「~について」の英語表現19選|メール件名や英語論文での使い方
ビジネス英語や英語で論文を作成する場合に、~についてと伝えたい時、あなたならどのような表現を思い浮かべるでしょうか?
中学生時代の授業で習った、aboutという単語を思い浮かべる人も多いと思います。もちろん、aboutを使って説明することも出来ますが、~についてを意味する英語はその他にもあります。
今回は、カジュアルな日常会話からビジネス英会話、英語論文などに活用できる~についての英語表現を19個の例文を含めて紹介していきます。
>英語が上達する1日3分の無料メール講座<
~についての3つのカジュアルな表現
早速、~について、または~に関してのカジュアルな表現を確認してみましょう。日常英会話や社内向きの会話などで使える3つの表現と例文を確認してみましょう。
①about
aboutは、~について、大体、ちょうどの意味を持つ英単語です。
~についてという表現は海外ドラマや映画などでも、よく耳にする身近な英会話フレーズと言えます。
しかし、ビジネスで使う場合はフランクすぎる印象を与えるので、使用する場合は相手と状況に合わせて使いましょう。
~について
about
私自身について、少しお話させてください。
Let me introduce a little about myself.
次回それについて、話しましょう。
Let’s talk about it next time.
②as forとas to
as forとas toは、~についてという意味を持ちます。
as forは、人や物に対してどちらも使えますが、as toは物に対してのみ使います。
なお、ネイティブスピーカーの日常会話ではas forを好んで使う傾向にあります。
~について
as for
~について
as to
私にとって、ヨガはとてもよく効果があります。
As for me yoga works very well.
彼女はいい人のようだ。しかし彼女を雇うことについて言えば、それは別の話だよ。
She seems to be a good person. But as for employing her, that’s another matter.
彼女は時間について何も言わなかった。
She said nothing as to the time.
③-wise
wiseは、賢いという意味を持つ単語ですが~wiseと使うことで、~的にはまたは、~についてはという意味で使うことが出来ます。海外ドラマの中でも時折出てくるフレーズですので、使い方の例を確認してみましょう。
~的には
-wise
金銭的には良いんだけど、他の国に旅行したいな。
It’s ok moneywise, but I want to trip to another country.
英語学校には行きたいけど、時間的に難しい。
I want to go to English school, but it’s difficult timewise.
デザイン的にはこっちが好きだけど、価格的にはあっちの方がいい。
Designwise, I like this. But pricewise, I like that one better.
~に関して3つのフォーマルな表現
こちらではビジネスシーンでも使える表現を3つ紹介します。
ここで紹介する表現は面識があまりない人に使うことも可能で、ビジネスシーンでの会議を含め、フォーマルな状況でも活用できます。
①regarding
カジュアルなシーンでも、ビジネスシーンでもよく耳にする、前置詞regardingは~に関してという意味を持ちます。
ビジネスメールの結び挨拶によく使われるbest regardsは、意味が異なり、日本語の敬具にあたる表現です。
なお、in regard toやwith regard toも同じ意味合いになります。
~に関して
regarding
契約に関してですが、期間を延長したいと思っています。
Regarding the contract, we would like to extend the terms.
明日のメンテナンスに関しては、スタッフ全員のコンピューターが終日使えなくなります。
In regard to the maintenance of tomorrow, all staff members will not be able to use their computers all day.
新しいデザインに関しては、現在展開中です。
With regard to the new design,it is currently under development.
※currentlyは現在、under developmentには開発中、または展開中などの意味があります。
②concerning
concerningは、regardingと同様に~に関してという意味を持ち、ビジネス上やフォーマルな状況で使える表現です。
~に関して
concerning
新しいデザインについてですが、お客様アンケートの情報に基づいて議論していただけせんでしょうか?
Concerning the new design, could we discuss it based on customers survey information?
新店舗の予算について、何か異議はありますか?
Concerning budget of a new branch store, do you have any objection?
③In terms of
In terms ofは、~に関して以外にも、~の言葉でや、~の点からなどの意味を持っています。こちらもビジネスシーンで活用できる表現です。
~に関して
In terms of
利益の点で、この新しい事業は素晴らしい未来を期待できる。
In terms of profit, we can expect this new business has brilliant future.
