味覚を英語で伝えよう!甘い・辛い・酸っぱいなど味に関する英語表現
甘いもの好き、辛いもの好き、酸っぱいもの好き。
食の好みは十人十色ですよね。
そんな食に関する話題から、今回は味覚に関する英語表現をまとめて紹介します。
流行りのお店で、持ちよりのホームパーティーなどで、味に対する感想を的確な英語表現で伝えられるようになりましょう!
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「味覚」の基本味5つを英語でー甘味、酸味、塩味、苦味、うま味
まずは、味覚の基本味と呼ばれる甘味、酸味、塩味、苦味、うま味の英語表現から紹介していきます。
「甘い」を英語で
甘味、つまり甘いを表現する英語といえば、やはりsweetですよね!
定番であり甘味を表現する代表格のsweetを使った例文です。
この私が採った栗、とっても甘くて美味しいわ。
These chestnuts I picked are very sweet and good.
このデザートちょっと甘すぎて好みじゃないわ。
This dessert was a bit too sweet for my liking.
甘くていい香りがする!
It smells sweet!
sweetは甘いもの全般的に使える万能選手です。
また、味覚に関してだけでなく甘い香りなどといった嗅覚に関する表現としても使うこともできます。
では、sweetの他には?というと、sugary、syrupy、lusciousといった単語があります。
sugaryはsweetと同じで砂糖のような甘さを意味します。
甘ったるいといったニュアンスを含んで使う場合もあります。
見て、あの子供たちが食べるあの甘ったるいお菓子!
Look at all those sugary snacks that kids eat!
syrupyはsugaryと似た表現でシロップのような甘さ、濃厚な甘さという意味です。
濃厚な甘いブラックベリージャムは私の大好物です。
A syrupy blackberry jam is one of my favorites.
lusciousは香りがよい、豪華な甘さといった意味で、ワインやフルーツなどの感想によく使われる表現です。
彼らはいつも私の好きな豊潤で香りのいいワインを勧めてくれる。
They always recommend luscious wines I like.
「酸っぱい」を英語で
次に酸味を表す酸っぱいの英語表現を紹介していきます。
まずは、定番中の定番、sourから。
sourは、ネイティブが使う最も一般的な酸っぱいを表現する単語です。
レモンやライムなど柑橘系の酸味があるフルーツの酸っぱさに対してピッタリの表現です。
祖母は酸味のあるリンゴが好みです。
My grandmother likes sour apples.
この牛乳酸っぱくなっちゃったな。
The milk had turned sour.
牛乳などの乳製品が発酵して酸っぱいにおいがする状態にもsourが使えます。
sour以外の表現としてはtart、tangyといったものがあります。
tartは、熟していない若いりんごなどのフルーツ、ヨーグルトなどに使う表現で、sourよりもtartの方が少しだけ酸っぱい(酸っぱい度:sour>tart)というニュアンスがあります。
このレモンがパイにいい感じの酸味を加えてるんだ。
This lemon gives the pie a nice tart flavor.
tangyは際立った香りや、舌をピリリと刺激するような味を表現します。
新鮮なカンキツ類、特にオレンジに対しての酸味の強いさまなどを表現します。
このフルーツは大きくてオレンジ色の皮でピリッと酸味があって美味しいです。
The fruit is large, orange-skinned and with a delicious tangy flavor.
「しょっぱい」を英語で
塩味を表現するしょっぱい、これはsaltyを使って表現します。
これしょっぱくて美味しいな。
It’s nice and salty.
私にはしょっぱすぎるな。
It’s too salty for me.
他の味覚と違って、しょっぱいは馴染みのある、塩を意味する単語saltと関連させてsaltyと覚えやすいですね。
「苦い」を英語で
苦味を表す苦いはbitterを使って表現します。
ブラックコーヒーは苦くて飲めません。
Black coffee is too bitter for me.
私は苦い味の食べ物が得意ではありません。
I am not good with bitter tastes.
bitter(苦い)とsweet(甘い)は反意語ですが、これらを組み合わせるたbittersweetという単語があります。
意味はほろ苦いとなります。
私はビタースイートチョコレートが好きです。
I like bittersweet chocolate.
「うま味」を英語で
基本味最後のうま味。
これはumamiとして辞書にも掲載されていて、英語でもそのまま料理番組などでも使われています。
ちなみに、うま味は100年前に日本人が発見した第5の味覚で、日本食で一般的に使われるカツオだしや昆布だしなど、あのだしに含まれる味です。
このスープはしいたけの素朴な風味と旨みが特徴です。
This soup has a feature of simple flavor and umami which Shiitake originally has.
umamiの発音は日本語のうま味と異なっているので注意して確認しましょう。
美味しい!がテーマの英会話フレーズに関してはこちらの記事が参考になります。
その他「風味」を表す英語表現
基本味5つの味覚表現を終えたところで、風味を表現する為の英語をみていきましょう。
「辛い」を英語で
味を語るうえで、辛いの英語表現も欠かせませんよね。
辛さを表現する一般的な英単語にはhotとspicyがあります。
hotは辛いを表現する最も一般的な表現で、唐辛子などが含まれていて口の中をピリピリと熱くさせるような辛さを表現します。
わさびはすっごく辛いね!
Wasabi is terribly hot!
spicyは香りづけする為に薬味やスパイスが使われていて強い味のするもの、スパイスが効いていてピリッとする辛さに対して使います。
私たちはスパイシーチキンウィングと辛いカレーが大好きです。
We love spicy chicken wings and spicy curry.
hotには料理が温かいといった意味もあるので、辛い料理が好き、と言いたい場合にはhotとspicyを組み合わせて使いましょう。
私は辛い料理が好きです。
I like hot and spicy food.
I like spicy hot food.
「フルーティ」などを英語で
最後に、使う頻度は低いかもしれませんがオマケの味を表す英語表現を一覧にして紹介します。
味覚表現(英語) | 味覚表現(日本語) |
---|---|
buttery | バター味の、脂の乗った |
fruity | フルーツ味の、フルーティな |
peppery | コショウの効いた、ピリッとした |
juicy | (フルーツなどが)汁の多い、 (肉などが)ジューシーな |
cheesy | チーズ味の、チーズ風味の |
nutty | ナッツ味の、ナッツ風味の |
butter(バター)やfruit(フルーツ)など、名詞にyを付け加えて形容詞の形にした味の表現なので、覚えやすいですよね。
濃厚こってり、食べ物の感想関連記事はこちらです。
まとめ
基本味の5つ甘味、酸味、塩味、苦味、うま味とその他の風味の英語表現を紹介しました。
一言に甘味、酸味と言っても様々な甘さ、酸っぱさがありましたね。
これまで漠然と甘い=sweet、酸っぱい=sourと頭に入っていた方は、これを機にそれぞれの言葉の特徴を掴み、使い分けを身につけましょう。
味覚は人によって感じ方、感覚が異なるものです。
自分の感じた味覚情報を詳細に正確に伝え、また人の感想と比べられると会話がぐっと深いものになりそうですね。
まずは普段の食事中に頭の中で英語食レポをしてみるのも楽しそうですね。
練習を重ねておくことで、次回英語スピーカーと流行りのお店や持ちより料理パーティーで食事する際にはすらすらと口にした料理に関する感想が英語で出てきそうです!