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英語の分詞構文|混乱しがちな英文法の意味・基本的な用法や書き換え

分詞構文 英語 英文法

英文法のなかでも分詞構文が苦手と感じる人は少なくないようです。特に中学科目では取り上げないことも多いため、高校科目に突然出てきて戸惑ったという人もいるかもしれませんね。
このページでは混乱しがちな分詞構文意味と基本的な用法を解説、あわせて分詞構文を作る書き換え法を紹介します。ぜひ苦手を克服して英語表現の幅を広げてくださいね!

ややこしい英語「分詞構文」とは

分詞構文 英語 英文法

分詞構文とはいったい何でしょう?
いろいろな場面で使えるだけに難しく考えてしまいがちですが、基本を理解すれば日本人の英語力アップの強い味方になってくれます。
まずはややこしい英語、分詞構文の基本をおさえておきましょう。

現在分詞~ingで始まる句+主節の組み合わせ

分詞構文とは、現在分詞~ingで始まる句+主節の組み合わせで、句がメインとなる主節に対して何らかの情報を追加し、修飾するように働く構文のことです。

ここでの重要ワードは句と節です。
この2つをきちんとおさえておけば、現在分詞は理解しやすくなります。
句と節はどちらも複数の単語によって形成されますが、節には主語と述語があり、句にはありません。
また節のなかでも、文章全体の主語+述語を含むものが主節、主節を修飾するものが従属節で、分詞構文は従属節を書き換えて句にして用います。
まずはこのことを理解しておきましょう。

分詞構文の用法には、理由・時・結果・譲歩・条件・付帯状況の6つがあります。
用法ごとの訳し方についてひとつずつ見ていきましょう。

理由を表す場合の訳し方

分詞構文の理由を表す場合の訳し方は、~だったので~だった、です。
理由を表す際にはbecauseなどの接続詞+主語+述語で構成される従属節を用いることが多いですが、この接続詞と主語を省略し、述語に当たる動詞を現在分詞にしたのが分詞構文になります。

時を表す場合の訳し方

時間を表す際にも分詞構文は用いられます。
時を表す場合の訳し方は、~した時~した、です。
この場合も、whenなどの接続詞から始まる従属節が句に書き換えられているということになります。

結果を表す場合の訳し方

分詞構文は結果を表すこともあり、その場合の訳し方は曖昧な表現になることが多いです。文意としては〜した結果〜だったとなりますが、日本語でも結果という言葉は省略されることが多いですよね。
例えば、寝坊した結果として遅刻した場合、寝坊して遅刻したというように、結果と言う言葉を使わないことも珍しくありません。

譲歩を表す場合の訳し方

譲歩を表す場合の訳し方は、〜するけれども〜である、となることが多いです。
句で譲歩しつつ主節では主張する、といった感じですね。
日本語で例を挙げれば、嫌な気持ちはわかるがルールでそう決まっている、といった文章です。嫌な気持ちに歩み寄りを見せてはいるものの、譲るのはそこまでといった感じですね。

条件を表す場合の訳し方

条件を表す場合の訳し方は、仮定法の〜ならば〜であるとなります。
日本語でいえば、真面目に勉強するならばテストでいい点が取れる、といった感じですね。
主節の条件となるのが句というわけです。

付帯状況を表す場合の訳し方

分詞構文は付帯状況を表現する際にも使えます。
付帯状況を表す場合の訳し方は〜しながら〜するとなります。
日本語でいえば、彼は音楽を聴きながら勉強した、といった文章ですね。
この場合の主節は「彼は勉強した」で、句に当たる「音楽を聴きながら」は主節の付帯状況を説明しています。

訳し方はなんとなくでもいい

さまざまな用法を持つ分詞構文ですが、それほど厳格なルールがあるわけではありません。
意味を考えると理由や条件と説明できる場合も、表現自体に違いはなく、訳し方はなんとなくでもいいところがあります。
なぜならいずれの用法も、~して~だった、と訳しても日本語として十分に通じるからです。
確かに用法ごとに下記のような訳し分けはできます。

