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「のように」を意味するlike以外を使った英語表現|覚えておきたい例文

英語で~のようにといえば、likeを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
中学英語で習うlikeですが、他にもさまざまな表現があります。

今回はのようにをテーマにlikeやそれ以外の単語を使った英語表現をご紹介します。
言い回しごとのニュアンスの違いを把握して、豊かな英語表現を身につけましょう!

「のように」を意味する英語表現

~のようにを意味する英語表現にはさまざまなパターンがあります。
likeのように単語1つで表す場合もあればlikeを使ったフレーズもあり、また違う英単語が使われることもあります。
まずはよく使われる英語表現について見てみましょう。

あたかも、まるでとも訳される「like」

英単語likeは、~が好きという意味の動詞としてもよく使われます。
~のようにという意味とは全然違うと思うかもしれませんが、これには別の2つの単語が変化して同じスペルになったという経緯があります。単語は基本イメージを理解することで覚えやすくなりますが、likeの場合、もともと2つのイメージがあるわけです。
likeが持つイメージの片方に類似性があり、~に似ていて、~と類似の、~と同様なという意味も表すのです。

そのため、~のようにという意味でlikeを使う際は動詞の意味は気にしないようにしましょう。
口語では、あたかも、まるでと訳される場面で使われることがあります。like fireであれば、まるで火のようにというわけです。ティム・バートンの映画アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅の主題歌Just Like Fireで覚えている方もいるかもしれませんね。

まさに~のようにならjust like

まさに~のようになら、just likeというフレーズが使われることが多いです。justはちょうど、まさしくという意味ですね。類似性の強調としてjustが使われるわけです。

as+主語+動詞で、主語が動詞するように

~が~するようにと文章で表現したい場合は、接続詞asを用いた節を使いましょう。
asは~と同じくらい、~と同様にという意味で、likeと同じように使われます。
as+主語+動詞で、主語が動詞するようにという意味になるわけですね。

as+if+主語+動詞で、まるで主語が動詞するように

asifを加えると、まるで~するようにという意味になります。as+if+主語+動詞で、まるで主語が動詞するように、というわけですね。

この場合、注意したいのは時制です。
ifといえば仮定法です。仮定法とは、事実ではない想像上の話をする際に用いられる表現で、もし~だったら、万が一~だったら、といった言い回しのことです。それはあくまで想像上の内容であって、実際に現時点で起きていることではありません。そのため、if節の文章には現在形を使いません。1つ時制をずらして過去形を使います。過去のことを述べる場合は、さらに1つずれて過去完了です。
主文が現在形ならif節は過去形、主文が過去形ならif節は過去完了形となるわけです。ifがあったら時制は1つずつずれると覚えておきましょう。

似ている、同類とも訳されるsimilar to

似ていることを表す単語には形容詞similarもあります。類似した、同様の、似通ってという意味で、similar to~~のようにという意味になります。
日本語の似るは動詞ですが、similarは形容詞です。AはBに似ているという文章を英訳する際には、A is similar to B.be動詞を忘れないようにしてくださいね。

ビジネスのプレゼンや論文に。「のように」の関連表現

ビジネスシーンでプレゼンしたり論文を執筆したりする際に使えるのようにの表現にはどのようなものがあるのでしょうか。関連表現とあわせてご紹介します。

文頭にも使えるin this way

プレゼンなどでよく使われるのがin this wayです。wayは道や方法、通りを表し、文字通り、この通りというわけですね。
文頭にも使えるので、説明をし終えた後にin this wayといえば、以上のように、これまでの説明のように、という流れで結論へとスムーズに移行できます。
比較的改まった表現のため、ビジネスシーンなどにふさわしい言い回しです。

文頭に置いて「このような」like this

in this wayよりも少しくだけた表現がlike thisです。難しい表現ではないので覚えやすいと思います。こちらも文頭に置いてこのようなという意味で使うことができます。
カジュアルな表現なので、場面によって使い分けるようにしましょう。

通りとも訳されるas described

この通りという意味として、as describedというフレーズも使えます。
describeは言葉で述べる、記述するという意味です。asは同じくらいという意味ですから、これまで述べた内容と同じということですね。

「のように」を含む英語例文

~のようにという表現はさまざまなシーンで用いられます。英語例文とともに具体的な使い方を見ていきましょう。

1.彼女の夫は機嫌が悪いかのように振る舞った。
Her husband acted like he was grumpy.

