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関係代名詞の主格と目的格を使った作り方と具体的な使い分け

 2018/07/04 英文法
 
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中学校や高校の試験でよく出題される関係代名詞。電子辞書などとの格闘やテストでの苦い記憶も相まってか、不得意とする人もいるでしょう。

しかし、実際にどのように使われるのかを理解すれば、関係代名詞はネイティブっぽく英語を使うための便利なテクニックに早変わり!

今回の記事では関係代名詞が英語ではどのような役割をもっているのか、ネイティブは関係代名詞をどのように使うのかを紹介します。

また、よく使われる関係代名詞にはどんなものがあるのかも一緒にみていきましょう。

関係代名詞の機能は説明を付け加えること!


英文法について学習しているとよく耳にすることですが、英語の文は一番最初に最も重要なことを述べて、その後に詳細な説明を加えていきます。

そのため英語は説明の言語と呼ばれることもあります。

例えば次のように自己紹介をするとしましょう。

Hello, I am Taro.
I am a Japanese.
I am studying English.

一般的にはこれで問題ありませんが、どうせならもう少しネイティブっぽく、かっこよく話したいですよね。

こういった文をかっこよくするための手段のひとつが関係代名詞!関係代名詞を使って文をつなげることで、より自然な英文を作ることができるのです。

上の例を使うなら、次のようになります。

Hello, I am Taro, a Japanese who is studying English.

このように、関係代名詞で2つ以上の文をくっつけるのはわかりやすい使い方ですが、英語圏の人が実際にこんな風に話すのか、というと実はそうでもありません。

それぞれ、その人の話すスタイルによって異なります。

日本でも日本語を短文で句切って簡潔に話す人や、質問を織り交ぜて話す人、色々な事を一度に説明しようとする人もいますよね。関係代名詞はこの一度で色々な事を言おうとするのと同じです。

使いすぎると英文が無駄に長くなってしまったり、何を言いたいのかがわかりづらくなってしまうため、不慣れなうちは素直に短い文章を重ねるほうが自然に表現することができるでしょう。

関係代名詞ってどうやって使うの?

関係代名詞の使い方は、大きく分けて2種類あります。

1つ目は2つ以上の文章をつなげる方法。そしてもう1つは文の中に出てきた名詞にちょっとした説明を付け加える方法です。

関係代名詞で文をつなげる

さっそく、例文を使って見てみましょう。

Do you know any good doctors in Azabu-Juban?
麻布十番でいいお医者さんを知らない?

I know a good doctor. He explains every detail of the treatment.
とてもいいお医者さんを知っているよ。彼は治療の細かいところまでちゃんと説明してくれるよ。

この回答でも特に問題はないのですが、せっかくなので関係代名詞を使って1つの文にまとめてみましょう。

2つの文を1つにまとめる時は、まず両方の文で共通するものを探します。今回は1つ目の文のdoctorheが共通していますね。

この場合、後ろの文のhe(人)関係代名詞のwhoに置き換えて

I know a good doctor who explains every detail of the treatment.
治療の細かいところまでちゃんと説明してくれる、いいお医者さん知っているよ。

と書き換えることができます。

Do you know any good restaurants for a date?
デートにぴったりのレストランを知りませんか?

There’s a restaurant in Azabu-Juban. The restaurant has a very romantic atmosphere.
麻布十番にレストランがあるよ。そのレストランはとてもロマンチックな雰囲気です。

この回答文も関係代名詞を使って書き直して見ましょう。

今回の共通部分はとてもわかりやすいですね。

a restaurant=the restaurantなので、モノを表す関係代名詞のthatが使えます。

There’s a restaurant in Azabu-Juban that has a very romantic atmosphere.
すごくロマンチックな雰囲気のレストランが麻布十番にありますよ。

この2つ目のような2つの文をつなげる関係代名詞の使い方は比較的わかりやすいです。

また、文章を書く際に細切れの文を並べたくない、という場合によく使われるので、メールや手紙を書くときにも使うことができます。

関係代名詞で情報を付け足す

何かについて話しているときに、ちょっとした情報を付け足したくなることってありますよね。

My mother, who is turning to 50 years old this year, really likes rice crackers.
私のお母さん、今年で50歳になるのだけれど、お煎餅が大好きなの。

