「なんて言ったの?」と英語で聞き返す表現フレーズ13選
ごめん、今なんて言ったの?
すみません、なんて言ったのですか?
もう一度言ってください。
ボケ―っとしていたにしろ、集中して耳を傾けていたにしろ、人が言っていることを聞き取れなかったり、上手く理解できなかったりすることはよくあります。
そこで今回は、英語で「聞き返す」際のフレーズを取り上げます。ビジネスシーンなどでも使える丁寧な表現から友達や家族など親しい間柄で使えるフランクな表現まで、全部で13個のフレーズを紹介します。
さまざまな表現を身につけて、その場に適した英語表現を使えるようにしましょう!
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「なんて言ったの?」聞き返しの定番フレーズ
まずは、なんて言ったの?と聞き返す際の定番フレーズを5つ紹介します。
①Sorry?
②Excuse me?
③Pardon?
④What did you say?
⑤What was that?
それぞれのニュアンスを確認しましょう。
①Sorry?
一つ目は定番中の定番、Sorry?です。
たったの1語なのでカジュアルな響きがありそうですが、実際はそんなことはなく、目上の人に対しても使える一般的なフレーズです。
Sorry?と、語尾をあげて発音することで、「ごめんなさい」ではなく、何て言った?と聞き返す意味になります。
A:明日は予定ありますか?
A:Do you have plans tomorrow?
B:なんて言った?
B:Sorry?
②Excuse me?
Excuse me?も、語尾をあげて発音することで「すみません」ではなく、何て言った?と聞き返す意味になります。
Excuse meには、「はぁ?なに言ってんの!」「失礼しちゃうわね!」のように相手の失礼な発言に対して不快感を示す意味もあります。Excuse me?と語尾をあげた発音ができないと、このような不快感を示す意味で取られてしまうことがあるので注意が必要です。
なお、Sorry?がイギリス英語圏でよく使われるのに対して、Excuse me?は、アメリカ英語でよく使われます。
A:お好みでこちらのソースをどうぞ。
A:You can put the sauce on it as you like.
B:なんて言いましたか?
B:Excuse me?
③Pardon?
Pardon?は、多くの日本人が学校で学んできた聞き返しの定番フレーズと言えるでしょう。とても丁寧な響きがあるため、フォーマルなシーンでも使える表現です。しかしながら、海外、特にアメリカではあまり使われておらず、使うのは年配の方が中心です。
また、Pardon?の1語だけではなく、Pardon me?の2語で使われることもあります。いずれの場合も、sorryやexcuse meと同様に、語尾をあげて発音します。
A:チキンにしますか魚にしますか?
A:Would you like chicken or fish?
B:なんて言いましたか?
B:Pardon me?
④What did you say?
What did you say?も、広く誰にでも使える聞き返し定番のフレーズです。
A:あの子のことが好きなんだ。
A:I like that girl.
B:今なんて言ったの?
B:What did you just say?
※justを入れることで、「今」なんと言ったのかを強調します。
この例文のように、ここで紹介している聞き返しのフレーズは、言っていることは聞き取れたけどその内容にびっくりしている時にも使えます。
また、What did you sayは語気を強めて言うことで、ひどいことを言われた時に、なんて言った!ひどいじゃないか!と怒りのニュアンスを含めることもできます。
A:あなたのこと嫌い。
A:I hate you.
B:お前今なんて言った!
B:What did you just say!
⑤What was that?
What was that?は、多少くだけだ表現ではありますが、ネイティブがよく口にする定番フレーズの一つです。親しい仲であればビジネスシーンでも使えます。
A:ABCカンパニーで営業をしています。
A:I work in sales at ABC company.
B:なんて言いましたか?
B:What was that?
また、again(もう一度)を付け加えた、What was that again?(もう一度言ってもらえますか?)もよく使われます。
この場合は、今言ったことを聞き返すだけでなく、前に聞いたりして知っているはずだけど忘れてしまったという場合にも使えます。
A:これすごく美味しい!