文化の点に関しては、イギリスとアメリカは違う。
In terms of culture, England is different from United states.
燃費の面では素晴らしい車です。
This is a great car in terms of fuel economy.
Regardingを使った魅力的な英文の作り方については、こちらの記事も参考になります。
ビジネスメールで使える16個の例文
ビジネスで英語を使う際には、会議やプレゼンテーション、またはEメールでやり取りする機会が多くなります。ここでは、会議などで活用出来るフレーズと、Eメールの件名に活用できる16の例文を紹介します。
会議やプレゼンテーションで使う~について
会議やプレゼンなどで、議論テーマについて話す場合、英語ではどのように話を切り出せば良いのでしょうか?話の切り出し方や、意見の述べ方を例文を通して確認してみましょう。
この機会を下さりありがとうございます。本日は、弊社の新サービスについてお話します。
Thank you for this opportunity for us. We’re going to talk about our new service today.
本日は経済について話したいと思います。
I would like to talk into economy today.
我が社の製品の品質についてお伝えしたいことは、以上となります。
That’s all I have to say about the quality of our products.
この点について何か質問があれば、お気軽にお問い合わせください。
If anyone has any questions about this, please feel free to ask them now.
利益については、Aは増えましたが、Bは減少しました。
Regarding profits, in A have increased, but in B have decreased.
この件について、もっと調べる必要がありますね。
We need to do more research on this.
Eメールの件名に使える ~について
英語でEメールでやり取りする場合、件名の付け方に悩んだ経験はないでしょうか?こちらでは、取引先とやり取りする際に活用できる件名例を紹介します。
次回のミーティングについて
Regarding next meeting
価格リストに関しての資料請求
Request for a Price List
出荷通知について
Notification of shipment
英語で件名を付ける場合、上記の様に簡潔に用件を述べるように心がけましょう!
Eメールの文中の~について
メールの文中で尋ねたいことや、承諾したことを記したいことがありますよね。以下を参考に気持ちを伝えたり、質問をしてみましょう!
製造コストの影響について言えば、同感です。
Regarding the impact of production cost, we agree it.
返品についてですが、担当(田中)からご連絡させて頂きます。
In regard to a return, the person in charge (Tanaka) will get in touch with you shortly.
※the person in chargeは担当、shortlyは早急に、間もなくという意味を持ちます。
予算についてアドバイスなどあれば教えて頂けると幸いです。
I would appreciate it if you could give me advice regarding budget.
その詳細についてもう少し教えてくださいますか?
Could you tell me that regarding more details?
ユニコードとは何か教えていただけますか?
Could you tell me what unicode is?
※unicodeとは、文字や記号を番号で表すように設定されたコードのこと。
それらの費用について了解しました。
I agree to those costs.
見積もりの件について承知しました。
I acknowledge the estimate.
※acknowledgeは認める、estimateは見積もりという意味があります。
その他、口頭でネイティブに了解!と返答する時はどう言う?関連記事はこちらです。
英語論文で使える3つのタイトル例
大学の英語論文を作成する場合、自分が調べた内容を適切かつ効果的な表現でまとめたいと考えるものです。研究を表す英語単語は3種類あります。それぞれの使い方を3つのタイトル例で確認していきましょう。
大まかに、researchは新しい仮説について述べる場合に使い、studiesは、既に発表された文書などについての研究に対して使います。investigationは、事象の真実や原因を研究する場合に使います。
タイトル例
忍者と侍に関する研究
Research into Ninja and Samurai.
※Research intoは研究、または研究内容という意味。
日本とスウェーデンにおける年金制度についての比較研究
Comparative Studies of Public Pension Systems Between Japan and Sweden.
※Comparative Studiesは比較研究、Public Pension Systemsは年金制度という意味。
日本のゲーム産業発展に関する研究
Investigation of the Business Development of Japanese Computer Game Companies.
まとめ
~についてと英語で伝える場合、カジュアルまたはフォーマルなど使用する状況によって、上手く使い分ける事が大切です。
特にビジネスシーンでは、失礼のない表現を用いたいですよね。英語圏の外国企業などで働くこと、または留学をしたいという夢を持っている場合に限らず、英語で自分の意見を簡潔に述べられると素敵です。
今回の表現を参考に、~についての表現を状況別でぜひ使い分けてみてくださいね!