この文章は次の2つの文を1つにまとめたものです。

My mother really likes rice crackers.
私のお母さんはお煎餅が大好きです。

She is turning to 50 years old this year.
彼女は今年50歳になります。

文法的に見ると、my mother=sheなので人を表すwhosheを置き換えています。

2つに分けた文章も間違いではありません。

ですがお煎餅が好きなお母さんの話をした後に、お母さんの年齢の話をするというのは、会話の流れとしてはちょっと不自然ですよね。

お母さんの話をしていて、そのときふっと年齢のことを思い出したから付け足したという感じです。

Kent Reagan, who used to be a school teacher, has just returned.
以前教師をしていたケント・レーガンが戻ってきました。

こちらの文も分解してみると次の

Kent Reagan has just returned.
ケント・レーガンが戻ってきました。
He used to be a school teacher.
彼は以前教師をしていました。

このパターンでも、話題の中心であるケント・レーガンが以前教師をしていたことを話の途中で思い出した、もしくは話し相手がケント・レーガンについてよく知らないかもしれないと思い至って付け加えた、というイメージです。

そのため使用頻度はあまり多くありません。ひとつの文の中でいくつもいくつも情報を付け足していると話の内容がごちゃごちゃしてしまい、結局何が言いたかったのか自分自身でもわからなくなってしまいがちです。

なので、関係代名詞を使った情報の付け足しは、必要最低限に抑えるようにしましょう。

関係代名詞の種類とそれぞれの使い方

関係代名詞の種類は、基本的にthatwhから始まる疑問詞すべてです。

ただその全部が日常的に使われるわけではありません。

今回はその中からよく使われるthat, which, who/whom, whereの5つについて、詳しく見ていきましょう。

モノ・コトを表すthat

thatは置き換える対象がモノや出来事の場合に使います。

The cat that is on the wall is mine.
壁の上を歩いているあのネコは私の飼い猫です。

We went to the company party that has invited all the employees.
私たちは従業員全員を招待した会社のパーティに行きました。

モノ・コトを表すwhich

whichはthatとほぼ同じように使えますが、主にモノを示す場合に使います。

I drunk a bottle of wine which was very sweet and tasty.
私はとても甘くて美味しいワインを1本飲みました。

Do you know about the car accident which stopped the traffic this morning?
今朝渋滞を起こした交通事故について知っているかい?

ヒトを表すwho/whom

whowhomヒトを示す単語と置き換えられる関係代名詞で、基本的にwhoを使います。

I saw the police officer who had helped me the other day.
この前私を助けてくれた警官を見かけました。

He is the man who/whom I met in the library last weekend.
彼は私が先週末図書館で会った男性です。

whomを使うのは、関係代名詞を目的語として使う場合に限られます。

ただ、whomはどちらかというと話し言葉よりも書き言葉であるため、日常会話ではあまり使われません。

場所を示すwhere

whereは、場所を示したい場合に使える関係代名詞です。

Do you remember the beach where we used to go swimming during summer?
私達が夏に泳ぎに行っていたあのビーチを覚えてる?

This is the place where the accident happened 10 years ago.
ここが10年前にあの事故が起きた場所です。

主格と目的格を使った関係代名詞の作り方

関係代名詞の作り方を見ていきましょう。関係代名詞は、「先行詞+関係代名詞+説明文」という語順になります。

先行詞とは、関係代名詞により2つの文章を繋いだ際に対象となる単語を示します。少し分かりづらいかもしれませんが、先行詞のほとんどは、人/モノ/コトを表す「名詞」名詞を言い換えた「代名詞」です。

