be to 構文(be to 不定詞)の5つの意味・用法!覚え方や例文

be to 構文

高校英語文法でbe to 不定詞を習い、例題も難しく感じて苦手意識を持っている人は多いかもしれませんが、基本をおさえてしまえば理解のハードルは大きく下げられます。
この記事ではto不定詞の中でもbe to 構文be to 不定詞と呼ばれる英語表現の5つの意味と用法についてご説明します。
覚え方や例文もご紹介しますので是非役立ててくださいね!

be to(do=不定詞)構文の意味・用法は5種類

be to 構文

そもそもbe to 構文はどのような場面で使えるのでしょうか。
beにもtoにも明確に思い描ける具体的なイメージがないだけに意味が推測しづらいところがありますが、おさえておきたいのは、存在を表すbeと方向を表すtoから成る表現であるという点です。何らかの存在が向かう状態についてのスタンスによって用法は異なります。
ちなみに、to不定詞が動詞の原形になることは学生時の英語の授業でおなじみですよね。
それではまず、基本となる5種類の用法とその意味について見ていきましょう。

義務~しなければならない

be to〜の用法の1つに義務があり、~しなければならないと訳されます。対象となる状態をそうあるべきものと考えると義務となるわけですね。似た表現にはshouldhave toがあります。
ですが、be to構文の義務の場合、話し手の意志のみで~しなければならないと言っているわけではなく、周りと比較して、客観的に見て~しなければならないと意見を述べているイメージになります。

予定~することになっている

be to〜には予定を表す用法もあり、~することになっていると訳されることが多いです。
第三者が予定を述べているイメージです。
つまり前もってそのような状態になることが決められているということですね。
be動詞を過去形にして、過去における未来の予定を表すこともできます。

運命~する運命にある

be to〜運命を表す際にも用いることができます。
そうならざるを得ない状態を運命と捉える表現で、特にbe never toという形を取る場合は運命の用法であることが多いです。neverは決して~ではないという意味ですね。

可能~できる

be to〜には可能の用法もあります。状態から可能性を見出す表現で、助動詞canとほぼ同じ意味といっていいでしょう。be able toという表現もありますが、be toだけでも~できるという意味で使えます。

canについておさらいするならこちらの記事もおすすめです。

意図~するつもりである

be to〜は意図を表す際にも使うことができます。~するつもりであるという意味で、未来形だけでなく、~するつもりだったと過去形にして使うこともできます。
意図は、実際に起きるか確実ではないがそうしたい、そうするつもりがあるという、意志・願望を表現します。そのため、意図のbe to 構文if節を使って、その後ろには~するべきだのような強いニュアンスを伴うことが多いです。

be to 不定詞の覚え方は「業界」

be to 不定詞には義務・予定・運命・可能・意図の5種類の用法があります。
それぞれの頭文字をとって業界と覚えましょう。
学校の授業でそう習ったという方もいるかもしれませんね。

be to 不定詞の見分け方はある?

be to 不定詞は用法によって表現が変化するわけではないので、英文一文だけを見て文法的な違いから用法を見分けるというわけにはいきません。
neverが使われている場合は運命であることが多かったり、if節があれば意図であることが多かったりといった傾向は確かにありますが、基本的には前後の文章や会話の流れから判断することになります。
これは日本語で考えてみるとわかりやすいでしょう。
もし相手が今日中には東京に着くと言った場合、タイムスケジュールの話なのか、可能かどうかの話なのか、いろいろ解釈できます。
会話の流れがトラブルもなく今日中に東京に着くということなら予定ですし、トラブルはあったものの何とか今日中に東京に着けるということなら可能だとわかりますよね。
つまり、be to 不定詞の用法は意味で見分けるということになります。
その文章だけでなく、前後の文章もあわせて考える必要があるということです。

よく使うbe toを含む表現

be to 構文

be toはさまざまな単語と組み合わせた慣用句として用いられることも多いです。ここではよく使うbe toを含む表現をご紹介します。

be to blame forの意味

be to blame for~は、~のことで責められるべきであるという意味です。
be toが~すべきという義務で使われており、blameは非難する、咎める、~のせいにするといった意味の他動詞です。

be to blameは文法的には受け身になるはずなのになぜ?

