励ましの言葉「Never say never.」直訳ではわからない英語
家族や友人が目の前の目標に挫折しそうになった時、がんばって! 諦めちゃだめだよ!などの励ましの言葉をかけたくなりますよね。
そして、このような思いは万国共通です。
それでは、英語で諦めちゃだめだよ!というのは、どのように表現されるのでしょうか。
今回は英語で励ます時に使う表現についてお伝えします。
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直訳すると?
ネイティブスピーカーがよく使う励ましの言葉に
Never say never.
があります。Neverなど二重否定をとる形は、英会話ではよく耳にするフレーズだと思います。
しかし、日本人は会話のなかで、決して~ないという言い方はあまりしないですよね。
日本人にはちょっと分かりづらいNever say never.とは、どのような意味なのでしょうか。
Never say never.を直訳した場合、決して、~していないと言うな、となります。これでは意味を成しておらず、いまいち伝わってきません。
Never say never.のように、英語には直訳には向いていないフレーズがあります。
今回はそのケースに該当します。
Never say never.の意訳は、決してあきらめないで!となります。または、あなたには可能性があるからいうニュアンスで相手を励ますときにネイティブは使っています。
Never=決して~していない
say=言う
never=決して~していない
Never say never.などのスラングは、まずは単語一つひとつの意味を確認してください。そのうえで、意訳された意味を覚えてしまうのが良いでしょう。
諦めちゃだめだよ!
日常生活のなかで夢を追いかけている友人が自信を失くしているとき、何と声をかけるでしょうか。このような場面では、多くのネイティブがNever say never.(諦めちゃだめだよ)と言うはずです。
それでは例文を参考に見てみましょう。
もうこれ以上できないかもしれない。
A:I don’t feel I can finish doing it anymore.
ねえ!最後まで諦めないで自信を持ってよ。
B:Hey! Never say never. Be confident.
最後までわからないって。最後の10分で何が起きても不思議じゃない。
B:Never say never. Anything can happen in the last ten minutes.
Never say never. がもつニュアンスは伝わったでしょうか。Never say never. はその場面に応じてさまざまな意訳をすることができます。
絶対ないとは言えない、最後までわからない、可能性がある、諦めてはいけない、これら全てに応援の思いが込められているのです。
さまざまな場面で使われている
Never say never. はシンプルで音の響きがかっこいいフレーズです。多くの歌や映画、ドラマなどの台詞にも使われています。
日本人には二重否定の表現は馴染みがないとお伝えしましたが、実は日常生活では耳にすることのある実用的なフレーズということも覚えておいてください。
まとめ
今回はネイティブがスラングとして使用しているフレーズ、Never say never.(諦めないで!)について紹介しました。
Never say never.は、弱音を吐いている相手へ掛ける励ましの言葉として使われていることが分かりました。
もし、あなたの身近に打ちひしがれている外国人がいたら、可能性はゼロではないということを伝えてあげましょう。
シンプルな一言でその思いが伝わるはずですよ。
動画でおさらい
励ましの言葉「Never say never.」直訳ではわからない英語を、もう一度、動画でおさらいしてみましょう。