pardonの意味と5つの使い方|pardon meやI beg your pardonなど例文解説
相手がなんて言ったか分からなかった。聞き返したい!
英会話を始めたてのときは、こんな場面が何度も出てきますよね。
今回は、そんなときに使える「もう一度言ってください」という意味のpardonについて解説します。
中学生で習う単語ながら、使うと便利な場面がたくさんあるpardon。
pardonを使ったフレーズをマスターして、さまざまな場面で使えるようにしましょう!
記事の後半では、pardon以外の聞き返し方も解説しますよ。
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pardonの意味と読み方
pardonとはフランス語のpardonerが由来の英単語です。
さっそくなんと読むのか発音を確認しましょう。
pardon(イギリス英語)
pardon(アメリカ英語)
どちらもカタカナのパードゥンに近い発音です。アメリカ英語ではrの音がはっきり聞こえます。
アクセントは前半のpar-の部分です。
pardonの意味
次にpardonの日本語の意味を確認しましょう。pardonは名詞としても動詞としても働く英単語です。
名詞としてのpardonには許しや情け、法律や宗教的な文脈では恩赦といった意味があります。
彼は彼が失礼をしたことについて彼女に許してくれるよう頼んだ。
He asked her for a pardon for his rudeness.
情けは仇。(直訳:情けは犯罪者を作る。)
Pardon makes offenders.
動詞としてのpardonには、人や行為などを許す、大目に見るなどの意味のほか、法律などの文脈で罪を許すといった意味があります。
おじゃましてすみません。(直訳:おじゃますることを許してください。)
Pardon me for disturbing you.
囚人たちは(罪を)許され、釈放された。
The prisoners were pardoned and released.
彼はひざまずいて謝った。
He begged his pardon on his knees.
pardonが入ったフレーズの使い方5つ
pardonはフレーズとして使われることが多い単語です。いつどんな場面でpardonを使うかによって、意味が変わります。
場面ごとにどのように使うのかを紹介しましょう。
①聞き返したいとき
単にPardon?といった場合、もう一度言っていただけますか?という意味になります。
相手の言ったことが聞き取れなかったときに、聞き返すために使いましょう。
もう一度言っていただけますか?
Pardon?
I beg your pardon?というフレーズもまったく同じ意味で使われます。こちらの方がより丁寧な言い方です。
もう一度言っていただけますか?
I beg your pardon?
アメリカ英語では、Pardon me?も同じ意味のフレーズとして使われます。
もう一度言っていただけますか?
Pardon me?
これら3つのフレーズは、以下のような場面で使います。
A: その塩を取ってくれますか?
A: Can you pass me the salt please?
B: もう一度言ってください。
B: Pardon?
②驚きを表すとき
I beg your pardon?やPardon me?(アメリカ英語)というフレーズは、驚きのあまりに相手が言ったことを問いただしたい状況にも使います。
日本語の本当?やなんて?に近い使い方です。
A: 私は明日オーストラリアに引っ越します。
A: I’m moving to Australia tomorrow.
B: 本当に?(もう一度言って。)
B: I beg your pardon?
このI beg your pardon?は、失礼なことを口走った相手に対する怒りの意味で使われることがあります。この場合は語気を強めた言い方をします。
驚きと怒りが混じった言い方で、日本語での今なんて言いましたか!?にあたります。
A: あなたは醜いです。
A: You are ugly.
B: 今なんて言いましたか!?
B: I beg your pardon?
相手にこのような言い方をされたら、何かしら良くない、相手に失礼な発言をしてしまったかもしれません。
③謝りたいとき
誰かにぶつかってしまったりちょっとしたアクシデントがあって、申し訳ありませんと謝りたいとき、Pardon.やPardon me.、I beg your pardon.を使うことができます。
失礼なことをしてしまい、申し訳ありません。
I was rude and I beg your pardon.
すみません、あなたがそこにいたとは知りませんでした。
Pardon me, I didn’t know you were there.
④ちょっと失礼します
イギリス英語では、Pardon me.をちょっと失礼します、すみませんの意味で使うことがあります。これは、Excuse me.と同じ文脈で使うことができ、Excuse me.をより上品にした言い方です。
すみません、携帯電話を落としましたよ。
Pardon me, but you dropped your phone.
⑤失礼ですが
これから言うことが失礼に当たるかもしれないとき、事前にpardonを使って失礼ですがと前置きすることができます。
お聞きして失礼ですが、おいくつですか?
Pardon me for asking, but how old are you?
無知で失礼ですが、GDPとは何という意味ですか?
Pardon my ignorance, but what does GDP mean?
pardonと同じ意味の単語やフレーズ
pardonを使ったフレーズをたくさん紹介しましたが、紹介したフレーズにはpardonを使わないで表現できるものがあります。
この機会に一緒に覚えておきましょう。
聞き返すときの言い方
相手が言ったことを聞き返すときには、Pardon?やI beg your pardon?、Pardon me?が使えました。同じ意味になるフレーズには次のものがあります。
すみませんが、もう一度言っていただけますか?
I am sorry, but could you please repeat that?
すみませんが、もう一度言っていただけますか?
Excuse me, but could you please repeat that?
もっと砕けた表現には次のものがあります。
なんでしたか?
What was that?
はい?(直訳:すみません。)
Sorry?
謝るときの言い方
pardonを使わずに謝るにはsorryやapologizeを使います。
ごめんなさい。
I am sorry.
遅れてごめんなさい。
I apologize for being late.
声をかけるときの言い方
相手に声をかけるときのpardon meは、excuse meに置き換えることができます。
すみません、シャツに何かついてますよ。
Excuse me, but you have something on your shirt.
まとめ
今回はpardonの意味と使い方、そしてpardonを使ったフレーズ5つを紹介しました。
pardonはさまざまな英会話のシチュエーションで使われる英単語です。フレーズを覚えて、いざ使う場面でスムーズに言えるといいですね。
そのためにはpardonを使ったフレーズを練習しておきましょう!