be to blameのフレーズを見て、おや?と思った方もいるかもしれませんね。
blameが非難するという意味なら、非難されるべきという表現は受け身になるはずです。実際、be to be blamedとすべきだと指摘する声もありますし、受動態を使う人もいないわけではありません。ですが、やはり一般的に使われるのはbe to blameの方です。
実はこの表現、文法が整理されて現代の形になる以前から使われていたもので、現代でも昔ながらのbe to blame for~が慣用的に使われ続けているのです。英語は例外が多い言語ですが、be to blameもその1つというわけですね。
そのうち受動態の方が主流になる時代が来るかもしれませんが、今のところはbe to blameの方が自然な表現と見なされているため、文法的な例外としてこのまま覚えてしまった方がいいでしょう。

be likely to doの意味

be likely to do~しそうだという意味です。そうなる可能性があるということですから、可能の用法ですね。likelyはもっともらしい、ありそうなという意味の形容詞です。
He is likely to do it.(彼はやりそうだ)、It is likely to rain.(雨が降りそうだ)といった具合に使えるため、曖昧な表現を好む日本人には便利な言い回しですね。

be not supposed toの意味

be supposed to~は比較的よく使われるフレーズで、義務予定を表す際に用いられる表現です。責任の所在を明らかにしたり、自分の考えや予定を述べたりする際に用いられますが、否定形のbe not supposed toとなると、~してはいけないことになっているという禁止表現となります。supposeは推測する、思うという意味を持つ他動詞です。

be not going to lieの意味

こちらも否定の表現ですね。be not going to lieは直訳すると、嘘をつくつもりはないとなります。つまり、正直に言えばはっきり言ってぶっちゃけというわけです。私を主語にI’m not going to lieという形で使われるため、このまま覚えてしまいましょう。
もしネイティブがメールやチャットでnglと言ってきたら、not going to lieの略語ですから、ぶっちゃけたいんだなあと思ってくださいね。
同じ意味を表すフレーズにto be honestもあります。honestは正直な、素直なという意味の形容詞です。つまり、正直なところというわけです。

be willing toの意味

be willing to~は喜んで~すると訳されることが多いですが、使う場面を選ぶフレーズなので注意が必要です。日本語では~するのをいとわないと訳した方がbe willing toが本来持つニュアンスに近いでしょう。
喜んで~するというとwant to~(~したい)と同じ意味のように思われるかもしれませんが、wantが持つような積極性はbe willing toにはありません。
もしそうしてほしいと求められれば嫌とは言わないという前提が隠れた喜んでなのです。
そのため親友の結婚式や誕生日会に招待された際に使うと、求められれば行くよ的なニュアンスになってしまいます。
積極的に喜んで行くよ!と言いたいなら、be ready to doを使いましょう。直訳すると~する準備はできているという意味で、日本語の喜んで!に近いニュアンスになります。

be careful not toの意味

be careful not to~~しないように気をつけるという意味です。
be carefulだけでも~に気をつけるという意味でよく使われますが、to不定詞の前にnotが入ることで禁止事項に配慮する表現になります。

be toを含む表現とどう違う?

be toにはさまざまな用法があり、似た表現とは異なるニュアンスがあったり、酷似して見えるのに意味が違う表現があったりするため注意が必要です。
ここではbe toを含む表現の違いについて見ていきます。

be going to doとwillの違い

be going to doは予定や意図を表す表現ですが、~することになっている、~するつもりといえばwillを思い浮かべる方も多いでしょう。
確かにどちらも似た場面で用いられることが多いですが、be going to dowillの違いはどこにあるのでしょうか。
両者の違いはその予定があらかじめ決まっていたかどうかにあります。
前もって計画していた予定であればbe going to do、その場の思いつきで語る漠然とした予定であればwillを使います。be going to doの方が予定としてきちんと決まっているわけですね。
明日どうするの?と聞かれてすでに買い物に行く予定があるなら、I am going to go shopping.となりますが、明日の予定を聞かれて買い物にでも行こうかなと思いついたのなら、I will go shopping.となるわけですね。

be used to doingとused to doの違い

とてもよく似ているのに意味が違う紛らわしい表現が英語にはいくつかありますが、be used to doingused to doもその1つでしょう。
一見似ている両者ですが、意味は異なります。
be used to doingは、~に慣れているという意味です。
一方、used to doは、以前~だった、~する習慣があったという意味です。

では、文法的にはどう違うのでしょうか。まず、used to doは、助動詞usedto不定詞が付いた形です。usedを助動詞として使う場合、常にto不定詞を伴います。
では、be used to doingusedも助動詞なのかというとそうではありません。助動詞willで考えると、will beはあってもbe willとはならないように、助動詞の前にbe動詞は来ませんよね。そのためbe used to doingusedは助動詞ではないことがわかります。
では、このusedは何なのかというと形容詞です。形容詞だからbe動詞の後に続いているわけです。形容詞usedには~に慣れてという意味があります。この~の部分を前置詞to+動名詞で説明しているわけです。
また、be動詞の代わりにgetがくることもあり、get used to doingで~に慣れるとなります。beだとすでに慣れている状態を表し、getだと慣れたという変化を表しているわけですね。

