「ルールを決める」を英語で?decideの読み方や使い分けまで例文解説

人生は決断の連続。人間は一日で35,000回もの決断をしていると言われています。
日常会話においても、私は~することに決める、私は決めた、などと言うことは多いと思いますが、「決める」を英語で何というか知っていますか?
おそらく多くの人はdecideを思い浮かべるでしょうが、実は~することを決める、決めたという意味の単語や言い回しは複数あります。
それぞれの表現は少しずつニュアンスが異なっており、上手に使い分けられればより正確に自分の意思や感情を相手に伝えられるでしょう。
今回は、そんな決めるを意味する単語についてご紹介します。決めるに関連する単語やフレーズについても一緒に取り上げますよ!
決めるを意味する英単語
では、早速決めるを意味する英単語について解説します。例文と一緒に取り上げるため、使い方もまとめて覚えてしまいましょう。
decide
decideは決めるを意味する単語の中でも、複数の選択肢の中から選択するというニュアンスがあります。日本語では決定が一番近い意味かもしれません。
ちなみに、ディサイドという発音を聞いてdesideと書く人もいますが、desideはミススペルのため注意してください。
私は留学することに決めた。
I decided to go abroad to study.
すぐに決めろと言われても決められるものじゃないよ。
I can’t decide, although you say I should decide right away.
また、動詞の過去形はdecided、形容詞として使用する場合はdecisiveとなり、「決定的な」という意味になります。
全日本男子バレーはトーナメントで決定的な勝利を挙げた。
The Japan men’s national volleyball team had a decisive victory in the tournament.
choose
選ぶという意味が真っ先に思い浮かぶかもしれませんが、好ましいものを1つ選択する、決定するというニュアンスがあり、decideとともに気軽に使用しやすい単語です。
都合のよい日程を選んでください。
Please choose the schedule as you’d like.
select
selectは基本的にchooseと同じ意味の単語ですが、より慎重に選択する、決定するというニュアンスがあります。
フォーマルな言い回しのため、日常会話ではchooseの方が使用頻度は高いです。
あなたは自由にその旅行の日程を決めることができます。
You can freely choose the schedule for the trip.
determine
決心している、意思を固めているというニュアンスがある単語です。強い意思を持って物事を決定する場合に使用しましょう。
彼女はなんとしても子供を産もうと決心していた。
She was determined to have a child at any price.
resolve
~しようと決心するという意味で、decide よりもフォーマルかつ最後までやり遂げるというニュアンスが強い単語です。
彼は最善を尽くそうと決めた。
He resolved to do his best.
>>I’ll do my bestではない「がんばる!」を英語で
決めるに関連するワード、フレーズ
ここまで決めるを意味する単語について取り上げてきましたが、続いて決めるに関連するワードやフレーズについてもご紹介します。
set a date
日程を決めるを意味する決まりきった言い回しです。予定を決める、日程を確定する機会が多いビジネスシーンで頻出のため、しっかり覚えておきましょう。
日程が決まりました。
We have set a date.
set up
こちらもスケジュールを立てる際に使用されるフレーズです。 set up a dateや set up a scheduleという言い方をします。
打ち合わせの日程を決めましょう。
Let’s set up a date for the meeting.
make up one’s mind
決めるという意味の口語的なフレーズです。よく考えた末にやるニュアンスが含まれています。
誰もが決心した。
Everyone made up their mind.
make a decision
名詞形のdecisionを目的語として使用する形です。決定した行為そのものに焦点を当てる場合に使用します。
前もってルールを決めることにした。
I made a decision to make a rule in advance.
no-brainer
非常に簡単な、明白な決定という意味のフレーズ。ビジネスシーンだけでなく、カジュアルな場面でも使われます。
彼女が下した決定は簡単なものだった。
The decision she made was a no-brainer.
pending
決定とは逆に保留、未決定、未解決を意味する単語です。ペンディングという読み方で、日本のカタカナ語としても定着しつつあります。
その問題は未解決だ。
The issue is still pending.
be against
提案や行動に対して反対の意思を示す際に使用するフレーズです。反抗する、抵抗するという意味もあります。
彼女はいつも教師に対して反抗している。
She has always been against her teacher.
be opposed to
be againstと同じく反対を意味するフレーズです。
国民は全員戦争に反対だ。
All the country is opposed to war.
>>レアジョブ英会話とDMM英会話はどっちがおすすめ?6つの項目で比較!
まとめ
「決める」を意味する英単語や関連フレーズについて取り上げてきました。
基本的な単語さえ覚えてしまえば会話は成り立ちますが、より細かいニュアンスを相手に伝えたい場合は表現の幅を広げる必要があります。
より深く英語を学びたい人は、今回ご紹介した単語やフレーズを実際の英会話で使用するなどして、積極的に使い方を学んでください。
もちろん最初は上手に使いこなせないかもしれませんが、語学は挑戦してなんぼです。失敗を恐れずに努力を続ければ、必ず成果が出るため諦めずに挑戦しましょう。