【分詞構文の訳し方例】
<理由>~するので
<時>~する時
<結果>~した結果
<譲歩>~するけれども
<条件>~ならば
<付帯状況>~しながら

しかし表現自体はすべて、~ing形で始まる句+主節です。つまり英文を見ただけで用法を見分けるのは難しく、推測に頼ることも珍しくないのです。
そんな時はまず~して~だったと訳してみましょう。

例えば、Being so tired, he fell asleep early.という英文の場合、最初にとても疲れていて、彼は早く寝てしまったと訳すわけです。
それから、上記の【分詞構文の訳し方例】の中で当てはまりそうな用法を見つけていきます。
この場合、彼はとても疲れていたので早く寝てしまった、と最初の<理由>でもしっくり来ますね。しかし、とても疲れていた<結果>でも違和感はありません。

つまり、理由とも結果とも断定できない、曖昧な表現ができるのが分詞構文なのです。
そのため曖昧表現が好きな日本人にはとても便利に使えます。用法に合った接続詞を探したり時制を考慮したりする必要がなく、現在分詞を使った句で主節を修飾すればいいわけですからね。

もう1つ例を挙げましょう。
Seeing that book, she remembered her childhood.という英文はどうでしょうか。
最初は、その本を見て、彼女は子どもの頃を思い出したと訳し、用法を考えてみましょう。さてどれが当てはまるでしょう?

その本を見た時、彼女は子どもの頃を思い出したでもしっくり来ますね。
その本を見たのでと理由の用法でも違和感はありません。
その本を見た結果でもおかしくはないでしょう。

つまりこの英文の場合、分詞構文だけで用法を判断するのは困難で、英文和訳の最中にこうした文章が出てくれば、ここで作業はストップしてしまいます。
ですので最初はあまり難しく考えず、分詞構文が出てきたらまず、~して~だったと訳してみましょう。その上で文章全体を見て用法を判断すれば、的確に訳せます。

英文法についてはこちらの記事もおすすめです。

問題で出ても戸惑わない!分詞構文の書き換え・作り方

分詞構文 英語 英文法

それでは実際に分詞構文を作ってみましょう。
試験の問題に出てきても戸惑わない分詞構文の書き換え・作り方を説明します。

副詞節をコンパクトにする

分詞構文の句は、副詞節である従属節をコンパクトにしたものです。
副詞節とは従属節の種類のひとつです。ほかに名詞節、形容詞節があり、従属節は3つに分類されます。

名詞節はthat節のように節自体が名詞のように用いられるもので、形容詞節は形容詞のように名詞を修飾する役割を果たします。そして副詞節は、副詞のように主節にさらなる情報を追加して修飾する働きがあります。
もっともそれが節であるためには、主語と述語を含み、接続詞で主節とつながっている必要があります。

さらに英語には同じ言葉の繰り返しを避ける傾向があり、例えば主節と従属節の主語が同じなら、従属節の主語を省略して言葉の重複を避けることがあります。
主語を省略すれば、主語+述語の形式は保てませんから、副詞節はよりコンパクトになって句に姿を変えるというわけです。分詞構文が、現在分詞~ingで始まる句+主節の組み合わせになっているのはそのためです。

なぜ節を句に変える必要があるのかと疑問に思う方もいるでしょうが、意味がわかるなら省略してしまえの精神が働いているというわけですね。
日本語でも友達とのやりとりでは「りょ」だけで了解の意味だとわかるなんてことがあります。慣用的に省略される表現もあり、外国語学習者泣かせの傾向はどの言語にも見られるところですね。

それでは分詞構文を作る手順を詳しく見ていきましょう。

【1】接続詞を取る

副詞節は接続詞+主語+述語ですから、この構造を意識してひとつずつ置き換えていくと句への書き換えが完成します。
つまり、手順は①接続詞②主語③述語です。

というわけで、まず初めにステップ①として、主節と従属節(副詞節)をつないでいる接続詞を取りましょう。

【2】副詞節の主語=主節の主語なら主語を削除

ステップ②は主語チェックです。
副詞節の主語=主節の主語なら主語を削除しましょう。
注意したいのは、主節の主語が代名詞に置き換えられている場合です。

例えば、When Tom met that dog, he ran away.(トムはその犬に出くわした時、走って逃げ出した)の場合、副詞節の主語はTom、主節の主語はheです。もちろん、Tom=heですから主語は削除できますが、heはあくまで代名詞のため、先行するTomが削除される場合には固有名詞に戻す必要があるというわけです。

