※当サイトはプロモーションが含まれています

「ご了承ください」の英語表現3パターン|ビジネスメールで相手に理解を求める定番フレーズ

ご了承くださいという日本語は主にビジネスシーン、特にメールの文面で頻繁に使われます。お願いや依頼をしたい事柄に対し、相手に理解や納得をしてもらうための丁寧な言い回しです。社会人であれば毎日のように使う人もいるでしょう。

このご了承くださいを英訳する時に大切なのは、発想の転換です。この記事では基本表現に加えて、あらかじめご了承ください悪しからずご了承くださいなどの応用例文まで紹介します。

難しそうに聞こえるかもしれませんが、暗記してしまえば簡単です!明日からすぐに使える表現ばかりなので、ぜひこれを機に覚えてくださいね。

>>【受講者120,000人突破!】<<
>英語が上達する1日3分の無料メール講座<

「ご了承ください」の英語は直訳表現できない?

ご了承くださいという丁寧語は日本語特有の言い回しです。身近な言葉だと、いただきますごちそうさまお疲れ様などが英語に訳しにくい表現と言われています。

お疲れ様の英語表現が気になる人はこちらをどうぞ!

結論から言うと、ご了承くださいは英語に直訳できない日本語です。了承するという言葉には受け入れる許可する認めるという意味合いがあり、英単語ではaccept(受け入れる)agree(同意する)approve(承認する)などがこれに当たります。しかし、ご了承くださいと英語で言いたい時に、

Please accept it.

Please approve this.

のような使い方はしません。文法としては間違いではありませんが、日本語のご了承くださいを使う場面と同じ状況で、acceptapproveを使うのはやや失礼です。

では具体的に、ご了承くださいを英語でどう言えば良いのでしょうか。考え方としては、この言葉を使う時に何を相手に伝えたいかです。次の章で詳しく見ていきます。

英文メールでそのまま使える!3つのニュアンスで表す「ご了承ください」の英語

日本語のご了承くださいは、何か不都合なことへの理解や納得を、どちらかというと一方的に求める言葉です。そのため、ややマイナスの響きがあります。しかし英語表現では、相手に感謝の意を示したり、どうか覚えていてくださいねといったニュアンスで表現します。

相手の理解に対して感謝を伝える「ご了承ください」

ご了承ください。
Thank you for your understanding.

Thank you for your understanding.は、口頭でも使える便利な表現です。了承の類語、理解を表すunderstandingを用います。ご了承くださいの英語定番フレーズなので、迷った時はこの表現を使うと良いでしょう。一方的に了承してくださいと言われるより感謝の言葉で伝えられた方が、相手も気持ちが良いものです。

予め(あらかじめ)ご了承ください。
Thank you for your understanding in advance.

in advance前もってあらかじめという意味を持つ慣用句です。このin advanceを付けることで、この先発生する相手への負担、例えば工事の騒音などに対して、事前にお礼の気持ちを述べることができます。

ご了承ください。
Thank you for your patience in advance.

※上記例文には忍耐我慢を意味するpatienceが使われています。相手に迷惑がかかることなどに対し、前もって断りを入れておきたい時に使えます。なお、in advanceを取ってThank you for your patience.とすると、お待ちいただきありがとうございます(お待たせしました)という意味にもなります。

ご了承くださいますようお願い申し上げます(ご理解くださり感謝いたします)。
I appreciate your understanding.

Thank you for your understanding.を敬語表現化した言い方です。相手に理解を押し付けるのではなく、ご理解いただけますと幸いですという謙虚なニュアンスが伝わります。目上の人やビジネスの取引先にも使えるおすすめ表現です。

相手の確認や注目を求める「ご了承ください」

当店は明日、メンテナンスのためお休みとなります。ご承知おきください。
Please note that our shop will be closed tomorrow due to maintenance.

※この例文で出てくるnoteは動詞で、冊子のノートではありません(紙でできたノートはnotebook)。動詞のnoteには、気に留める注意するという意味があります。Please note〜は非常によく使われる英語表現で、〜についてご留意ください、つまりご了承くださいという意味になります。また、親切に優しくという意訳を持つkindlyを入れてPlease kindly note〜とすると、より申し訳ないと思う気持ちが表現できます。

スケジュールに変更の可能性があることをご了承ください。
Please remember that there might be a change in schedule.

rememberを用いることで、覚えていてくださいお忘れのないようにお願いしますと注意喚起ができます。

エレベーターは修理中のため使えません。ご了承ください。
Please be informed that the elevator is closed for repairs.

Please be informed〜は直訳すると〜を知らされてくださいですが、要は〜ということを知っておいてくださいという意味合いです。なおこの例文では、エレベーターが使えない状態をbe closedで表していますが、故障中であればbe out of orderもしくはbe out of serviceという熟語を使ってみましょう。

例)
この機械は故障しています。
This machine is out of order.

丁重に相手の理解を求める「ご了承ください」

悪しからずご了承ください。
We apologize for the inconvenience.

悪しからずという表現は、相手の希望や意向に沿うことができない場面などで使われる日本語です。英語ではこれを謝る詫びるを意味する自動詞apologizeの文型、apologize for + 謝る対象の物事で表現します。日本人はすぐに謝ってしまうとよく言われますが、海外では基本的に、本当に悪いことをしたり失敗した時以外は謝りません。なので、このapologizesorryは必要な場面でだけ使うようにしましょう。なお、inconvenience不便不自由という日本語です。

どうかご了承ください。
I hope you will understand this.

We kindly ask for your understanding.

※上記2つの例文は、相手にどうか事情を理解して欲しいというニュアンスが伝わります。1つ目のI hope you will understand this.は日本語訳では、私はあなたが理解してくれるよう願っていますとなり、少しぶしつけな感じがしますが、英語ではとても丁寧な言い方です。I hopeを使った英文ビジネスメールの冒頭挨拶文に、

お元気でいることと思います。
I hope you are doing well.

があります。定番表現なので聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。

「ご了承いただけますか?」の英語表現

ご了承いただけますか?は、相手が同意するかどうかを尋ねる日本語的なフレーズです。英語ではビジネス的な表現はありませんが、カジュアル、フォーマルとどちらのシーンでも使える便利な言い方を見てみましょう。

例文1
会議を明日の午後2時に設定しようと思いますが、ご了承いただけますか?
Is it ok with you if I set up the meeting from 2 PM tomorrow?

例文2
もし良ければ駅まで送っていってくれない?
Is it ok with you if you take me to the station?

Is it ok with you〜(〜の部分はif節が入ることが多い)は、あなたにとって〜は問題ないですか?OKですか?と質問する定型文です。また、1つ目の例文をより丁寧にしたい場合、

Would you mind if I set up the meeting from 2 PM tomorrow?

と許可を求める言い方にすることもできます。

また2つ目の例文について、誰かを駅まで送るという日本語をsend 人 to the stationとしてしまう人がいますが、send人を送るという意味はないので注意しましょう。

ご了承くださいと同じビジネス日本語表現よろしくお願いします。カジュアルからフォーマルまで、様々なよろしくを学習しましょう!

まとめ

ご了承くださいの英語、いかがでしたか?感謝を述べるthank youappreciateを含めるなど、日本語にはない発想で相手の理解や納得を促していることが分かりました。

今回紹介してきたフレーズは、主にビジネス文書やメールに役立つ実用的なものばかりです。英語のご了承くださいも日本語と同様、決まり文句のように覚えてしまえば大丈夫です。表現のバリエーションを広げるためにも、ぜひ色々なフレーズを実践で使ってみてください!







最初のコメントをしよう

必須