一例として、名詞pen(ペン)やschool(学校)などの対象の物、Kenなどの人物名、Tokyo(東京)などの地名が名詞です。

代名詞には主格・所有格・目的格の3種類ありますが、今回は代名詞には3種類あるのだと頭の片隅に置いておく程度で大丈夫です。

なお、ほとんどの場合は関係代名詞の直前の単語が先行詞となります。

関係代名詞には主格と目的格があります。そして関係代名詞を作る際にはこのどちらを使うか判断する必要があります。

主格とは、文法で主語を表す格のことです。目的格とは、「~を、~に、~と」のような動詞・前置詞の目的語として使われる格のことです。

以下2つの例文を使って日本語を英語に直す手順を説明します。

「わたしはサックスを上手に弾ける少女を知っています」
「彼は皆が知っているサッカー選手です」

手順1:関係代名詞が含まれる部分を探し、英語順(先行詞+関係代名詞+説明文)に直す

サックスを上手に弾ける少女→少女*サックスを上手に弾ける
※「少女」が先行詞、「*」の部分に関係代名詞が入ります。

「みんなが知っているサッカー選手」→「サッカー選手*皆が知っている」
※「サッカー選手」が先行詞、「*」の部分に関係代名詞が入ります。

手順2:「*」以外を英語に直す

「少女*サックスを上手に弾ける」→「a girl*can play the sax well
「サッカー選手*皆が知っている」→「a soccer player*everyone knows

手順3:関係代名詞を決定する

a girl*can play the sax well
→「*」の後はいきなり動詞から始まっています。

つまり「先行詞(a girl)」が「can play the sax well」の主語になっています。よって、これは「主格」の関係代名詞です。

主格の関係代名詞で、先行詞が人の場合は「whoかthat」物の場合は「whichかthat」を使います。今回は先行詞が人なので「whoかthat」を使いましょう。下記のように組み立てます。

A girl who/that can play the sax well.

「a soccer player*everyone knows」
→「*」の後は「主語+動詞」の形になっています。

つまり「先行詞(a soccer player)」が「everyone knows」の目的語になっています。よって、これは「目的格」の関係代名詞です。

目的格の関係代名詞で先行詞が人の場合はthat(whom,whoが使われることもある)」、物の場合はwhichかthat」を使います。今回は先行詞が人なので「that」を使います。

目的格の関係代名詞は省略することができます。下記のように組み立てます。

A soccer player (that) everyone knows.

手順4:文の中に関係代名詞の部分を入れる

「I know ….」「He is ….」の「…」の部分に関係代名詞のかたまりを入れます。

解答:I know a girl who/that can play the sax well.

解答:He is a soccer player (that) everyone knows.

英語で一番重要なのは基本の文章!


英語の教科書やテキストでいろいろな文法を勉強していると、すべての文法を活用しなければならないと思ってしまいがちです。

しかし、実際の英会話やビジネスの場では現在形、過去形、未来形、そしてそれぞれの進行形を使ったシンプルな文章が多く出現します。

話す内容に合わせて正しい時制と冠詞の使い分けができれば、難しい文法は使わなくてもまったく問題ないのです。

関係代名詞や他の時制、文法は、上手く使えるとネイティブっぽく聞こえたり会話の表現に幅が出たりと便利です。しかし、絶対にマスターしなければならないというものではありません。

実際、ネイティブが話している内容はほとんどがシンプルな文章です。

はっきり言ってしまえば、いろいろな時制や関係代名詞を駆使した長い文章は、わかりづらい上に話の趣旨がぼやけてしまうため、外国人にはむしろ嫌がられてしまいます。

また、間違った文法の使い方をしてしまえば、どんなにがんばって話したり書いたりした内容でも相手に言いたいことが伝わりません。

結局は単純な文章で説明し直すということにもなりかねませんのでご注意ください。

~番外編①~接続詞のthatと関係代名詞thatは違う

ここでは関係詞that接続詞thatの見分け方について学習していきます。関係詞も接続詞も、どちらともthatを使います。

もしwhichwhose, whoなどが使われていればこれらは関係詞とすぐに分かります。しかし、thatが使われていた場合は気をつけなければなりません。

下の例文を見てみましょう。


I like his idea that we will revise the budget for the year 2014.
私は、2014年度の予算を見直すべきだという彼のアイディアを気に入った。


I like his idea and products that he suggested to us yesterday.
私は、彼が昨日私たちに勧めてくれたアイディアと商品を気に入った。

 

①は接続詞であり、いわゆるthat節と呼ばれるものです。これは同格名詞節と呼ばれます。「彼のアイディアがどのようなものか」をwe以降で説明していて、文章が完成しています。

his idea=we will revise the budget for the year 2014.

