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「思う」「考える」を3つの英語表現で使い分けよう!

あなたは普段英語で「私は考える」や「私は思う」という言葉を表現するとき、どのような言葉を使いますか?

やはり使用するのは、“think”

だと思います。

よく“I think~”

や相手に問うときは
“Do you think?”

を使っているのではないでしょうか?

個人的な会話からビジネスの場面までこの「考える・思う」という表現を使う場面はかなり多いのではないかと思います。

特に日本人は多くの場面で発言の前に“I think~”を使っているのが印象的ですが、実は、英語には「考える」や「思う」の表現の仕方がいくつもあることをご存知でしたか?

他にも同じような意味で、
“consider”

“suppose”

“guess”

“imagine”


なども「思う・考える」という意味になります。

ただ、意味は同じでも、実はこれらの単語にも微妙な違いがあるのです。

では一体その微妙な違いとはどういう事なのでしょうか?
今回はさまざなある表現の中でも、よく使われている、“consider” “think” “suppose”の3つの違いについて説明していきたいと思います。

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“consider”はどんな時に使う?

“consider”

はもちろん「考える・思う」という意味を持ちますが、その中でも『考慮する・熟慮する』ときに使われるようです。

何かを選ぶとき、何か行動を起こすとき、決断をしなければならないとき、こうした時に慎重に考えたり、誰かと傷つけないかどうか慎重に配慮したりするような場合に使われます。

つまり、「頭の中でよく考えなければならない」ときに使われるのです。

また、この“consider”は「検討する」という少しかしこまった表現としても使えるので、ビジネスなどのフォーマルなシーンでも使うことができます。

例えば

・南アメリカで職を得ることを考えています
I’m considering taking a job in South America.

・私は、それは無意味だと思います
I consider it meaningless.

このような文章の場合、「頭の中でよく考えた結果」というニュアンスの言葉に隠されているということです。

またそれに加えて、「〜することを考える」と言いたい場合、“consider” の後ろに【~ing】【that節】【疑問説(what〜など)】のいずれかを使います。

そして「考えた」というような過去形を使う場合は
【considered】

を使うと良いでしょう。

・両親の気持ちを考えて家業に就くことにした
Considering my parents’ feelings,
I decided to go into the family business.

・その時まで、私はキャリアを変えるなんて考えてもみなかった
Until then, I had never considered changing careers.

・仲間に加わるべきかどうかじっくり考えた
I considered whether I should join them.

・辞めるかどうかを真剣に考えている
I seriously considered resigning.

・あなたは私の気持ちを考えたことがあるの?
Have you considered my feelings?

こちらの表現もご紹介。
しっかり考えよう!「一晩考えさせて」は英語でなんて言う?

“think” はどんな時に使う?

“think”

は、ごく普通に皆さんが使われている言葉なのではないでしょうか?

とても一般的な言葉で、広く使える言葉だと思います。

「どう思いますか?」と聞かれると必ず「I think~」という言葉で返そうとするのはとても自然なことですよね。

そんな自分の考えを述べるときの最も一般的でナチュラルでどんな状況にも使えそうなこの“think”ですが、実際は主観的に感じていることを表現するときの言葉とも言えます。
つまり、頭に何かが勝手に思い浮かんだり、自分で積極的に何かと考えてみたり、肌で感じたこと・思ったことを表現するときによく使われます。

例えば、

・彼は私のことが好きだと思う
I think he likes me.

・彼は嘘をついていると思う
I think he is lying.

・君は正しいと思う
I think you are right.

このような文章を見ると、じっくり考えるというよりは確信はないけれど、主観的な思いを表現するときに使われていますね。

また、同じような雰囲気の言葉でも、
“think of”

と “think about”

は全く違う
のでこちらは注意が必要です。

見かけは大きな違いがあるようには思えないのですが、使う場面を間違えてしまうと、とんでもない誤解を招いてしまいます。

理由としてはこの“think of”には、「あなたの内面やあなた自身の体を思っている」という意味合いがあり、恋人に使うようなとても親密な表現だからです。

もし、職場などで部下に
“I was thinking of you.”

と言ってしまった場合、セクハラで訴えられかねないのです。

また同じ内容でも“think about” にはもう少し距離を置いたニュアンスが含まれており、こちらは誰に対してでも使える表現なので、通常は “think about” を使っておいたほうが無難かもしれません。

“suppose”は自信がないとき?

最後に“suppose”

ですが、こちらは“think”や“consider”とは違い「確信はないけれど、一応根拠はある」というようなときに使われます。

つまり、「たぶん」というようなそれほど強い確信はなく自信はないけれどそれでも自分なりの考えを示すときにこの“suppose”が活用されるようになるのです。

日本人はあまりこの言葉を使いませんが、上品な響きのある「~という気がします」になります。
ただ、 “think” よりも、確信度合いは低くなります。

・多分、全てうまくいくよ
I suppose everything is going to be all right.

・あなたは正しいと思うよ
I suppose you are right.

・彼は遅刻するだろう
I suppose he will be late.

いかがでしょうか?

どれも確信も根拠もないけれど、きっとそうではないかという表現になっていると思います。

“think”や“consider”と比べると一番確信の面では低いので、半信半疑のときに使うようにし、またそうでないときは使わないようにしましょう。
また、“suppose to”についても触れておきますね。

”suppose”は
be supposed to ~(~は動詞の原形)

の形で用いることもあります。

日本語にすると「~する予定になっている」という意味を持ち、be going toと似たニュアンスで使います。

・彼の講義は7時に始まる予定だったけれど、実際は7時20分スタートだった
His lecture was supposed to start at seven, but it actually started at seven twenty.

・この授業は8時に始まる予定だったが、実際は7時だった
This class was supposed to start at eight, but it actually started at seven.

このように、“be supposed to~” が過去形で使われる場合は、「~する予定だったのにしなかった」という意味合いになります。

また、「~するものと(世間一般に)考えられている」といったように、世間での常識や慣例について言及するときにも使われるようです。

・あなたは7時にそこへいかなければいけないはずです
You are supposed to go there at seven.

・クリスマスは本来、家族と過ごすものです
Christmas is supposed to be spent with family in the United States.

このように文章の中に「~するはず・~なはず」という言葉が隠されていますね。

一見、つながりがないようにも思えますが、“be supposed to~”や“be supposed to~”は広く、「何らかのものへの期待を込めた『~するはずだ』」という意味では共通していますね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
説明した3つの表現だけではなく、英語の「思う」や「考える」にはたくさん単語がありますが、細かく見てみるとそれぞれ全く違う意味合いを持ちます。

そして、考える度合いや信憑性で表現が少しずつ変わっていくということがお分かりいただけたのではないかと思います。
これらの言葉を理解し使い分けられるようになると、欧米の方のニュアンスもきちんと理解することができ、さらに英語が楽しく、充実することになるでしょう。

ただ、この3つの言葉のみならず、選びかたを間違えてしまうと大変なことになりかねるので、言葉に出す前にその内容に対しての信憑性、どれだけ確信があるのか、どれだけよく考えて決めたことなのかを自分で理解してから言葉を選ぶ必要があります。

その点を注意した上で、ぜひワンランク上の英会話を楽しんでいただけたらと思います。