最初の例文はlikeを接続詞として使った表現です。like+主語+述語となっていますね。比較的くだけた表現で、口語で使われることが多いです。主文にlikeを付けて例えの文章をつなげるだけなので、文法的には難しくないと思います。

grumpyは機嫌が悪いという意味です。ディズニーファンなら古典的アニメ作品白雪姫をご存知かと思いますが、七人の小人の1人、おこりんぼのオリジナル名がGrumpyなんです。ただ、grumpyは怒るというよりも、気難しい、むっつりしたという意味です。

2.私は友人とまるで慰め合うかのように握手をした。
I shook hands with my friend as though they consoled each other.

shookshakeの過去形です。shake hands with ~~と握手するconsoleは慰めるですね。そして~のようにの表現としてas thoughが使われています。
as thoughは、as ifと同じ意味を持つ表現で、どちらも、まるで~のようにと訳されます。ただ微妙にニュアンスが異なり、as ifに比べるとas thoughの方が実際にそうである可能性が高い表現になります。例文でいえば、私と友人が本当に慰め合っていたかもしれないというニュアンスが含まれるわけです。
これがas ifになると、慰め合っているように見える握手だったという事実に留まるニュアンスです。

またas ifのところで仮定法のお話をしましたが、as thoughでも基本は同じで、本来ならば仮定法を使います。しかし例文では仮定法が使われていませんよね。その理由は2つあります。
1つは英語あるあるですが、最近ではネイティブでも仮定法にしないケースが増えているという点です。そしてもう1つの理由が、より現実的なニュアンスを持たせるため、あえて仮定法にしないというケースです。慰め合っていただろうという想像が現実に近いため、仮定法を使っていないというわけです。

3.彼は彼の母のような人を憎むだろう。
He would hate the likes of his mother.

こちらはthe likesを使った例文です。the likes of~で、~のようなものという意味になります。~と同様なもの、~と同種類なものというニュアンスの表現です。

英文には人を表す単語はありませんが、the likesが母と同種類なものを意味しているため、彼がhateするのはそのような人と訳されているわけです。つまり、the likesは文章ごとに、~のようなものであったり~なような人であったりと和訳表現が変わるということになります。

4.その女の子は自分がなぜ泣いているのかわかっていないようだ。
The girl doesn’t seem to know why she’s crying.

そのように見えると表現したい時にはseemが使われます。同様の表現としてはlookappearもあります。seemは~と見える・思われる、lookは見る・注視する、appearは姿を見せる・出現すると、それぞれ意味は異なりますが、そのように見えるという意味で同様に使うことができます。

ニュアンスの違いとしては、seemは話し手の主観が含まれるのに対し、lookappearは視覚情報に力点を置いた客観的な表現となります。
否定のnotはわかっていないという日本語の英訳を考えると、to knowの前に置く方がしっくり来るように思うかもしれませんが、英語ではseemの前に置くのが一般的です。seemの否定はseemの前にnotが来ると覚えておきましょう。

5.あの同級生のように可愛くなりたい。
I want to be as cute as that classmate.

as~as構文は中学で習ったという人も多いかもしれませんね。後ろのasが接続詞で、that classmateが主語です。述語は省略されています。そのため、もしも代名詞で表現する場合はas sheとなるのですが、ネイティブでもしばしば、as herを使います。文法的にはsheが正しいですが、日常英会話ではあまり神経質にならなくても大丈夫です。

want to be~は~のようになりたいという意味です。最近ワナビーという言葉を日本語でも見聞きする機会が増えましたが、これはwant to beを崩したスラングwannabeから来ている言葉です。英語の辞書には熱烈なファンと説明されていることが多いですが、有名人の真似をしたり、かぶれていたりする人を揶揄するニュアンスのあるネガティブワードなので、面と向かって使わないようにしましょう。

まとめ

~のようにといった表現は意味するものが曖昧なだけに戸惑ってしまうかもしれません。ですが、1つずつ押さえていけば、さほど難しくはありません。面倒でもこまめに辞書を引き、単語の意味をマスターしていきましょう。

学生時代に英語部に所属していた人もいれば、社会人になってからTOEICテストのために英語指導を受けようと思った人もいるでしょう。しかし、どんな英語勉強法であっても、語学の基本は語彙力であることに違いはありません。

社会人であれば一般的な辞書だけでなく、EDR日英対訳辞書や英語論文検索辞書、メール英語例文辞書など、専門性の高い辞書もあわせて使うとよいでしょう。
Weblio Email例文集などで例文検索すれば、単語の意味だけでなく具体的な使い方も知ることができます。表示された意味や例文をピックアップして1つのページにまとめておけば、復習しやすく、身につきやすくなるのでおすすめです。
英辞郎on the WEB Proには無料会員登録バージョンも用意されているので、お試しで使ってみるといいかもしれませんね。

今や英語学習用の商品にはさまざまな種類があります。英会話教室に通わなくてもCD付英語教材があれば発音の練習もでき、アプリを使えば重たい辞書を持ち歩く必要もありません。自分に合った教材選びが効率的な英語学習のコツです。

社会の国際化が進むにつれ、英語に限らず、中国語やドイツ語、フランス語など、さまざまな外国語と接する機会が増えるでしょう。そして、どんな言語でも語学の習得は単語を覚えることから始まります。
学生時代を思い出しながら辞書を引く習慣を身につけてくださいね。







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