では、もし副詞節と主節の主語が違ったら?
分詞構文は作れないのかといえば、そうではありません。
主語が違う場合はそのまま残します。これを独立分詞構文といい、句の頭に主語が残り、現在分詞~ingが続く形となります。

【3】残った動詞を~ingにする

最後のステップで残った動詞を~ingにします。
これで分詞構文は完成です。
こうしてみると意外と簡単ですよね。

be動詞が残った場合…beingは基本省略!

副詞節が現在進行形の場合、動詞はbeとなりますが、beingは基本省略されます。
When he was running in the park,he saw her.(彼が公園を走っている時に彼女を見かけた)という文章の場合、セオリー通りに書き換えれば、Being running in the park, he saw her.です。しかし、beingが省略されるため、Running in the park, he saw her.となります。
being ~ingの形になったらbeingは省略するということです。

受動態でも作り方は同じ!過去分詞が文頭に

受動態でも作り方は同じです。
例えば、Because the building was built a hundred years ago, it needs repair.(そのビルは100年前に建てられたので、修理する必要がある)という英文を分詞構文のセオリー通りに書き換えると、Being built a hundred years ago, the building needs repair.となります。
しかし先述した通り、beingは基本省略されます。
そのため、Built a hundred years ago, the building needs repair.となるわけです。
受動態の場合はbeingが省略されるため、過去分詞-ed形が文頭に来ると覚えておきましょう。

分詞構文の例文

最後に分詞構文の例文をご紹介します。
例文を参考に実際の使い方をマスターしてくださいね。

1.一度人前で歌えば、あなたは人気者になれるだろう。
Singing in front of many people one time, you’ll get to be popular.

この例文では主節にwillが使われています。未来の話であれば、句は仮定を表していると推測できます。つまり省略されている接続詞は条件節を導くifと考えられ、分詞構文は条件の用法と判断できるのです。

one timeは1度、1回という意味で、onceともいいます。popularは人気のある、評判が良いという意味です。カタカナ表記のポピュラーは一般的、大衆的といった意味合いで使われることが多い単語ですね。英語にも同様の意味はありますが、人気があるといった意味でも使われます。

2.自転車を持っていないので、彼は高校までバスに乗らなければならない。
Not having a bicycle, he has to take a bus to high-school.

否定の分詞構文ですね。副詞節が否定文の場合、例文のように現在分詞~ingの前に否定のnotを置きます。
自転車がないので家から高校までバスに乗らなければならないわけですから、理由の用法ですね。

take a busはバスに乗るです。乗るというとrideを思い浮かべる方もいるかもしれませんね。両者のニュアンスは若干異なり、takeには取る、持っていくという意味があるように移動の手段としてバスを利用するイメージがあります。しかし、rideはバスに乗って運ばれる、移動する状態が意識されるイメージです。乗り物に乗るという場合、もっともよく使われるのはtakeです。

3.残業しているとき、自分が今日何も食べていないことに気づいた。
Working overtime, I noticed that I haven’t eaten anything today.

~しているときと訳されていることからもわかる通り、時の用法の例文ですね。
何も食べていないだけであれば、残業が理由とも残業の結果とも考えられますが、主節の動詞はnotice(気づく)です。残業が理由で気づいたのではなく、また残業の結果気づいたわけでもありません。判断がつかない曖昧表現もできる分詞構文ですが、この例文では時の用法と判断できます。

今日は一日何も食べていないわけですから、時間経過を意識した現在完了形have+過去分詞が使われていますね。何も食べていないはnotを用いず、eat nothingということもできます。work overtimeは残業するです。時間をオーバーして働くということです。

4.ミドリは声を立てずに泣きながら夕食を作った。
Midori made dinner weeping silently.

