田んぼを英語で言うと?rice paddyなど3つの表現や読み方を例文解説
日本ではよく目にするけど、海外では珍しいものの一つに田んぼ(水田)があります。
今回は、日本人の主食であるお米を作るために必要な「田んぼ」を、英語でどのように表現するかについて紹介します。
この記事を読んで、日本の美しい原風景である「田んぼ」を英語で説明できるようになりましょう!
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田んぼを英語で言うと?
そもそも、日本語の「田んぼ」とは、水を張って農作物(主にイネ)を栽培するための土地です。
「水田」や「田」とも呼ばれます。
また、「田」という言葉は、本来は水田や畑の総称でしたが、現在は不動産登記法においても「農耕地で用水を利用して耕作する土地」とあるように、主に水田のみを指す言葉となっていきました。
このような稲が植えてあるような、水田を意味する「田んぼ」を英語で表現したいときは、以下の3つの英語が使えます。
①rice field
②rice paddy
③paddy field
以下でそれぞれ詳しく説明していきます。
①rice field
田んぼ(田)を表す最初の英語表現は、rice fieldです。
読み方をカタカナで書くと、ライスフィールドとなります。
日本には米を作るための田んぼがあります。あなたはこれまでにそれを見たことがありますか?
In Japan, there are rice fields for growing rice. Have you ever seen it?
山田さんの実家は田をたくさん持っています。
Yamada’s parents have many rice fields.
なお、日本には「田」という漢字がつく苗字がたくさんありますよね。
自分の苗字の漢字の意味を説明したい時にはこのような表現が使えます。
私の苗字の田中は、田(rice field)と中(inside)の組み合わせで構成されています。
Tanaka is made up of the combination of “田” (rice field) and “中” (inside).
また、rice fieldsを直訳すると、「お米の田畑」です。
日本で「お米の田畑」と言われればなんとなく「田んぼ」を思い浮かべますが、そもそも田んぼが何かわからない人に、rice fieldという単語で田んぼ(水田)のことを理解してもらうのは難しいかもしれません。
特に、fieldという言葉が「畑(水の張っていない田畑)」のイメージで伝わってしまう懸念があります。
田んぼという日本独特のものを理解してもらおうとするのであれば、少し言葉を変えるか、説明を追加するとさらによいでしょう。
以下で「田んぼ(水田)」をイメージしてもらいやすい別の表現についても紹介します。
②rice paddy
田んぼを表すもう一つの表現が、rice paddyです。
発音はライスパディとなります。
paddyという言葉は、マレーシア語で稲や米、水田、稲田を表す「padi」から来ているといわれており、英語圏では一般的に知られている表現です。
PaddyとRiceの違いは、Riceはお米を指すのに対し、Paddyは稲や籾(籾殻を取る前の稲)、日本語の水田や稲田も意味することができる点です。
先ほど説明した通り、fieldという言葉では「畑(水の張っていない田畑)」のイメージで伝わってしまう可能性もありますが、rice paddyを使えば、「水田である」ということが間違いなく伝わります。
お米は日本人の主食なので、日本の多くの地域には田んぼ(水田)があります。
Rice is the staple food of the Japanese people, so many areas of Japan have rice paddies.
私の祖父母は田舎に田んぼを持っていて、毎年私たち家族にたくさんのお米を送ってくれる。
My grandparents have rice fields in the countryside and send a lot of rice to our family every year.
③paddy field
riceという言葉を使わないpaddy fieldという言い方もできます。
paddy fieldの読み方はパディフィールドです。
rice paddyとほとんど同じ意味を持ち、水田、稲田という意味合いで英語圏の人に伝わります。
日本では、少し田舎に行くと、たくさんの田んぼが見られます。
In Japan, if you go a little further into the countryside, you will see many paddy fields.
日本では、田んぼ(水田)に水を張って稲を育てます
In Japan, rice fields are flooded with water to grow rice.
>>日本人が間違えやすい「Rice」と「Lice」の発音の違い
畑は英語で?
ここまで紹介したように、paddyという言葉を使うことで水田や稲田を示せますが、fieldを使うと、いわゆる畑のことを示すことができます。
たとえば、とうもろこし畑はcoan field(コーンフィールド)と表現できます。
畑を英語で表そうとすると、farm(ファーム)という単語が日本では知られていますが、farmは農園のことを指すため、畑という意味ではあまり使われません。
将来は、小さな畑を持って自給自足するのが私の夢です。
In the future, my dream is to have a small field and be self-sufficient.
まとめ
「田んぼ(水田・田)」の英語表現について紹介しました。
riceという言葉を使って表すだけでなく、paddyという言葉を使うことで、水を張った田んぼ(水田)であることがより伝わりやすくなります。
ぜひpaddyという英単語を押さえ、日本の文化や風土について説明できるようになっていきましょう。