② のthatは関係詞となります。suggestは他動詞であり、直後に目的語が必要です。

しかし、上の文ではそれがありません(to usは目的語ではありません)。そのため、「これは関係詞である」と見分けることができます。

つまり、that以下の文章が完成されているかをみれば関係詞か接続詞かを見分けることができます。

~番外編②~句と節の違い

名詞句・副詞句・形容詞節など句や節の違いに疑問を抱いたことはありませんか?

「句」も「節」も2語以上の単語のかたまりを指します。掘り下げて説明すると、以下のような違いがあります。

「句」→ S(主語)+V(動詞)がないもの
「節」→ S(主語)+V(動詞)があるもの

例えば
His house stands on the hill.
彼の家は丘の上に立っている。

上記文は2語以上の単語で構成されていますから「句」か「節」です。けれど、この中にS(主語)+V(動詞)の箇所がありませんね。

したがってこの箇所は「句」ということになります。

以下の文はどうでしょう?
When I came home, she was sleeping.
私が帰宅したとき、彼女は眠っていた。

この文も2語以上なため、「句」か「節」。しかし今度はI(S)came(V)とS+Vがありますね。よって、「節」ということになります。

~番外編③~制限用法と非制限用法

関係代名詞には、「制限用法」と「非制限用法」の2種類があります。

制限用法は、先行詞を形容詞的に修飾します。先行詞の意味をいくつかの種類の中から限定するために使われます。

He is a boy who can speak Chinese.
彼は中国語を話すことができる少年です

この場合、He is a boy.だけでは、複数の少年がいる中でどの少年を指しているかがはっきりしません。

そのため、関係代名詞を用いて「少年」がどのような少年であるかを(「中国語を話すことのできる少年」と)限定します。これを限定用法または制限用法と言います。

He has an aunt who lives in Los Angeles.
彼にはロサンゼルスに住んでいるおばさんがいます

彼には複数おばさんがいる可能性があり、その中でも「ロサンゼルスに住んでいるおばさん」と限定的に修飾しています。

かた、先行詞について補足説明を加えています。この場合は先行詞を制限しないので、非制限用法と呼ばれています。

He is a boy, who can speak Chinese.
彼は少年ですが、中国語を話すことができます

この文章では、彼は少年と述べた上で、関係代名詞を用いてその彼について補足説明をしています。

非制限用法では、文法上、先行詞の後に必ず , (コンマ)を置き「コンマ+関係代名詞」の形をとります。

コンマの後は「そして」や「しかし」などの接続語を補って訳します。

He has an aunt, who lives in Los Angeles.
彼にはおばさんがいて、そのおばさんはロサンゼルスに住んでいます。

おばさんは一人だとし、そのおばさんについての補足説明として「ロサンゼルスに住んでいる」という情報を加えています。

補足として、非制限用法を用いる際には、いくつかの条件があります。

① 先行詞が固有名詞
② 先行詞である名詞が1つ(1人)しかいないと考えられる場合
③ 文脈で先行詞が何かを特定できる場合
④ 先行詞が同じ種類の物を全て指す場合

参考までに覚えておきましょう!

まとめ

今回の記事では関係代名詞の基本的な使い方と、よく使う関係代名詞を紹介しました。

関係代名詞は複数の文章をひとつにまとめたり、ちょっとした情報を付け足したいときには便利な表現テクニックのひとつです。

どんな場面でどんな風に使えるのかを意識して英語圏の人の英文を読めば、実際の使い方がより理解しやすいでしょう。

ただしきちんと理解できていない文法やテクニックを使ったり、もしくは使う所を間違えてしまうと、自分の言いたいことがさっぱり伝わらなくなってしまう、という可能性もあるので気を付けてください。

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Kimura Chizuru

Kimura Chizuru

海外在住、主婦ライター。

趣味は、映画鑑賞と音楽鑑賞。
愛犬と一緒に海外生活を満喫しています。