こちらの例文では句が文末に来ています。副詞節を書き換えた現在分詞~ingから始まる句は副詞同様、置く場所は比較的自由で、文頭でも文末でもOKです。

ただし置く位置によっては、句が何を修飾しているかがわかりにくいこともあります。
従属節には名詞節・形容詞節・副詞節の3種類があると説明しましたが、コンパクト化した句も同様に、名詞句・形容詞句・副詞句があり、使い方は節と同じです。

いずれの句も現在進行形~ingから始まっているため、直前に名詞があると形容詞句と間違える可能性もあります。
例文でもweepingの前にdinnerがありますよね。
weepは涙を流す、weep silentlyで声を立てずに静かに泣くという意味なので、もしこれが形容詞句だとすれば、静かに泣くディナーというおかしなことになってしまいます。そのためこの例文では形容詞句ではないと判断できます。
だとすれば、主節全体を修飾する副詞句と考えられますし、当てはまる用法は付帯状況です。

5.彼は財布を落として途方に暮れている。
Having lost his wallet, he is at a loss.

完了形のhave+過去分詞を使った分詞構文です。過去に財布を落とし、その状態が今も続いていることがわかります。落としたために途方に暮れているわけですから、結果と推測できますね。
be at a lossは途方に暮れるという意味です。lossは喪失、損失という意味で、カタカナ表記のロスは日本語でもよく使いますよね。

6.疲れていたけれど、彼はゲームをし続けた。
Being tired, he continued to play the game.

こちらの例文は用法の判断がしやすいかもしれませんね。疲れていることとゲームを継続することは相反する内容ですから、譲歩と推測できます。
beingは基本省略と先述しましたが、この例文では残っています。これは省略すると動詞に当たる部分がなくなってしまうためです。tiredは確かにtireの過去分詞でもありますが、形容詞としても用いられます。この場合は形容詞として使われていると見なしてbeingを残したと考えられます。

英会話に必要な最低限の文法をマスターしたいという方はこちら。

まとめ

分詞構文 英語 英文法

高校英語文法で分詞構文に苦労したという人たちは多いかもしれませんね。
授業中、文法のテキストや和英辞典や英和辞典などの辞書にいっぱい下線を引いたものの、なぜ引いたかわからないなんて経験をした方もいるのではないでしょうか。先生に質問しようにも、わからないところがわからないというのも文法勉強あるあるかもしれません。

確かに分詞構文では接続詞や主語が省略されるため、意味を判断する手がかりは少なくなってしまいます。しかし用法と書き換えの手順がわかれば全体像を把握しやすくなるので、この機会にぜひ基本を覚えてしまいましょう。

文法を勉強していると聞き慣れない用語ばかりが並ぶことが多く、それだけで苦手意識が先立ってしまいますが、文法攻略のポイントは要するに何かという点を明らかにしていくことです。
例えば句と節の違いがわかれば、従属節を句に書き換えることができ、分詞構文を作れます。

英語学習は苦労しなければならないわけではありません。難解な専門用語もより簡単に言い換えて、要するに何かを理解することでハードルを低くできるはずです。
自分が何を理解できていないかを知るには、より多くの英文に触れてみるのがおすすめです。流し読みでもいいので次々と英文に目を通してみて、意味がわからない部分をピックアップしていけば、同じ表現でつまづいていることに気づくことも多いものです。
自分の苦手を見つけ、1つずつ攻略していけば、英文法も恐れることはありません。
文法理解は英語力アップの近道でもありますから、YouTubeの無料動画などいろいろな英文法解説を参考にしながら食わず嫌いせずに取り組んでみてくださいね。







