。決まった言い回し「mouth-watering」を使いますよ!
yummyの使い方に注意しよう!
「美味しい」を表す形容詞として紹介したyummyですが、使う際の注意点があります。
実はこのyummy、スラングとまではいきませんがとても砕けた表現で、フォーマルなシーンでは使われません。
子どもから大人まで広く使われてはいますが、大人が使った場合に子供じみた印象を持つ人がいます。そのため、yummyを使うのは家族や友達など気心の知れた人との間に留めておくことをおすすめします。
ママ、すっごく美味しそうだね。早く食べたい!
Mom, it looks so yummy! I can’t wait to eat!
まとめ
「美味しそう!」と英語で言いたい時には、どういった状況でそう思ったかによって、look(~に見える)、sound(~に聞こえる)、smelll(匂いがする)の3つの動詞を使い分けましょう。
基本の構文は、It + 動詞(looks/sounds/smells) + 形容詞(good/greatなど).の形で表現できます。
「美味しい」を表す形容詞は、goodやgreatの他に、deliciousやyummyなどさまざまあります。ワンパターンにならないよう、できる限り多くの表現を覚えて使いこなせるとバラエティーに富んでいいですよ!
あとは繰り返しの練習あるのみです。「美味しそう!」と思ったその時に、It looks yummy!など自然とフレーズが出てきますように!