A:This is really yummy!
B:だね。でも、あれ、なんて言うんだっけ?
B:Yeah, it is. But…what was that again?
A:たこ焼きだよ。
A:It’s called Takoyaki.
丁寧に聞き返したい時には
これまでに紹介したフレーズも決して乱暴な言い方ではありませんが、より丁寧に、もう一度言ってもらうことをお願いするフレーズを紹介します。
⑥Could you~?
Could you~?は、~していただけますか?と、何かを依頼する時に使う丁寧な表現です。
もう一度言ってください。
Could you say that again?
Could you repeat that?
Could you go over that again?
go overは、繰り返すやもう一度行うという意味です。他の2つとは異なり、既に言ったことを再度違った表現、別の言い方で説明してくださいという場合によく使います。
いずれも、Could you~?ではなく、Can you~?としてもいいですが、Could you~?の方がより丁寧な表現になります。
⑦I’m sorry, ~
これまでに紹介したフレーズとI’m sorry(ごめんなさい)を組み合わせて使うことでも、丁寧な印象になります。
A:会議は9時からです。
A:The meeting will be held at 9am.
B:ごめんなさい、何て言ったのですか?
B:I’m sorry, what did you say?
その他の聞き取れなかった時のフレーズ
聞き取れなかったり、理解できなかったりして聞き返す際、日本語で何て言ったの?のワンパターンだけではありませんよね。聞こえませんでした。わかりませんでした。などいろいろな表現を使います。
英語も同じで、これまでに紹介したフレーズ以外にも、ネイティブがよく使う聞き返しのフレーズはまだまだあります。引き出しは多いに越したことはありません!これらもあわせて覚えましょう。
聞こえない/聞き取れない
雑音の影響などで相手の声が聞こえない、または聞き取れなかった場合のフレーズはこちら。
⑧聞こえませんでした。
I didn’t hear you.
I couldn’t hear you.
⑨聞き取れませんでした。
I didn’t catch what you said.
I didn’t catch that.
理解ができない/意味がわからない
言っていることは聞こえているけど、理解できなかったり、意味がわからなかったりした場合のフレーズはこちら。
⑩話についていけませんでした。
You’ve lost me.
※直訳は「あなたは私を失った」つまり「あなたは会話の途中で私と言う聞き手を失った」ということ。話の内容が難しすぎるなどして言っていることが理解できないことを伝えるフレーズです。
⑪よくわかりませんでした。
I didn’t quite follow that.
I didn’t get it.
⑫言っていることが理解できません。
A:彼がなんて言ったかわからない。
A:I don’t understand what he said.
B:彼はこう言ったのよ。「あなたに個人的に謝りたい」って。
B:He said, ‘I want to apologize to you personally.’
⑬〇〇ってことですか?
それって〇〇ってことですか?などと発言内容の意味や意図を聞き返す際には、Does that mean ~?または、Does ~ mean ~?のフレーズが便利です。
A:わぁ、美味しそうだけどニオイが凄いね。
A:Wow it looks yummy but smells awful.
B:それは、食べたくないってことですか?
B:Does that mean you don’t wanna try?
A:みんなで一緒に楽しい一日を過ごしましょう。
A:Let’s have a wonderful day together!
B:一緒ってケンタも含むってこと?
B:Does TOGETHER mean Kenta is included?
まとめ
「なんて言った?」は日常的にとてもよく使うフレーズで、その分多くの言い方があります。
SorryやExcuse meのように単語(フレーズ)は同じでも、語尾を上げる上げないで意味が変わるものや、What did you sayのように語気によって意味が異なるフレーズもありましたね。
さまざまなフレーズを覚えることで、より自分の気持ちに沿った表現ができるようになります。
ぜひ、「なんて言った」のフレーズ13個をマスターして、思い通りの英会話を楽しんでください。