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4件のコメントがあります

  1. クノ ヒロユキ

    分詞構文の例文3についての疑問
    3.Working overtime, I noticed that I haven’t eaten anything today.
    これはおかしな文です。文法的にアウト。ただ、分詞構文の方をちょoっと変えて、
    It was about 2 hours ago. Hearing my stomach growl, I noticed that I haven’t eaten anything today.(2時間ほど前、お腹がグーグー鳴るのを聞いて、きょうまだ何も食べていないことに気がついた。)なら文法的に問題のない例文になると思います。
     一方、分詞の部分がこのまま “Working overtime” だと、これはどう考えても “today” じゃない日に書かれた文になってしまうからです。上述の通り、「きょうはまだ何も食ってないことに気がついた」というのは確かに「きょう」言いそうです。しかし、もしそれを「きょう」言っているのなら、ふつう、「残業していてさぁ」なんて一言は加えませんね。ただし、次のようにすれば、”Working overtime” も可能です。
    Working overtime, it just dawned on me and I said to myself, “I haven’t eaten anything today.”(残業していたら、ふと気がついて、こう独り言を言った。「おれ、きょうまだ何も食べてないや。」)
    でも、そういう文脈なら、Working overtime, I noticed that I hadn’t eaten anything that day. (残業していたら、その日おれはまだ何も食べてないってことに気がついた。」)
    と書いた方が文法的にしっくりいく形だと思います。 
    [参考]過去時制の動詞でも、現在時制の名詞節を目的語に取れる例:
    a. I knew you still love Tomoko. あまえが今でもトモコのことを愛しているって、おれにはわかってたぜ。(「おまえ」がいまだにトモコとのことを愛しているという事実をたった今「おまえ」から聞かされた。その事実は過去の時点でも、この発言の時点でも変わっていないから、I knew をつけても変わらない loved にする必要はない。個別時点での真理。)
    b. Tomoko knew Mr. Sato is her dad. トモコは佐藤さんが自分の父親だってことを知っていた。(トモコが生まれてからあとも永遠に変わらない個別真理。ただし、佐藤さんかトモコが死んだら、この個別真理も過去の真理になるので、is は使えなくなる。)
    c. He knew the earth moves around the sun. 地球が太陽の周りを回っているということは知っていた。 (一般的・普遍的真理。何が起こっても、)

    1. eigoplus

      ご質問をいただきありがとうございます。

      Working overtime, I noticed that I haven’t eaten anything today.
      分詞構文が会話文ではあまり使われず、日記のようなニュアンスになるので違和感を持たれたかもしれませんが、こちらの例文は文法的におかしくはありません。

      noticed~haven’tも、noticed~hadn’tはどちらも使え、文法的にも間違いではないです。
      例えると、現在完了形の場合は空腹のままで、過去完了形の場合は何も食べていない状態が既に終わっている、つまり食事してからあの時は空腹だったと言っていることになります。

      この例文をより分かりやすく直すとすると、
      「, 」を取る(コンマは思考がわずかに停止したことを表すので、この場合は不要)
      「anything」を取る(強調で入れなくても問題ない)

      Working overtime I noticed I haven’t eaten today.
      となります。

      引き続き英語ぷらすをよろしくお願いいたします。

  2. tm

    文法書によく載っているような分詞構文については理解したつもりなのですが、慣用表現として書かれているものはどういう風に解釈したらいいでしょうか。

    He looks young considering his age.
    のようなタイプは単にconsidering以下が副詞句として働いているだけで接続詞を用いて書き換えることはできないと考えていいのでしょうか。
    よろしくお願いします。

    1. eigoplus

      ご質問いただきありがとうございます。

      このconsideringは「慣用的分詞構文」と呼ばれています。
      He looks young, considering his age.は
      consideringの後に名詞が来ているので、前置詞としての役割を果たしています。
      (consideringの前は「,」を入れるのが一般的です。)

      もしこの例文を接続詞で言い換えるとしたら
      He looks young if we consider his age.
      となりますが、やや不自然に聞こえますね。

      consideringの場合は「慣用的」と言われているくらいなので、あえて書き換えずに1つの熟語として覚えていただければと思います。
      なおconsideringには従属接続詞としての役割もありますので、参考までに例文を掲載します。

      例:
      彼は未経験にしてはよくやった。
      Considering (that) he has no experience, he did quite well.
      ※ジーニアス英和辞典より

      引き続き英語ぷらすをよろしくお願いいたします。