発音注意・英語で「きれいな景色ですね」
旅行に行ったときなど、きれいな景色に思わず、きれい…と声が出てしまうことってありますよね。もし海外旅行で写真に撮りたくなるような素晴らしい景色に出会ったとしたら、英語でなんと言いましょう?
今回はこういう場面で役立つ、きれいな景色ですね!という表現と注意したい発音についてご紹介します。
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綺麗な景色を見たとき
きれいな景色ですね!は、英語で以下のようにいいます。
What a nice view!
この英文は感嘆文といい、何かに感動したときや喜び・悲しみ・嘆きなどを伝えたいときに使う表現です。感嘆文の作り方は次で触れることにして、ここでは単語のniceとviewについて少し解説しておきます。
niceはたくさんの意味を持ちますが、今回のシチュエーションで使う場合は、素敵な・素晴らしい・きれいなという意味合いになります。
英和辞典にも載っているのですが、niceをきれいなという意味で使う機会が少ないため、意味がつながりにくい・イメージしにくいという人がいるかも知れません。
でも実際、女性のきれいな肌を表現するときにnice skinという使い方をすることがあるくらいなので、素敵な景色=きれいな景色だと思って読み進んでくださいね。
一方、viewは一定の場所で目に入る眺め・景色・風景などを意味する単語です。眺めというニュアンスが強く、そう和訳することも多くあります。
景色という意味合いの単語はほかにもscenery、landscape、sightなど、見る場所や見える範囲といった細かいニュアンスの違いで使い分けるものがあります。
今回のような旅行先での発言がテーマであれば、主に観光地・名所や展望台、ホテルの窓からの眺めになるでしょうから、view(景色)を使うことになります。
感嘆文の作り方は2種類
感嘆文には、whatから始まるものとhowから始まるものの2種類があり、どちらも文の最後には感嘆符の!マークが付きます。
それでは、それぞれのフレーズの作り方を見て行きましょう。
What+(a/an+)形容詞+名+主語+動詞!
きれいな景色やかわいい猫など、形容詞+名詞の部分を強調したいときにはwhatのフレーズを使います。なお、a/anは後ろの名詞が可算名詞で単数形のときに使います。
では例文を見てみましょう。美しい景色を見てきれいだという表現を、普通の文(平叙文)と感嘆文で表すと、こうなります。
平叙文:
きれいな景色です。
It is a nice view.
感嘆文:
なんてきれいな景色なんだろう!
What a nice view it is!
日常英会話では、最後のブロックの主語+動詞が省略されることも多々あります。つまり、きれいな景色ですね!と言いたいときは
What a nice view!
で十分通じるということです。
主語と動詞は何にすれば良いんだろうと悩む必要はありませんので、気軽に言ってみてくださいね。
How+形容詞/副詞+主語+動詞!
すごくきれいやとても速いなど、形容詞/副詞の部分を強調したいときにはhowのフレーズを使います。
whatのフレーズとの違いは、強調したい部分に名詞が含まれるかどうかです。
例文を普通の文(平叙文)と感嘆文で表すと、こうなります。
平叙文:
とても素敵です。
It is very nice.
感嘆文:
なんて素敵なんだろう!
How nice it is!
このフレーズもwhatと同様に主語+動詞が省略され、素敵ですね!はHow nice!でOKです。
これなら、英会話が苦手だという人もレッスンなしで覚えられますね。
感嘆文以外で同じような表現
感嘆文ではありませんが、
なんて~なの!
Such a~!
という表現もあります。
こちらは平叙文でありながら、口語で主語と動詞を省略するタイプのフレーズです。
such+形容詞+名詞になると、veryやsoと同じようにsuchは何かを強調する意味合いになります。
きれいな景色ですね!と言いたいとき、感嘆文以外では
Such a nice view!
と言うと良いでしょう。
前にwowなどの感嘆詞をつけて、
Wow, such a nice view!
と言うと、より気持ちが伝わります。
感嘆文が少し大げさに思えるときにはこの表現を思い出してください。
また、単語を入れ替えればビジネス英会話でも役に立つかも知れませんよ。
whatの感嘆文では発音に気をつけよう!
What a nice view!という表現で注意したいのは、
what aの発音です。
英語には文章の中にある2つの単語の音(1つの単語の最後の音と、直後にある単語の最初の音)がつながるリエゾンという現象があります。
what aでは、このリエゾンが起きるため、ワット・ワのようには発音しません。リエゾンのルールだけに従うと、ワッタとなります。
そしてもうひとつ、1つの単語内やリエゾンが起こる条件のときに母音+t(tt)+母音となり、tにアクセントがない場合は、flapped T(フラップT)も発生します。
これは、tの音が日本語のラ行の音に近くなるという現象です。
what aでは、この2つの発音現象が同時に起こるため、ワット・ワでもワッタでもなく、ワラと発音することになります。 発音にも注意して使ってみましょう。
自分の発音がネイティブに通じるかどうか確かめたいときには、まずは外国人の友達や英会話スクール、オンライン英会話のレッスンなどで使って自信をつけるのもひとつの方法です。
まとめ
いかがでしたか?
What a nice view!
という表現を知っておけば、海外旅行で便利に使えます。
海外旅行に限らず、風景写真を撮る外国人観光客が多い京都や東京スカイツリーなど、国内の人気観光地で使ってみても面白いでしょう。
ぜひ、what aのワラという発音に注意して使ってみてください。
そのときに自分の周りが外国人だけだったとしても、きっと同じ思いの笑顔があふれて、素敵な空間が生まれると思いますよ。
動画でおさらい
発音注意・英語で「きれいな景色ですね」を、もう一度、動画でおさらいしてみましょう。