丸暗記するとbeがいるのかいらないのか、doingなのかdoなのか混乱してしまうこともありますが、文法を理解しておけば、正しい方を選べます。面倒でも一度きちんと品詞のルールはおさえておいてくださいね。

英語の基本品詞についてはこちらの記事で取り上げています。

be to doの例文

be to 構文

最後にbe to do例文をご紹介します。さまざまな用法があって混同してしまいがちですが、状況をイメージしやすい例文を覚えておくことで使い方がわかってくると思います。使える身近な表現から覚えていきましょう。

1.来年のテニスの全国大会は大阪で開催されることになっています。
The next year’s national tennis championship is to take place in Osaka.

予定を表すbe to 構文です。take placeは行事などが開催されるという意味です。be to+take placeで開催予定だというわけですね。
行事の開催日程などの決定事項を表す際に使える表現です。

2.サザエが1つも食べられなかった。
Not a turban shell was to be eaten.

こちらの例文では可能を表すbe to 構文が使われています。toの次に再びbeがあるのはto以降に受動態が続いているためです。be動詞+過去分詞となっていますね。eateneatの過去分詞で、be to be eatenで食べられるというわけです。
turban shellはサザエです。turbanは頭に巻くターバン、shellは貝です。確かにサザエはターバンに似ているかもしれないですね。

3.あなたは会議に参加すべきだ。
You are to participate in the conference.

義務を表すbe to doが使われています。participateは参加する、関係するという意味の自動詞です。~に参加するという場合はparticipate in~となります。ビジネスシーンでは使う機会が多い表現なので覚えてしまいましょう。
conferenceは会議です。カタカナ表記のカンファレンスは日本語でも使われるようになってきたので見聞きしたことがある方もいるかもしれませんね。

4.もしもあなたが世界一周の旅に行くつもりなら、お金を貯めるべきです。
If you are to travel around the world, you should save money.

意図を表すbe to doを用いた例文です。be to travelで旅行するつもりというわけですね。
if節で使われるbe to 構文は意図を表していることが多いです。もしあなたが~するつもりならば、というお決まりのフレーズですね。
save moneyはお金を貯めるです。saveはセーブですね。日本語だと守る、節約するといった意味で使われることが多いですが、英語では貯蓄するという場合にも使えます。

5.私は二度と生みの母に会うことはなかった。
I was never to meet my birth mother again.

neverを伴うbe to 構文は運命を表していることが多く、二度と~しない運命だったという意味で使われます。neverはbe動詞の後ろに置かれるため、be never toというフレーズが出てきたら、運命の用法である可能性が高いです。
生みの母はbirth motherです。バースデーのbirthですね。ちなみに育ての母はadoptive motherといいます。adoptiveは養子関係のという意味です。両親の離婚後に父親の再婚相手となる継母はstepmother、自分の配偶者の母親である義母はmother-in-lawといいます。

まとめ

be to 構文

be to不定詞は高校科目で習ったと思いますが、用法が多い上に単語から意味を推測することが難しいため、使いこなすのはかなり大変です。しかしbetoだけで多様な表現パターンが実現できる便利なフレーズですから、この機会に覚えてしまいましょう。

be to不定詞は教科書や参考書ではなかなか基本イメージが掴みづらいと思いますが、先述した通り、存在を表すbeと方向を表すtoの組み合わせです。何らかの存在がto doの状態へ向かうのだと考えると理解しやすいかもしれません。
その状態がなるべき状態なら義務や予定となりますし、定められたものと捉えれば運命となります。状態から可能性や意図を推測することもできます。
基本構造はS be to Vと覚えてしまいましょう。Sは主語、Vは述語です。頭の中に状態を思い描き、用法を限定していくことで正しい意味にたどりつくはずです。

多様な表現を理解するにはやはり語彙力は欠かせません。
学生時代に使っていた英語学習辞書を改めて引いてみるのもいいですが、なかなか勉強の時間が取れないようなら、辞書アプリがおすすめです。スマホがあればいつでもどこでもアクセスでき、ジャンルごとに検索をかけたり、関連辞書のリンク先でより専門的な説明や情報を閲覧できたりもします。検索履歴で自分がよく引く表現も確認できるので、覚えにくい表現を1ページにまとめておけば効率よく復習できるでしょう。
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日常会話のなかでこの日本語は英語で何て言うのかなと思ったら、すぐに辞書を引く習慣をつけましょう。きっと思いがけない発見があるはずです。
新しい出会いを求めて辞書と向き合ってみてくださいね。

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